開始18秒被弾にラストプレーPK被弾のインテル、好調ヴィオラに痛恨3-3ドロー《セリエA》

2019.02.25 06:47 Mon
Getty Images
インテルは24日、セリエA第25節でフィオレンティーナとのアウェイ戦に臨み、3-3で引き分けた。
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前節サンプドリア戦を2-1と競り勝って2連勝とした3位インテル(勝ち点46)は、3日前に行われたヨーロッパリーグ(EL)のラピド・ウィーン戦では4-0と快勝し、ベスト16進出を果たした。そのラピド・ウィーン戦のスタメンから4選手を変更。カンドレーバ、アサモア、セドリック、ラノッキアに代えてポリターノ、デ・フライ、ダンブロージオ、ダウベルトを起用した。公式戦8試合負けのない8位フィオレンティーナ(勝ち点35)に対し、[4-2-3-1]のインテルは最前線にL・マルティネス、2列目に右からポリターノ、ナインゴラン、ペリシッチと並べた。
そのインテルは開始18秒に失点する。ロングボールに抜け出したキエーザにボックス右へ侵入されてクロスを入れられると、シメオネにヒールで合わせられる。このシュートがデ・フライに当たってゴールに吸い込まれた。

しかし6分、インテルがすかさず追い付く。CKの流れからナインゴランの浮き球パスをボックス右のヴェシーノがボレーで蹴り込んだ。
1-1となって以降は一進一退の攻防が続き、主導権争いが続いた中、キエーザが攻め手となるフィオレンティーナが徐々に攻勢を強めていく。すると29分にはジェルソンにボックス手前からコントロールシュートを打たれてしまう。

それでも40分、凌いだインテルが逆転に成功する。右サイドから中にカットインしたポリターノのボックス手前から放たれたミドルシュートがゴール左に決まった。続く44分にはL・マルティネスのスルーパスを受けたペリシッチがボックス左から決定的なシュートを浴びせたインテルが、前半を2-1で終えた。

迎えた後半、開始3分にインテルは大きなPKを獲得する。FKからE・フェルナンデスのハンドを誘うと、VARの末にPKとなった。これをペリシッチが決めてリードを2点に広げた。

60分にビラギに弾丸シュートを蹴り込まれたインテルだったが、VARの末にムリエルのダンブロージオへのファウルがあったとしてノーゴールに覆った。

助かったインテルはボールを動かして試合をコントロール。しかし74分、フィオレンティーナがスーパーゴールで1点差に詰め寄る。ゴール正面やや右、約25mの位置から放たれたムリエルの直接FKがゴール左上に突き刺さった。

直後、ヴェシーノのヘディングシュートでゴールに迫ったインテルは、終盤にかけてフィオレンティーナの攻勢を凌いでいく。

しかし、7分が提示された追加タイムが6分を経過したところで主審がフィオレンティーナにPKを宣告する。キエーザの浮き球パスをボックス内のダンブロージオが手で処理したと判定される。リプレーで見るとボールは胸に当たっているように見えたが、主審はVARを使用した末、自身の判断を変えずフィオレンティーナにPKを献上。これをヴェレトゥに決められ、インテルは土壇場で3-3に追いつかれてしまった。

直後にタイムアップとなり、インテルは痛恨のドローに終わってしまった。

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