【インタビュー】世界のてっぺんへ、次世代を担う齊藤未月が得た自信
2019.02.07 17:00 Thu
2018年はU-19日本代表のキャプテンとしてチームをけん引。さらにはJ1で初ゴールを決めるなど、経験を積み大きく成長を果たした齊藤未月。2019年はU-20ワールドカップという大舞台が控えている。
大きな経験と大きな自信を得た2018年。弱冠20歳ながら、齊藤未月のその口調からは意志の強さと、冷静な判断力、分析力、さらには高い向上心がうかがえ、この先の日本サッカー、日本代表を背負っていく気概が感じられた。
取材・文・写真:菅野剛史
取材協力:アディダスジャパン
◆確実にレベルアップを感じた2018年
──2018シーズンを振り返ってください
──成長したと感じた部分は
ストロングポイントはボールを奪うことや縦への推進力を出すというところですが、そこのレベルアップは確実にできたと思います。ボールを受けて前に運ぶことや、チームとして後ろからボールを動かして前に持っていくということをやっていたので、そこに関してもできること、やったことは多かったと思います
──同年代の選手だと、J1でのプレー経験が多い選手は少ないと思いますが、2018年の経験は自信に繋がったりしましたか
シーズンを通して出続けた訳ではないですが、多くのプレー機会をもらえたので、自信だったりとか、もっとこうなりたいということを思い浮かべたりはしました
──一方で感じた課題などはありますか
試合の状況を考えて、自分がどういったプレーをしなければいけないかを考えなくてはいけないですし、ボールを持ったときに味方を使うプレーやミドルシュートを決めるとか、ボランチとしての武器をもう少し掴めたらと良いなと思います
◆「持っている」と語れる自信
──2018年はJ1での初ゴール、しかもメモリアルゴールを決めました。自身の特徴が出ていたゴールだと思いますが
持ってますね(笑)。あのゴールは、2017年に曺さん(曺貴裁監督)が僕を前で使ってくれて、飛び出すことが身についたと思います。あの瞬間は迷いなく前に飛び出して、シュートを打つことができました。僕らしいゴールだと思いますね

──試合もヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手がデビューするということで注目を集めていました
あの様な試合だったので、多くの方が観てくれていましたし、湘南も遠くから多くのサポーターが観に来てくれました。結果として3-0で勝って1勝できたということが、J1残留にも繋がったので、そういったゴールを決められて良かったです
──J2では優勝争い、J1では残留争いと厳しい戦いを続けて経験していますが、メンタル面の成長などは感じていますか
2017年はJ2で優勝しなくてはいけないというのが絶対にありました。1-0の試合が多くて優勝ができました。2018年は最終節まで粘っていましたし、2-0でリードしながら、2-2に追いつかれて、そこから僕は出場しました。
2017年の僕だったら、慌ててしまって良いプレーができなかったかなと思いますが、2018年はしっかりと点を取りに行きつつ取られてはいけないと落ち着いてプレーができました。そういった面での成長はあったかなと思います
◆湘南でプレーしたいと思わせるのが僕たちの役目

