【2022年カタールへ期待の選手㉓】U-20ワールドカップ回避の悔しさをぶつけるコパアメリカ。残り2戦で攻撃の起点に!/安部裕葵(鹿島アントラーズ/FW)
2019.06.21 08:15 Fri
「(自分が入った後半21分は)ビハインドからの展開で、素早い攻撃をしないといけなかった。でも試合頭から速い攻撃しかなかったので、タメを作らないといけないっていう。ホント、矛盾してるかもしれないけど、そういう頭だったので、タメを作ることと素早く攻撃するってことの両方を、難しいけど頭に置きながら入りました」
U-22世代中心の編成とはいえ、記念すべき国際Aマッチデビューを飾った17日のコパアメリカ初戦・チリ戦(サンパウロ)。安部裕葵(鹿島アントラーズ)は極めて冷静な状態でゲームを全体を俯瞰していた。
この日の日本は前線に上田綺世(法政大学)、2列目に前田大然(松本山雅FC)、久保建英(レアル・マドリー)、中島翔哉(アル・ドゥハイル)というスピードを武器とする選手が数多く陣取ったこともあり、タテに速い攻めに偏った状態になっていた。そのリズムを安部は何とか変えようと試みた。
その思惑よりも、どちらかというとサイドアタッカーのように左コーナー付近までえぐる仕事が多くなったが、安部の意図を久保も理解し、2人のコンビから何度かチャンスが生まれた。「彼らがU-20ワールドカップ(ポーランド)に揃って参戦していたら、韓国ではなく日本が決勝に進んでいたかもしれない」という感想を抱いた人も多かったのではないか。それを誰よりも痛感しているのは安部本人に違いない。だからこそ、今大会に賭けるものは大きいに違いない。チリ戦では惜しくもゴールをこじ開けることはできなかったが、次への可能性を垣間見せたのは確かだ。
20日のウルグアイ戦でも彼ら2人のフレッシュなコンビを見たいところ。ただ、前田と原輝綺(サガン鳥栖)の負傷欠場によって、4バックの継続自体が微妙になっている。4バックの場合は2列目が3枚あるため、安部と久保の併用の道が大きく開けるが、3バックだと前線は1トップ・2シャドウになり、アタッカーの枚数が1枚減る。こういった状況はあるにしても、安部はチリ戦よりも出場時間が長くなるのは間違いないだろう。
ウルグアイの守備陣はご存知の通り、長友佑都(ガラタサライ)の同僚であるGKムスレラが最後尾に陣取り、センターバックにヒメネスとゴディンとアトレティコ・マドリーコンビが並ぶ。右サイドバックはカセレス(ユベントス)、左サイドバックはラクサール(ACミラン)といずれも百戦錬磨の猛者ばかりだ。2006年から指揮を執る名将・タバレス監督の堅守速攻スタイルはすでに浸透していて、守備のオートマティズムは南米随一と言っていい。それを安部が個の力だけで攻略するのは容易ではない。組織的な崩しが要求されてくるのだ。
2列目要員には久保、中島、三好康児(横浜F・マリノス)、伊藤達哉(ハンブルガーSV)と個性豊かな技巧派タレントが揃っているだけに、安部が入った場合は彼らを巧みに使いながら変化をつけていくことが求められる。冒頭のコメント通り、チームの流れとは反対のプレーが必要だと感じ、それをピッチで実行に移せる冷静沈着なアタッカーであれば、難敵に対しても十分向かっていけるはず。彼の非凡な創造性が今こそ発揮されるべき時だ。
「コパ・アメリカはメディアの数、見ている人の数だったり、国を背負って戦う責任、プレッシャーが違うだけで、自分がプレーする内容や質は練習から一緒。それにウルグアイのアウェー状態になったとしても、僕はACL決勝のアウェーのイランを経験しているんで、あれを超えることはないですね。ブラジルが相手ならあれ並みになるかもしれないけど、全然大丈夫です」
こう語気を強めたように、どんな大舞台でも恐ろしいほどの冷静さを貫けるのが、常勝軍団・鹿島でエースナンバー10をつける20歳の若武者だ。今季は鹿島で白崎凌兵や中村充孝らと激しいポジション争いを強いられ、ベンチを温めることが多くなっているが、この苦境を打破するためにも、コパ・アメリカで確固たる自信を取り戻したいところ。
そういう意味でも今回のウルグアイ戦は最高の試金石と言っていい。FIFAランキング8位という世界的強豪国に何らかのインパクトを残せれば、彼自身の前々からの希望である欧州移籍の道も開けるかもしれない。さらに24日にはグループ最終戦・エクアドル戦(ベロオリゾンテ)も残されている。こうした残されたチャンスを生かして、大きな成果を手にすべく、日本のファンタジスタにはブラジルの地で思う存分、躍動してほしいものだ。
