【J1ピックアッププレビュー】躍進の大分、王者を迎え撃つ! 首位との差を縮めるのは?《大分vs川崎F》
2019.05.26 08:00 Sun
J1昇格初年度で上位争いに加わる躍進を見せる3位・大分トリニータ(勝ち点24)。26日に行われる明治安田生命J1リーグ第13節では、連覇中の4位・川崎フロンターレ(勝ち点23)を昭和電工ドーム大分に迎える。
◆上位との3連戦初戦~大分トリニータ~
7戦無敗中の大分。しかし、前節の清水エスパルス戦では辛くも1-1のドローに持ち込んだが、相手の対策にも苦しみ、ミスが散見された。片野坂知宏監督も「お見せするに値しない非常に悪いゲームだった」と語るほど、らしさを発揮することができなかった。また、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップでは、セレッソ大阪に0-2で敗戦。グループステージ突破を逃している。
スタイルが研究されつつあり、嫌な雰囲気が漂う大分は、一つの難所を迎える。今節から4位・川崎F、首位・FC東京、2位・名古屋グランパスと上位との真価が問われる3連戦。苦しい試合が予想されるも、勝ち点を少しでも積み重ねたい。その初戦は王者・川崎F。質の高いパスサッカーを見せる相手だが、チャレンジャーとして持ち味を発揮し、勝利で自信を手にできるか。
◆ACL敗退のショック払しょくへ~川崎フロンターレ~
一方の川崎Fもリーグ戦では絶好調だ。前節の名古屋グランパス戦ではハイレベルな好勝負を演じ、先制されるも意地を見せる形で勝ち点1を獲得。連勝は「5」でストップしたものの、8戦無敗を維持している。だが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、勝利が最低条件の中、最終節のシドニーFC戦で4-0と大勝したものの、朗報は訪れず。2年連続でのグループリーグ敗退が決定した。
開幕前に掲げた4冠の夢は潰えた。となれば、国内3冠を目指すのみ。まずは大分戦でACL敗退のショックを払しょくしたい。ここに来て、悩みの種だった負傷者も続々と復帰に接近。昨シーズンは控えに甘んじていた選手や出場機会が限られていた選手達が台頭し、底上げがされつつあるだけに、今後は鬼木達監督のマネジメントもカギを握る。前節に続く上位相手との一戦。勝利で気持ちを切り替えられるか。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆大分トリニータ[3-4-2-1]
DF:岩田智輝、鈴木義宜、三竿雄斗
MF:松本怜、島川俊郎、長谷川雄志、高畑奎汰
MF:オナイウ阿道、小塚和季
FW:藤本憲明
監督:片野坂知宏
MF高畑奎汰が左WBを務め、DF三竿雄斗が左CBで今シーズンリーグ戦初先発か。コパ・アメリカに出場する日本代表に選出されたDF岩田智輝は右CB。GK高木駿は古巣戦となる。今シーズン、川崎Fから期限付き移籍で加入しているGKポープ・ウィリアムは契約上の理由から出場できない。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:馬渡和彰、ジャジエウ、谷口彰悟、登里享平
MF:守田英正、大島僚太
MF:家長昭博、脇坂泰斗、長谷川竜也
FW:レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
MF家長昭博がACL第4節の蔚山現代戦以来の復帰か。また、トゥーロン国際大会に臨むU-22日本代表に選出されたMF田中碧に代わりキリンチャレンジカップに臨む日本代表に選出されたMF守田英正が先発することを予想する。
【注目選手】
FW藤本憲明(大分トリニータ)
FWレアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)
◆勝ち点1差の上位対決…首位との差を縮めるのは?
3位・大分と4位・川崎Fの上位対決。両者の勝ち点差はわずか「1」で勝てば2位浮上の可能性もある重要な一戦だ。また、25日に行われた今節のセレッソ大阪vsFC東京で、首位・FC東京(勝ち点30)が0-1でついに初黒星。勝ち点差を縮めるチャンスが到来した。
7試合無敗中の大分と8試合無敗中の川崎Fだが、両者はこの期間、1度も複数失点しておらず、守備陣の活躍も光っている。大分は1試合平均0.4失点、川崎Fは平均0.5失点。スタイルは違えど、ポゼッション能力に長ける両チームだが、どちらが先に守備陣のスキを突くのか。2点目もカギになりそうだ。
勝利で無敗をキープし、首位との差を縮めるのは大分か、それとも川崎Fか。26日の16時にキックオフを迎える。
◆上位との3連戦初戦~大分トリニータ~
7戦無敗中の大分。しかし、前節の清水エスパルス戦では辛くも1-1のドローに持ち込んだが、相手の対策にも苦しみ、ミスが散見された。片野坂知宏監督も「お見せするに値しない非常に悪いゲームだった」と語るほど、らしさを発揮することができなかった。また、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップでは、セレッソ大阪に0-2で敗戦。グループステージ突破を逃している。
スタイルが研究されつつあり、嫌な雰囲気が漂う大分は、一つの難所を迎える。今節から4位・川崎F、首位・FC東京、2位・名古屋グランパスと上位との真価が問われる3連戦。苦しい試合が予想されるも、勝ち点を少しでも積み重ねたい。その初戦は王者・川崎F。質の高いパスサッカーを見せる相手だが、チャレンジャーとして持ち味を発揮し、勝利で自信を手にできるか。
◆ACL敗退のショック払しょくへ~川崎フロンターレ~
一方の川崎Fもリーグ戦では絶好調だ。前節の名古屋グランパス戦ではハイレベルな好勝負を演じ、先制されるも意地を見せる形で勝ち点1を獲得。連勝は「5」でストップしたものの、8戦無敗を維持している。だが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、勝利が最低条件の中、最終節のシドニーFC戦で4-0と大勝したものの、朗報は訪れず。2年連続でのグループリーグ敗退が決定した。
開幕前に掲げた4冠の夢は潰えた。となれば、国内3冠を目指すのみ。まずは大分戦でACL敗退のショックを払しょくしたい。ここに来て、悩みの種だった負傷者も続々と復帰に接近。昨シーズンは控えに甘んじていた選手や出場機会が限られていた選手達が台頭し、底上げがされつつあるだけに、今後は鬼木達監督のマネジメントもカギを握る。前節に続く上位相手との一戦。勝利で気持ちを切り替えられるか。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆大分トリニータ[3-4-2-1]