──チームはYBCルヴァンカップで優勝しました。決勝には代表活動で出られませんでしたが、出場機会を含めてカップ戦の影響は大きかったですか
僕にとってはあの大会があったからこそ、Jリーグでの試合にも絡むことができましたし、プレーの幅も広がったと思います。ロシア・ワールドカップまで連戦が続いていて、Jリーグの試合に出ていない選手が主に出る回数が多かったです。僕たちもやってやろうという気持ちがありましたし、チームとしても初優勝に導けたなと思います。良い大会でした
──下部組織からベルマーレでプレーし、プレースタイルも“らしさ”がありますが、タイトル獲得に貢献できたという点での想いは
アカデミー出身の僕としては、もう1人(石原)広教(アビスパ福岡期限付き移籍中)というのもいますけど、そういった選手が自覚を持って、アカデミーの選手にプレーを見せられるか。僕たちみたいになりたいとか、ベルマーレでプレーしたいと思ってもらえるかが僕たちの役目だとも思います。そういった意味では、優勝というのはトップチームでやりたいと思わせることに繋がるかなと思います
──曺貴裁監督も優勝した後に同じ様なことを話されていましたが、実際にその後に実感することなどはありましたか
そういったことは感じることが多いです。J1で残留するということも、J1昇格、J2降格を経験している僕とかは、必ずJ1残留させないといけないという気持ちで最後の試合に臨まなければいけないと曺さんに言われましたし、自覚や責任というのを2019シーズンはもっと持たなければいけないと思います
◆U-20W杯でてっぺんを獲ることが目標
──2018年はU-19日本代表でも多くの活動がありました
2018年はAFC U-19選手権では、U-20ワールドカップの出場権を獲得するということだけを考えて臨んでいましたし、集中していた1年でした。そのミッションをキャプテンとして達成できたことは良かったです。
僕にとっては緊張感があって、大事な試合でしたが、大会が始まる前から、前回大会より前はしばらくU-20ワールドカップに出られていなかったので、簡単な大会だとは思っていませんでした。1試合目に勝ったことでいけるなと思えましたし、結果として任務を遂行できたことは良かったです
──チームとして個性溢れる選手が多いと思いますが、キャプテンとして心掛けていたことは
賑やかな選手も多いですし、話を聞かない選手も多いんですが、影さん(影山雅永監督)も言っているように、サッカーになったらみんな真面目に、何があっても勝ちたいと。負けたら悔しがるし、負けていたらフラストレーションが溜まるので、そういった部分では1つでした。ピッチに入ればまとめるのはそんなに難しいことではなかったです。
みんなプロですし、1年目から試合に出ている選手も多いので。声を掛けたり、嫌われ役になって厳しいことも言いましたし、ミーティングが必要であればやったりしました。そういったことは、ベルマーレというチームよりも、代表では一番年上なので、色々考えられたのは良い経験でした
──ベルマーレとは大きく異なる環境だと思いますが、代表活動で得たものはありますか
ベルマーレは、チームが統率されていないとできないサッカーをしているチームで、代表のように即席で集まってできるサッカーではないので、代表というのはギャップがありました。そこをどうやってチームとしてやりやすくさせるか、僕自身もどうやったらやりやすくなるのかを考える時間が多かったです。
それはAFC U-19選手権でも初戦から考えていた部分でした。難しかったですが、相手に対してどうやって自分たちのサッカーを変えていくのか。どういう風に勝利に一番近づけるのか、失点しないのかをたくさん考えられたので、代表では一番成長できた部分だと思います
──年末にはブラジルにも遠征しました
ブラジルに行くまでは相当な時間があって、着いてからも色々アクシデントがありました。練習場まで2時間かかったり、試合会場まで3時間かかったり。色々なことがありましたけど、結果的にブラジル代表に勝ったり、クラブチームにも勝てたので、チームとしてやっていることは間違っていないと感じましたし、選手たちがアクシデントに適応して、サッカーに集中できていた部分は良かったかなと思います。
A代表も大分でスタジアムに到着が遅れたりというのもありましたが、選手たちはそのことも知っていました。みんなA代表を目指しているので、アクシデントで色々いうことはなかったですね。良い遠征になりました
──2019年はU-20ワールドカップがあります
まずはベルマーレでどれだけ開幕から試合に出て、どれだけ出続けられるかが、ワールドカップのメンバーに選ばれることに繋がると思います。僕以外の他の選手もそういう風に思ってやってほしいです。
出るからには、僕たちは出場することが目標ではなく、ワールドカップでてっぺんを獲ることが目標なので、アジアの戦いよりも難しいと思いますが、勝つチャンスは必ずあるので、そこは代表のキャプテンとしても、いちプレーヤーとしても覚悟を持ってやりたいと思います
──その先には東京オリンピックも見えてくると思います
オリンピックもありますし、その先にはA代表もあります。自分にとっては大きなチャンスを得られるところだと思うので、自分のためにもチームのためにも、そしてベルマーレのためにも、しっかりとワールドカップでやれたらと思います
◆一番合っているスパイクに出会えた

