昇格アストン・ビラ、“超”潤沢資金をどう使う? 当面は主力確保に尽力か

2019.05.29 15:12 Wed
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4シーズンぶりにプレミアリーグ昇格を果たした古豪アストン・ビラ。新シーズンに向けたプランは既に始まっている。
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アストン・ビラは27日に行われたチャンピオンシップ昇格プレーオフ決勝でダービー・カウンティを下しプレミアリーグ復帰を決めた。90000人の観客を動員したという今回の試合では、そのチケット収益やプレーオフ優勝賞金、さらにプレミア昇格に伴う放映権料など諸々合わせた収入が1億7000万ポンド(約236億円)に上るとあって、アストン・ビラのその使い道が注目されている。イングランドの地元紙『バーミンガム・ライブ』では、クラブはまずノッティンガム・フォレストのFWジョー・ロリー(26)の獲得に動くという。昨年1月にノッティンガム・フォレストに加入した同選手は、両ウイングを主戦場にアタッキングMFもこなす攻撃的な選手で、今季のチャンピオンシップでは46試合に出場し11ゴール11アシストを記録した。アストン・ビラは同選手に1000万ポンド(13億8000万円)の移籍金を準備しているという。
大物選手の獲得も期待されるが、今は現戦力の保持に尽力しているようだ。イギリス『BBC』によれば、今夏で契約が切れる7選手や、ローン組の5選手について協議を重ねているという。

プレーオフ準決勝で見事なPKストップを見せたGKジェッド・スティアー(26)やリーグ戦35試合に出場したMFグレン・ウィーラン(35)、同33試合に出場した右サイドバックのDFアラン・ハットン(34)、センターバックのDFトミー・エルフィック(31)などの契約が今季限りとなっている。
また、リーグ戦25得点を挙げたチェルシーからレンタル中のFWタミー・エイブラハムや、マンチェスター・ユナイテッドのDFアクセル・トゥアンゼベ、リールのFWアンワル・エル・ガジなど、プレミア昇格に一役買ったローン選手の去就も重要議題の一つのようだ。

そのほか、トッテナムからの強い関心が伝えられているMFジャック・グリーリッシュの動向も気になるところだ。

なお、大金を手にしたとは言え「1億7000万ポンドは3年から4年かけてクラブに支払われる」と財務アナリストのデロイト氏は語る。アストン・ビラのクリスティアン・パースローCEOも「正しい方法で物事を進めていく」と、慎重な姿勢を示している。

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