シティがイングランド史上初の国内三冠を達成! スターリングハットの大量6得点でワトフォードを粉砕《FAカップ》
2019.05.19 03:00 Sun
FAカップ決勝戦、マンチェスター・シティvsワトフォードが18日に行われ、6-0でシティが勝利し優勝を果たした。
2012-13シーズン以来、6年ぶりとなる決勝進出を果たしたシティと、決勝進出は1983-84シーズン以来2度目となったワトフォードが激突。
すでにプレミアリーグとEFLカップの2つのタイトルを獲得しているシティ。リバプールと最後まで激しい優勝争いを見せたプレミアリーグでは、昨シーズンのリーグ史上初の勝ち点「100」に肉薄する勝ち点「98」を獲得し、同「97」を積み上げたリバプールを上回って2連覇を達成した。
一方のワトフォードは、昨年1月に就任したハビ・グラシア監督の下で手堅いサッカーを披露。開幕4連勝で今季の台風の目になるかに思われたが、最終的には11位フィニッシュ。それでもこのFAカップではビッグクラブとの試合を回避しながら決勝進出。最後に有終の美を飾りたい。
勝てば史上初の国内三冠となるシティは、いつもの[4-3-3]の布陣に、GKエデルソン、守備は右からウォーカー、コンパニ、ラポルテ、ジンチェンコ、中盤はギュンドアン、マフレズ、シルバ、3トップにはベルナルド・シウバ、ジェズス、スターリングが並んだ。
ボールを繋いでワトフォードの守備をこじ開けるシティと、フィジカルを生かした攻守で対応するワトフォードという構図に。ポゼッションはシティが7割を超える中、先にチャンスを得たのはワトフォードだった。
11分、自陣右サイドで相手のパスをカットしたワトフォードはそのままカウンターを発動。右に開いたデウロフェウはパスを受けると早いタイミングで中央のペレイラにパスを送る。このパスでペレイラはGKと一対一の場面を迎えたが、ここはエデルソンに軍配。シュートは防がれ枠を外れた。
粘り強く守るワトフォードは22分、先制のチャンスでドゥクレのシュートがコンパニの腕にヒット。ワトフォードの選手らはハンドを主張したが、主審は笛を吹かなかった。
スタッツでは圧倒されているワトフォードだが互角以上の戦いを見せる。しかし迎えた26分、自陣でボールを奪われスターリングにシュートを許す。ここは守備陣が体を張ってブロックしたのだが、そのこぼれ球を頭で繋いだシルバがもう一度スターリングのヘディングパスを受け、ボックス左からシュート。これが右のサイドネットを揺らし、シティが先制した。
さらにシティは38分、ボックス手前右からベルナルド・シウバが左足でクロスを入れると、ラインギリギリのジェズスの折り返しをスターリングが押し込んで追加点。リードを2点に広げた。
後半に入っても手を緩めないシティは47分、スターリングのパスを受けたジェズスがボックス左から鋭いシュートを打つが、ここはGKゴメスが抑える。さらにそのCKの流れから、左サイドから入ったクロスにジェズスがダイビングヘッド。ネットを揺らしたがオフサイドの判定。
55分にシティはマフレズを下げてデ・ブライネを投入。するとそのデ・ブライネは61分にネットを揺らす。味方のクリアボールを繋いだスターリングとジェズス。スターリングのパスからジェズスがワトフォードの最終ラインを抜け出し、並走するデ・ブライネにラストパス。デ・ブライネは飛び出してきたGKゴメスをキックフェイントで巧みに躱し、冷静にゴールに流し込んだ。
3点のビハインドを負ったワトフォードは66分にペレイラとデウロフェウを下げてサクセスとグレイをピッチへ送り込む。しかしそれから2分後の68分、再びクリアボールをカウンターに繋げられると、デ・ブライネのスルーパスで最終ラインを突破したジェズスにゴールを決められ痛恨の4失点を喫した。
その後、シティはギュンドアンを下げてザネ、ワトフォードはヒューズを下げてクレバリーを投入した。先制ゴールを挙げたシルバもストーンズとの交代でピッチを退いた。
すでに勝利を確実なものとしているシティだがさらに畳みかける。81分、ベルナルド・シウバがシザースフェイントから相手を抜き去ってボックス左を侵攻。ゴール前の折り返しをスターリングがねじ込んで5点目を決めた。
さらに87分には、右サイドからのグラウンダーのクロスをスターリングがシュート。これはGKゴメスが触ってポストに当たったものの、跳ね返りをスターリングが自ら押し込んで6点目。スターリングはこれでハットトリックを達成した。
大量6得点でワトフォードを粉砕したシティ。これでイングランドでは史上初の国内三冠を達成。グアルディオラ監督はまた一つ歴史に名を刻んだ。