──今回の新スパイクは「赤」ですが印象はいかがですか
カッコいいですよね。派手ですしね。僕は目立つようなプレーはしませんが、スパイクの色だけで僕とわかってもらえるような良いスパイクに見えます
──派手なスパイクはお好きですか?
そんなに好きじゃなかったんですけど、親からも「分かりづらいから派手なスパイクを履け」とか「もっと鮮やかなスパイクを履け」と言われていて、それで履くことは多くありました
──見た目以外でのスパイクのこだわりは
スパイクの中ではフィット感を気にしています。この「X」は自分に一番フィットしていますし、中で足がズレることはないです。中盤でプレーするので、トップスピードから止まったり、切り返してもう一回動いたりというプレーが多いので、そこには一番合っているなと思います
──2019年に向けては良いスパイクを手にしたということですね
本当に良いものだなと思います。しっかりと手入れもして、ちゃんと使っていきたいと思います
大きな経験と大きな自信を得た2018年。弱冠20歳ながら、齊藤未月のその口調からは意志の強さと、冷静な判断力、分析力、さらには高い向上心がうかがえ、この先の日本サッカー、日本代表を背負っていく気概が感じられた。
取材・文・写真:菅野剛史
取材協力:アディダスジャパン
──2018シーズンを振り返ってください
2017年はJ2を戦いましたが、ボランチでプレーすることは少なく、前でプレーすることが多かったです。2018年はYBCルヴァンカップがあったので、長いシーズンを戦う中で、ボランチでプレーする時間が長かったです。僕としては色々と成果が見つかりましたし、変われた部分もありました
──成長したと感じた部分は
ストロングポイントはボールを奪うことや縦への推進力を出すというところですが、そこのレベルアップは確実にできたと思います。ボールを受けて前に運ぶことや、チームとして後ろからボールを動かして前に持っていくということをやっていたので、そこに関してもできること、やったことは多かったと思います
──同年代の選手だと、J1でのプレー経験が多い選手は少ないと思いますが、2018年の経験は自信に繋がったりしましたか
シーズンを通して出続けた訳ではないですが、多くのプレー機会をもらえたので、自信だったりとか、もっとこうなりたいということを思い浮かべたりはしました
──一方で感じた課題などはありますか
試合の状況を考えて、自分がどういったプレーをしなければいけないかを考えなくてはいけないですし、ボールを持ったときに味方を使うプレーやミドルシュートを決めるとか、ボランチとしての武器をもう少し掴めたらと良いなと思います
◆「持っている」と語れる自信
──2018年はJ1での初ゴール、しかもメモリアルゴールを決めました。自身の特徴が出ていたゴールだと思いますが
持ってますね(笑)。あのゴールは、2017年に曺さん(曺貴裁監督)が僕を前で使ってくれて、飛び出すことが身についたと思います。あの瞬間は迷いなく前に飛び出して、シュートを打つことができました。僕らしいゴールだと思いますね

Getty Images
──試合もヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手がデビューするということで注目を集めていました
あの様な試合だったので、多くの方が観てくれていましたし、湘南も遠くから多くのサポーターが観に来てくれました。結果として3-0で勝って1勝できたということが、J1残留にも繋がったので、そういったゴールを決められて良かったです
──J2では優勝争い、J1では残留争いと厳しい戦いを続けて経験していますが、メンタル面の成長などは感じていますか
2017年はJ2で優勝しなくてはいけないというのが絶対にありました。1-0の試合が多くて優勝ができました。2018年は最終節まで粘っていましたし、2-0でリードしながら、2-2に追いつかれて、そこから僕は出場しました。
2017年の僕だったら、慌ててしまって良いプレーができなかったかなと思いますが、2018年はしっかりと点を取りに行きつつ取られてはいけないと落ち着いてプレーができました。そういった面での成長はあったかなと思います
◆湘南でプレーしたいと思わせるのが僕たちの役目