U-22世代中心の編成とはいえ、記念すべき国際Aマッチデビューを飾った17日のコパアメリカ初戦・チリ戦(サンパウロ)。安部裕葵(鹿島アントラーズ)は極めて冷静な状態でゲームを全体を俯瞰していた。
この日の日本は前線に上田綺世(法政大学)、2列目に前田大然(松本山雅FC)、久保建英(レアル・マドリー)、中島翔哉(アル・ドゥハイル)というスピードを武器とする選手が数多く陣取ったこともあり、タテに速い攻めに偏った状態になっていた。そのリズムを安部は何とか変えようと試みた。
20日のウルグアイ戦でも彼ら2人のフレッシュなコンビを見たいところ。ただ、前田と原輝綺(サガン鳥栖)の負傷欠場によって、4バックの継続自体が微妙になっている。4バックの場合は2列目が3枚あるため、安部と久保の併用の道が大きく開けるが、3バックだと前線は1トップ・2シャドウになり、アタッカーの枚数が1枚減る。こういった状況はあるにしても、安部はチリ戦よりも出場時間が長くなるのは間違いないだろう。
「僕はいつも試合前にどういうプレーをするかっていうのは何も考えないんで。試合には行って流れを見つつ、自分がやるべきことを試合の中で考えるタイプなんで。ただ、ウルグアイは昨年10月のキリンチャレンジカップ(埼玉)の時よりは強い。そう思って取り組めばいいんじゃないかと思います」と本人は状況を見ながら臨機応変に攻めを組み立てていく考えだ。
ウルグアイの守備陣はご存知の通り、長友佑都(ガラタサライ)の同僚であるGKムスレラが最後尾に陣取り、センターバックにヒメネスとゴディンとアトレティコ・マドリーコンビが並ぶ。右サイドバックはカセレス(ユベントス)、左サイドバックはラクサール(ACミラン)といずれも百戦錬磨の猛者ばかりだ。2006年から指揮を執る名将・タバレス監督の堅守速攻スタイルはすでに浸透していて、守備のオートマティズムは南米随一と言っていい。それを安部が個の力だけで攻略するのは容易ではない。組織的な崩しが要求されてくるのだ。
2列目要員には久保、中島、三好康児(横浜F・マリノス)、伊藤達哉(ハンブルガーSV)と個性豊かな技巧派タレントが揃っているだけに、安部が入った場合は彼らを巧みに使いながら変化をつけていくことが求められる。冒頭のコメント通り、チームの流れとは反対のプレーが必要だと感じ、それをピッチで実行に移せる冷静沈着なアタッカーであれば、難敵に対しても十分向かっていけるはず。彼の非凡な創造性が今こそ発揮されるべき時だ。
「コパ・アメリカはメディアの数、見ている人の数だったり、国を背負って戦う責任、プレッシャーが違うだけで、自分がプレーする内容や質は練習から一緒。それにウルグアイのアウェー状態になったとしても、僕はACL決勝のアウェーのイランを経験しているんで、あれを超えることはないですね。ブラジルが相手ならあれ並みになるかもしれないけど、全然大丈夫です」
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そういう意味でも今回のウルグアイ戦は最高の試金石と言っていい。FIFAランキング8位という世界的強豪国に何らかのインパクトを残せれば、彼自身の前々からの希望である欧州移籍の道も開けるかもしれない。さらに24日にはグループ最終戦・エクアドル戦(ベロオリゾンテ)も残されている。こうした残されたチャンスを生かして、大きな成果を手にすべく、日本のファンタジスタにはブラジルの地で思う存分、躍動してほしいものだ。
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鹿島アントラーズは3日、韓国代表DFチョン・スンヒョン(25)が蔚山現代、MF中村充孝(29)がモンテディオ山形、FW金森健志(25)がサガン鳥栖へ完全移籍することを発表した。また、すでに契約満了が発表されているGK川俣慎一郎(30)が東京都1部リーグの南葛SCに加入することも併せて伝えている。 チョン・スンヒョンは蔚山現代でプロキャリアをスタート。2017年6月にサガン鳥栖に完全移籍し、2018年7月に鹿島入りした。今シーズンはケガなどもあり、明治安田生命J1リーグで13試合の出場に留まった。 中村は2013年に京都サンガF.C.から鹿島入り。今シーズンはJ1リーグで5試合1得点の数字に留まっている。 金森は2017年にアビスパ福岡から鹿島に完全移籍。