イカルディ、より安価で流出の可能性も? ワンダ・ナラ「私たちはマドリーをリスペクト」

インテルに所属するアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ(26)が、より安価で移籍する可能性があるようだ。スペイン『マルカ』が報じた。

妻兼代理人のワンダ・ナラ氏がインテルとの契約延長交渉を難航させ、クラブやチームメイトとの関係悪化が伝えられているイカルディ。インテル側は移籍の噂が耐えない同選手の契約解除金を、現在の1億1000万ユーロ(約140億円)から2億ユーロ(約254億円)に引き上げようとしていたが、ワンダ・ナラ氏は交渉を長期間長引かせた挙句、首を縦に振らず。2021年までとなっている現行契約の延長は、宙に浮いた状態となっている。

インテルのイカルディに対するプレッシャーは既に表面化しており、先月上旬にはキャプテンマークを剥奪。さらに、2月9日のセリエA第23節パルマ戦(1-0でインテルが勝利)を最後に招集メンバーからも外されている。
この状況に興味を示しているのが、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン(PSG)、ユベントス、そしてレアル・マドリーだ。中でもマドリーは以前からイカルディへの関心が報じられており、昨年には大きな盛り上がりを見せた。

しかし、先日には『マルカ』が「レアル・マドリーがイカルディとサインしない理由はワンダ・ナラだ」というタイトルの記事をリリース。交渉ごとにおけるワンダ・ナラ氏の言動は内外で大きな批判を集めるものであり、昨年冬にイカルディの獲得を検討した際にもマドリーがそういった理由でオファーを取り止めた、という主張が展開されていた。とはいえ、ワンダ・ナラ氏はその報道を否定。ドバイのホテルで『マルカ』のインタビューに応じ、「マウロ(・イカルディ)は私のせいでマドリーに行かなかったわけじゃないし、スペインで言われていることは嘘よ。私たちはレアル・マドリーをとてもリスペクトしているの」とコメントしている。

なお、『マルカ』は現在の騒動に煽られてイカルディの価格は減少しているとも報道。4000万～5000万ユーロ(約51億～64億円)で退団する可能性もあると、推算している。