またこの結果、来シーズンのコミュニティシールドはシティvsリバプールに決定。史上最も激しい優勝争いを演じてくれた両雄が、8月4日に相まみえることになった。
2012-13シーズン以来、6年ぶりとなる決勝進出を果たしたシティと、決勝進出は1983-84シーズン以来2度目となったワトフォードが激突。
すでにプレミアリーグとEFLカップの2つのタイトルを獲得しているシティ。リバプールと最後まで激しい優勝争いを見せたプレミアリーグでは、昨シーズンのリーグ史上初の勝ち点「100」に肉薄する勝ち点「98」を獲得し、同「97」を積み上げたリバプールを上回って2連覇を達成した。
勝てば史上初の国内三冠となるシティは、いつもの[4-3-3]の布陣に、GKエデルソン、守備は右からウォーカー、コンパニ、ラポルテ、ジンチェンコ、中盤はギュンドアン、マフレズ、シルバ、3トップにはベルナルド・シウバ、ジェズス、スターリングが並んだ。
ワトフォードの陣形は[4-4-2]。GKは今大会で5試合に出場しているゴメスが務め、守備は右からフェメニア、マリアッパ、キャスカート、ホレバス。中盤は右からヒューズ、キャプー、ドゥクレ、ペレイラ。トップにデウロフェウとディーニーが顔をそろえた。
ボールを繋いでワトフォードの守備をこじ開けるシティと、フィジカルを生かした攻守で対応するワトフォードという構図に。ポゼッションはシティが7割を超える中、先にチャンスを得たのはワトフォードだった。
11分、自陣右サイドで相手のパスをカットしたワトフォードはそのままカウンターを発動。右に開いたデウロフェウはパスを受けると早いタイミングで中央のペレイラにパスを送る。このパスでペレイラはGKと一対一の場面を迎えたが、ここはエデルソンに軍配。シュートは防がれ枠を外れた。
粘り強く守るワトフォードは22分、先制のチャンスでドゥクレのシュートがコンパニの腕にヒット。ワトフォードの選手らはハンドを主張したが、主審は笛を吹かなかった。
スタッツでは圧倒されているワトフォードだが互角以上の戦いを見せる。しかし迎えた26分、自陣でボールを奪われスターリングにシュートを許す。ここは守備陣が体を張ってブロックしたのだが、そのこぼれ球を頭で繋いだシルバがもう一度スターリングのヘディングパスを受け、ボックス左からシュート。これが右のサイドネットを揺らし、シティが先制した。
さらにシティは38分、ボックス手前右からベルナルド・シウバが左足でクロスを入れると、ラインギリギリのジェズスの折り返しをスターリングが押し込んで追加点。リードを2点に広げた。
後半に入っても手を緩めないシティは47分、スターリングのパスを受けたジェズスがボックス左から鋭いシュートを打つが、ここはGKゴメスが抑える。さらにそのCKの流れから、左サイドから入ったクロスにジェズスがダイビングヘッド。ネットを揺らしたがオフサイドの判定。
55分にシティはマフレズを下げてデ・ブライネを投入。するとそのデ・ブライネは61分にネットを揺らす。味方のクリアボールを繋いだスターリングとジェズス。スターリングのパスからジェズスがワトフォードの最終ラインを抜け出し、並走するデ・ブライネにラストパス。デ・ブライネは飛び出してきたGKゴメスをキックフェイントで巧みに躱し、冷静にゴールに流し込んだ。
3点のビハインドを負ったワトフォードは66分にペレイラとデウロフェウを下げてサクセスとグレイをピッチへ送り込む。しかしそれから2分後の68分、再びクリアボールをカウンターに繋げられると、デ・ブライネのスルーパスで最終ラインを突破したジェズスにゴールを決められ痛恨の4失点を喫した。
その後、シティはギュンドアンを下げてザネ、ワトフォードはヒューズを下げてクレバリーを投入した。先制ゴールを挙げたシルバもストーンズとの交代でピッチを退いた。
すでに勝利を確実なものとしているシティだがさらに畳みかける。81分、ベルナルド・シウバがシザースフェイントから相手を抜き去ってボックス左を侵攻。ゴール前の折り返しをスターリングがねじ込んで5点目を決めた。
さらに87分には、右サイドからのグラウンダーのクロスをスターリングがシュート。これはGKゴメスが触ってポストに当たったものの、跳ね返りをスターリングが自ら押し込んで6点目。スターリングはこれでハットトリックを達成した。
大量6得点でワトフォードを粉砕したシティ。これでイングランドでは史上初の国内三冠を達成。グアルディオラ監督はまた一つ歴史に名を刻んだ。
またこの結果、来シーズンのコミュニティシールドはシティvsリバプールに決定。史上最も激しい優勝争いを演じてくれた両雄が、8月4日に相まみえることになった。
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