今夏にはサガン鳥栖へ期限付き移籍し、以降、J1リーグ14試合に出場した。 ◆チョン・スンヒョン 「鹿島アントラーズから蔚山現代に移籍することになりました。昨シーズン途中からチームに加わり、これまで調子が良い時も、悪い時もありましたが、常にアントラーズのために、戦うことができて幸せでした。素晴らしい選手たちとスタッフの皆さんには、感謝の気持ちを伝えたいです。そして、いつも最高の応援を送っていただいたサポーターの方々には、感謝の言葉を送りたいです。ありがとうございました。韓国に戻りますが、いつまでもアントラーズを応援していますし、私自身も今よりもっと成長し、アントラーズとの対戦を楽しみにしています。今まで本当にありがとうございました」 ◆中村充孝 《鹿島アントラーズ》 「7年間在籍した中で、サッカー選手、人間として、すごく成長させていただくことができました。今回、もっと成長するために移籍を決めました。今まで手助けしていただいたサポーター、チームスタッフ、チームメイト、地域の皆様、応援していただいた全ての方々、本当にありがとうございました」 《モンテディオ山形》 「モンテディオ山形でプレー出来ることを、嬉しく思います。チームの1番の目標を達成するため、そしてピッチ内外で愛されるよう、チームのために選手、スタッフと共に頑張ります。応援、よろしくお願いします」 ◆金森健志 《鹿島アントラーズ》 「鹿島アントラーズには2年半、選手として本当に学ぶことが多かった濃い時間でした。人生初のタイトルを取れたことはなんとも言えない嬉しさでした。アントラーズで学んだことを今後のサッカー人生に活かしていきます。本当にありがとうございました!」 《サガン鳥栖》 「今日から本当のサガン戦士です! サガン鳥栖で必ずタイトル、優勝して、皆さんと笑って喜べるように、このチームを引っ張っていく選手になります! 17の誇りを胸に!熱いプレーに期待してください」 ◆川俣慎一郎 《鹿島アントラーズ》 「この度、南葛SCに移籍することになりました。アントラーズで経験させてもらったこと、感じたことを南葛で表現し、チームの勝利に貢献したいと思いますので、引き続き応援していただければ幸いです。今までありがとうございました!」 《南葛SC》 「このたび、鹿島アントラーズから加入することになりました川俣慎一郎です。鹿島での経験を生かし、チームの関東2部、1部、JFL、Jリーグ昇格に貢献できるよう、日々勝利にこだわってプレーしていきたいと思います。南葛SCにとって、若林源三くん以上の存在になれるよう頑張りますので応援よろしくお願いいたします!」 2020.01.03 11:25 Fri4
“サッカーの神様”と呼ばれたジーコ、W杯での輝きと苦しみ
サッカー界に数多く存在してきたスター選手。その中でも、異名を持つ選手はそこまで多くない。 際たるものは"サッカーの王様"と呼ばれたキング・ペレ。ブラジルの英雄であり、ワールドカップ(W杯)で3度も優勝を経験しているレジェンド中のレジェンドだ。そして、そのペレにも例えられ"白いペレ"と呼ばれ、"サッカーの神様"として知られているのが、ジーコだ。 日本でも住友金属、鹿島アントラーズとプレーし、その後に日本代表監督を務めたことからも、知らない人はいないほどの知名度だろう。サッカー界でも指折りの偉大なレジェンドだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆実力も世界でトップの1人</span> ジーコは愛称であり、本名は「アルトゥール・アントゥネス・コインブラ」、172cmと大きくない身体でありながら、ゴールやパスでチームに貢献した。 18歳でブラジルの名門・フラメンゴでファーストチームに昇格した。元々は体が小さく、線も細かったために、あまり期待はされていなかったが、その才能を高く評価され、体を鍛えることでチャンスを手にした。 フラメンゴでは12年プレーし4度のリーグ優勝を経験。その後ウディネーゼに移籍しセリエAでプレー。フラメンゴに戻ると、38歳で来日。Jリーグ2年目の1994年に41歳で現役を引退した。 クラブチームでも偉大な成績を残し、Jリーグでは初年度の開幕戦で圧巻のハットトリックを記録。これはJリーグ史上初のハットトリックであり、相手の名古屋グランパスには元イングランド代表FWのギャリー・リネカーがいた。