ホームで守備に徹したエバートンがリバプールから勝ち点奪取! リバプールは首位明け渡す《プレミアリーグ》
2019.03.04 03:11 Mon
プレミアリーグ第29節、エバートンvsリバプールのマージ―サイド・ダービーが3日にグディソン・パークで行われ、0-0の引き分けに終わった。
9位のエバートン(勝ち点36)と首位のリバプール(勝ち点69)が激突した一戦。今年に入ってリーグ戦2勝しか挙げられていなかったエバートンは、ミッドウィークに行われた前節のカーディフ戦で3-0の快勝を収め、連敗を「3」で止めるとともに、2019年3勝目を手にした。
一方、リーグ戦も終盤に差し掛かり、マンチェスター・シティと一騎打ちの様相を呈してきたリバプールは負けられない戦いが続く。チャンピオンズリーグのバイエルン戦、前々節のマンチェスター・ユナイテッド戦とビッグマッチ連戦でゴールレスドローが続いたが、前節のワトフォード戦は5-0で大勝。首位を守った。
試合は互いに慎重な入りを見せる中、先にゴールに迫ったのはホームのエバートン。10分に味方のパスを受けたキャルバート=ルーウィンがマティプと入れ替わり中へ折り返す。ボールを受けたシグルドソンがボックス左からもう一度ゴール前に折り返したが、ウォルコットの手前でファン・ダイクがクリア。惜しい場面だったが、ゴールにつなげることはできなかった。
対してリバプールは15分、右サイドのスローインからサラーがボックス右に侵入し、細かい切り替えしで2人のチェックを外すと、ボックス中央から左足で狙ったが、GKピックフォードにしっかりキャッチされた。28分には再びサラーにビッグチャンス。ファビーニョから最前線に張っていたサラーにパスが入ると、GKと一対一に。ボックス右から左足で流し込みにかかったが、ピックフォードが右手一本でビッグセーブ。
前回対戦同様に落ち着いた試合展開となったマージ―サイド・ダービー。ゴールレスで迎えた後半も前半と同じ入りを見せる。前半はシュート1本に留まったエバートンは52分にCKからキャルバート=ルーウィンがヘディングシュート。地面に叩きつけるようなシュートだったがGKアリソンに防がれた。
57分にはリバプールにもチャンス。マティプの持ち上がりからサラーにスルーパスが通ると、ボックス右でGKと一対一となったが、ここでM・キーンの見事なスライディングタックルが炸裂。相手の決定機を阻止した。
0-0のまま迎えた60分、先に動いたのはエバートンだった。ウォルコットをさげてリシャルリソンを投入。そのまま2列目の右に入った。その直後、リバプールも動く。ワイナルドゥムとオリジを下げて、ミルナーとフィルミノを同時投入。これでリバプールの3トップは右からサラー、フィルミノ、マネとなった。
投入直後、MSFは早速この3人でチャンスを演出。対してリシャルリソンも67分にクロスからヘディングシュートでゴールに迫った。
後半はエバートンが盛り返し、シュート数も互角に。後半アディショナルタイム直前にはディーニュが倒されボックスのすぐ外でFKが与えられる。これをアンドレ・ゴメスが蹴ったが、クロスは誰にも合わずに流れていった。
緊迫した展開が続いたマージ―サイド・ダービーもいよいよ後半アディショナルタイムに。前回対戦ではこの時間帯に途中出場のオリジのゴールでリバプールに軍配が上がったが、ホームのエバートンはこの日は最後まで集中力を切らさずゴールを死守。結局、試合は0-0で終了。ホームで守備に徹したエバートンがリバプールから勝ち点を奪取。一方のリバプールはこれで首位の座をシティに明け渡してしまった。
9位のエバートン(勝ち点36)と首位のリバプール(勝ち点69)が激突した一戦。今年に入ってリーグ戦2勝しか挙げられていなかったエバートンは、ミッドウィークに行われた前節のカーディフ戦で3-0の快勝を収め、連敗を「3」で止めるとともに、2019年3勝目を手にした。
一方、リーグ戦も終盤に差し掛かり、マンチェスター・シティと一騎打ちの様相を呈してきたリバプールは負けられない戦いが続く。チャンピオンズリーグのバイエルン戦、前々節のマンチェスター・ユナイテッド戦とビッグマッチ連戦でゴールレスドローが続いたが、前節のワトフォード戦は5-0で大勝。首位を守った。
対してリバプールは15分、右サイドのスローインからサラーがボックス右に侵入し、細かい切り替えしで2人のチェックを外すと、ボックス中央から左足で狙ったが、GKピックフォードにしっかりキャッチされた。28分には再びサラーにビッグチャンス。ファビーニョから最前線に張っていたサラーにパスが入ると、GKと一対一に。ボックス右から左足で流し込みにかかったが、ピックフォードが右手一本でビッグセーブ。
リバプールに主導権を握られながらも、粘り強い守備でチャンスを与えないエバートンは38分にウォルコットがチーム初のシュートを放ったが、大きく枠を越えた。
前回対戦同様に落ち着いた試合展開となったマージ―サイド・ダービー。ゴールレスで迎えた後半も前半と同じ入りを見せる。前半はシュート1本に留まったエバートンは52分にCKからキャルバート=ルーウィンがヘディングシュート。地面に叩きつけるようなシュートだったがGKアリソンに防がれた。
57分にはリバプールにもチャンス。マティプの持ち上がりからサラーにスルーパスが通ると、ボックス右でGKと一対一となったが、ここでM・キーンの見事なスライディングタックルが炸裂。相手の決定機を阻止した。
0-0のまま迎えた60分、先に動いたのはエバートンだった。ウォルコットをさげてリシャルリソンを投入。そのまま2列目の右に入った。その直後、リバプールも動く。ワイナルドゥムとオリジを下げて、ミルナーとフィルミノを同時投入。これでリバプールの3トップは右からサラー、フィルミノ、マネとなった。
投入直後、MSFは早速この3人でチャンスを演出。対してリシャルリソンも67分にクロスからヘディングシュートでゴールに迫った。
後半はエバートンが盛り返し、シュート数も互角に。後半アディショナルタイム直前にはディーニュが倒されボックスのすぐ外でFKが与えられる。これをアンドレ・ゴメスが蹴ったが、クロスは誰にも合わずに流れていった。
緊迫した展開が続いたマージ―サイド・ダービーもいよいよ後半アディショナルタイムに。前回対戦ではこの時間帯に途中出場のオリジのゴールでリバプールに軍配が上がったが、ホームのエバートンはこの日は最後まで集中力を切らさずゴールを死守。結局、試合は0-0で終了。ホームで守備に徹したエバートンがリバプールから勝ち点を奪取。一方のリバプールはこれで首位の座をシティに明け渡してしまった。
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