大宮や京都、韓国代表などを指揮したファーベーク監督が引退…アジアカップではオマーンを指揮

2019.02.07 16:55 Thu
Getty Images
オマーン代表監督を務めていたピム・ファーベーク監督(62)が、オマーン代表監督を退任するとともに、監督業からの引退を発表した。オマーンサッカー協会(OFA)が伝えた。

ファーベーク監督は、現役時代にNACやローダ、スパルタ・ロッテルダムでプレー。引退後は、ドルトレヒトでアシスタントコーチを務め、指導者のキャリアをスタートさせた。

初めて監督に就任したのは、ユニタス・ゴーリンヘム。その後、デ・フラーフスハップやフェイエノールト、フローニンヘンなどで監督を歴任すると、1998年に来日。大宮アルディージャの監督に就任した。
大宮では1年半監督を務めると、2001年からフース・ヒディンク監督の下、韓国代表でアシスタントコーチに就任。2002年の日韓ワールドカップではチームの準決勝進出に導いていた。

2003年7月には京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)の監督に就任。その後、オランダ領アンティルの代表監督に就任。その後、ディック・アドフォカート監督の下で、ボルシアMGのアシスタントコーチに就任すると、2005年10月に再び韓国代表のアシスタントコーチを務めた。
ドイツ・ワールドカップ後に韓国代表監督に昇格。しかし、成績が振るわずに2007年のアジアカップを持って解任。2007年12月にオーストラリア代表監督に就任すると、アジアサッカー連盟(AFC)に加盟したオーストラリアを2010年の南アフリカ・ワールドカップへと導いた。

その後は、モロッコで世代別の代表に携わり、2016年12月にオマーン代表監督に就任。2017年末に行われたガルフカップではチームを優勝に導く手腕を見せていた。

今年のアジアカップでは日本代表と同じグループFに入ったものの、1勝2敗でグループ3位に。ラウンド16に進むも、イラン代表に敗れ、大会を後にしていた。

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