リネカーも大きな注目の的となったが、神様の前ではただの脇役になってしまったのだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆ワールドカップでの輝きと挫折</span> そのジーコは、当然ブラジル代表でも輝いた。W杯には1978年、1982年、1986年と3大会連続で出場。残念ながら、ブラジル代表にジュール・リメ杯(W杯のトロフィー)をもたらすことはできなかったが、運のなさもあった。 初めてのW杯となった1978年のアルゼンチン大会。初戦のスウェーデン代表戦では、試合終了間際にCKからゴールを決めたが、取り消しに。シュートを打つ前に笛が吹かれたという、今では考えられない状況で試合が終わることとなった。 ただ、ジーコはあまり出場機会を得られず、さらに大会中に負傷。チームも決勝にたどり着けずに終わっていた。 その4年後の1982年、スペイン大会ではソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾとの「黄金のカルテット」と呼ばれる中盤を形成。巧みなパスワーク、そして圧倒的な攻撃力で優勝候補となっていた。 ジーコも4年前の悔しさを晴らそうと、1次リーグで3ゴールを挙げる活躍。2次リーグもアルゼンチン戦で1ゴール2アシスト、イタリア戦でもアシストを記録したが、チームは敗退。結果は伴わなかったが、この時のブラジル代表のパフォーマンスは世界で称賛され、「ブラジルサッカー史上最も魅了したチーム」とも称えられている。 そして3度目となる1986年のメキシコ大会だったが、今度は大会前にケガ。ヒザを負傷した状態で臨み、チームに貢献できず。"サッカーの神様"に本当の神様は微笑むことはなかった。 <span class="paragraph-subtitle">◆監督としてもW杯では悔しい思い</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/zico20221124_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Image<hr></div> サッカー王国ブラジルにおいても、数多のスター選手の中でトップクラスの評価を受けるジーコ。選手としてW杯では良い思い出はないが、監督としても苦い思いをした。 現役時代の「黄金のカルテット」は、日本代表でも実現。中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一が大きな注目を集めた。 しかし、W杯では稲本や小野はベンチに座ることに。日本代表として個々の能力や特徴が突出した選手が多く集まっていたが、逆に一体感をチームに作り上げることができず、1分け2敗で敗退。監督としても、W杯で結果を残せず、クラブチームはその他の代表戦とは異なり、ジーコにとっては苦い思い出となってしまった。 それでも、ジーコが現役時代に見せた華やかなプレー、そしてクラブチームで残した功績は数知れず。日本でもギリギリでJリーグ入りを果たし、オリジナル10となった鹿島に対し、常勝軍団となるべく改革したのはジーコ本人。それは、今でも"ジーコ・スピリット"として、鹿島の中で生き続けている。"サッカーの神様"と呼ばれる選手は、この先に生まれることはないのかも知れない。 <span class="paragraph-title">【動画】現役時代の“神様”ジーコの輝き、圧巻プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJMSTU2Vm9ZNSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> ブラジル代表で活躍し、Jリーグでも活躍した"サッカーの神様"ジーコが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場! 現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。 <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/5uev4c53" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20221124.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2022.11.24 21:00 Thu5
