チェルシー、8つのタイトルを獲得した元イングランド代表DFケイヒルの退団を発表

2019.06.03 10:25 Mon
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チェルシーは2日、元イングランド代表DFギャリー・ケイヒル(33)の今シーズン限りでの退団を発表した。
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2012年1月、引く手数多の中ボルトンから完全移籍でチェルシーへと加入したケイヒルは、すぐさまチームの守備の要として活躍。加入シーズンにクラブ初となるチャンピオンズリーグ制覇に貢献するなど、多くの試合でチームを救ってきた。ジョン・テリーがチームを去った後はキャプテンにも就任。また、2016-17シーズンに就任したアントニオ・コンテ前監督の下では、3バックシステムにも対応し、新たなプレーの境地を開いていたが、今シーズン就任したマウリツィオ・サッリ監督の下では完全構想外となっていた。
今シーズンはプレミアリーグでわずか2試合、EFLカップで2試合、ヨーロッパリーグで4試合とほとんど出場機会を与えられず。また、ケガではないもののメンバー外になることがほとんどで、チェルシーでのキャリアが終わりに向かっていた。

アストン・ビラの下部組織で育ったケイヒルは、バーンリーやシェフィールド・ユナイテッドへのレンタル移籍を経験。2008年1月にボルトンへと完全移籍すると、ここで大きく飛躍。国内のビッグクラブが獲得に興味を示す中、チェルシーへの移籍を選択した。
チェルシーでは、加入1年目に前述のチャンピオンズリーグ制覇に貢献すると、プレミアリーグで2回、FAカップで2回、EFLカップで1回、ヨーロッパリーグで2回優勝を経験。公式戦通算290試合に出場し25ゴール7アシストを記録していた。

チェルシーはケイヒルへの感謝の言葉として「偉大な選手、偉大なキャプテン、偉大な男。ケイヒルはクラブ中で恋しがられるだろう」と綴り、「彼は大きな夢を抱いて大きなクラブに到着した。おそらくここまで早く、このような規模で夢が実現するとは思っていなかっただろう。チェルシーの伝説から旅立ちます」と締めくくった。

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