©CWS Brains, LTD.
GK:高木駿DF:岩田智輝、鈴木義宜、三竿雄斗
MF:松本怜、島川俊郎、長谷川雄志、高畑奎汰
MF:オナイウ阿道、小塚和季
FW:藤本憲明
監督:片野坂知宏
MF高畑奎汰が左WBを務め、DF三竿雄斗が左CBで今シーズンリーグ戦初先発か。コパ・アメリカに出場する日本代表に選出されたDF岩田智輝は右CB。GK高木駿は古巣戦となる。今シーズン、川崎Fから期限付き移籍で加入しているGKポープ・ウィリアムは契約上の理由から出場できない。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]

©CWS Brains, LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:馬渡和彰、ジャジエウ、谷口彰悟、登里享平
MF:守田英正、大島僚太
MF:家長昭博、脇坂泰斗、長谷川竜也
FW:レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
MF家長昭博がACL第4節の蔚山現代戦以来の復帰か。また、トゥーロン国際大会に臨むU-22日本代表に選出されたMF田中碧に代わりキリンチャレンジカップに臨む日本代表に選出されたMF守田英正が先発することを予想する。
【注目選手】
FW藤本憲明(大分トリニータ)

©J.LEAGUE PHOTOS
王者撃破のカギを握るのは、FW藤本憲明だ。初挑戦となるJ1の舞台で開幕からゴールを積み重ねてきた苦労人ストライカー。周囲からの警戒も強まり、一時期ゴールが奪えない時期があるも、前々節の湘南ベルマーレ戦で今シーズン7ゴール目を記録。得点ランキングでもトップタイに返り咲いた。今節迎える王者との一戦。苦戦も予想されるが、無数のゴールパターンを持つ得点感覚を発揮し、川崎F守備陣から勝利に導くゴールを奪うことができるか。FWレアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)

©J.LEAGUE PHOTOS
一方、川崎Fの注目選手はFWレアンドロ・ダミアンだ。高さと圧倒的なフィジカルという武器をパスワークを主体とする川崎Fでも生かせるようになってきた元セレソンFW。前節の名古屋グランパス戦では途中出場で値千金の同点ゴールを奪うと、ACLのシドニーFC戦でも1ゴール1アシストを記録した。これで直近の公式戦4試合で4ゴール2アシスト。国内3冠に向けて切り替えなくてはいけないチームを5試合連続ゴールで盛り上げることができるか。◆勝ち点1差の上位対決…首位との差を縮めるのは?
3位・大分と4位・川崎Fの上位対決。両者の勝ち点差はわずか「1」で勝てば2位浮上の可能性もある重要な一戦だ。また、25日に行われた今節のセレッソ大阪vsFC東京で、首位・FC東京(勝ち点30)が0-1でついに初黒星。勝ち点差を縮めるチャンスが到来した。
7試合無敗中の大分と8試合無敗中の川崎Fだが、両者はこの期間、1度も複数失点しておらず、守備陣の活躍も光っている。大分は1試合平均0.4失点、川崎Fは平均0.5失点。スタイルは違えど、ポゼッション能力に長ける両チームだが、どちらが先に守備陣のスキを突くのか。2点目もカギになりそうだ。
勝利で無敗をキープし、首位との差を縮めるのは大分か、それとも川崎Fか。26日の16時にキックオフを迎える。
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
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