(C)J.LEAGUE PHOTOS
──チームはYBCルヴァンカップで優勝しました。決勝には代表活動で出られませんでしたが、出場機会を含めてカップ戦の影響は大きかったですか
僕にとってはあの大会があったからこそ、Jリーグでの試合にも絡むことができましたし、プレーの幅も広がったと思います。ロシア・ワールドカップまで連戦が続いていて、Jリーグの試合に出ていない選手が主に出る回数が多かったです。僕たちもやってやろうという気持ちがありましたし、チームとしても初優勝に導けたなと思います。良い大会でした
──下部組織からベルマーレでプレーし、プレースタイルも“らしさ”がありますが、タイトル獲得に貢献できたという点での想いは
アカデミー出身の僕としては、もう1人(石原)広教(アビスパ福岡期限付き移籍中)というのもいますけど、そういった選手が自覚を持って、アカデミーの選手にプレーを見せられるか。僕たちみたいになりたいとか、ベルマーレでプレーしたいと思ってもらえるかが僕たちの役目だとも思います。そういった意味では、優勝というのはトップチームでやりたいと思わせることに繋がるかなと思います
──曺貴裁監督も優勝した後に同じ様なことを話されていましたが、実際にその後に実感することなどはありましたか
そういったことは感じることが多いです。J1で残留するということも、J1昇格、J2降格を経験している僕とかは、必ずJ1残留させないといけないという気持ちで最後の試合に臨まなければいけないと曺さんに言われましたし、自覚や責任というのを2019シーズンはもっと持たなければいけないと思います
◆U-20W杯でてっぺんを獲ることが目標
──2018年はU-19日本代表でも多くの活動がありました
2018年はAFC U-19選手権では、U-20ワールドカップの出場権を獲得するということだけを考えて臨んでいましたし、集中していた1年でした。そのミッションをキャプテンとして達成できたことは良かったです。
僕にとっては緊張感があって、大事な試合でしたが、大会が始まる前から、前回大会より前はしばらくU-20ワールドカップに出られていなかったので、簡単な大会だとは思っていませんでした。1試合目に勝ったことでいけるなと思えましたし、結果として任務を遂行できたことは良かったです
──チームとして個性溢れる選手が多いと思いますが、キャプテンとして心掛けていたことは
賑やかな選手も多いですし、話を聞かない選手も多いんですが、影さん(影山雅永監督)も言っているように、サッカーになったらみんな真面目に、何があっても勝ちたいと。負けたら悔しがるし、負けていたらフラストレーションが溜まるので、そういった部分では1つでした。ピッチに入ればまとめるのはそんなに難しいことではなかったです。
みんなプロですし、1年目から試合に出ている選手も多いので。声を掛けたり、嫌われ役になって厳しいことも言いましたし、ミーティングが必要であればやったりしました。そういったことは、ベルマーレというチームよりも、代表では一番年上なので、色々考えられたのは良い経験でした
──ベルマーレとは大きく異なる環境だと思いますが、代表活動で得たものはありますか
ベルマーレは、チームが統率されていないとできないサッカーをしているチームで、代表のように即席で集まってできるサッカーではないので、代表というのはギャップがありました。そこをどうやってチームとしてやりやすくさせるか、僕自身もどうやったらやりやすくなるのかを考える時間が多かったです。
それはAFC U-19選手権でも初戦から考えていた部分でした。難しかったですが、相手に対してどうやって自分たちのサッカーを変えていくのか。どういう風に勝利に一番近づけるのか、失点しないのかをたくさん考えられたので、代表では一番成長できた部分だと思います
──年末にはブラジルにも遠征しました
ブラジルに行くまでは相当な時間があって、着いてからも色々アクシデントがありました。練習場まで2時間かかったり、試合会場まで3時間かかったり。色々なことがありましたけど、結果的にブラジル代表に勝ったり、クラブチームにも勝てたので、チームとしてやっていることは間違っていないと感じましたし、選手たちがアクシデントに適応して、サッカーに集中できていた部分は良かったかなと思います。
A代表も大分でスタジアムに到着が遅れたりというのもありましたが、選手たちはそのことも知っていました。みんなA代表を目指しているので、アクシデントで色々いうことはなかったですね。良い遠征になりました
──2019年はU-20ワールドカップがあります
まずはベルマーレでどれだけ開幕から試合に出て、どれだけ出続けられるかが、ワールドカップのメンバーに選ばれることに繋がると思います。僕以外の他の選手もそういう風に思ってやってほしいです。
出るからには、僕たちは出場することが目標ではなく、ワールドカップでてっぺんを獲ることが目標なので、アジアの戦いよりも難しいと思いますが、勝つチャンスは必ずあるので、そこは代表のキャプテンとしても、いちプレーヤーとしても覚悟を持ってやりたいと思います
──その先には東京オリンピックも見えてくると思います
オリンピックもありますし、その先にはA代表もあります。自分にとっては大きなチャンスを得られるところだと思うので、自分のためにもチームのためにも、そしてベルマーレのためにも、しっかりとワールドカップでやれたらと思います
◆一番合っているスパイクに出会えた

(C)CWS Brains,LTD.
──今回の新スパイクは「赤」ですが印象はいかがですか
カッコいいですよね。派手ですしね。僕は目立つようなプレーはしませんが、スパイクの色だけで僕とわかってもらえるような良いスパイクに見えます
──派手なスパイクはお好きですか?
そんなに好きじゃなかったんですけど、親からも「分かりづらいから派手なスパイクを履け」とか「もっと鮮やかなスパイクを履け」と言われていて、それで履くことは多くありました
──見た目以外でのスパイクのこだわりは
スパイクの中ではフィット感を気にしています。この「X」は自分に一番フィットしていますし、中で足がズレることはないです。中盤でプレーするので、トップスピードから止まったり、切り返してもう一回動いたりというプレーが多いので、そこには一番合っているなと思います
──2019年に向けては良いスパイクを手にしたということですね
本当に良いものだなと思います。しっかりと手入れもして、ちゃんと使っていきたいと思います
齊藤未月の関連記事

湘南ベルマーレの関連記事
|
齊藤未月の人気記事ランキング
1
3発快勝で首位キープの神戸、無慈悲な吉田孝行監督がオフを練習に変更……選手たちの反応がガチで話題もエイプリルフール「まんまとやられたな」
これが好調を維持する首位チームといったところなのかもしれない。 1日、明治安田生命J1リーグで京都サンガF.C.と対戦したヴィッセル神戸。昨シーズンは大きく低迷し、再開の時期も長かったチームだが、今シーズンは開幕から好調を維持している。 首位で迎えた京都戦。前半は苦しい戦いとなるが、後半に入り汰木康也が2得点と活躍。さらに、大迫勇也にもゴールが生まれ、0-3で快勝を収め首位をキープした。 しっかりと首位を守り快勝した神戸だったが、試合後には吉田孝行から悲痛な知らせが届くこととなる。 勝利後のロッカールームで選手たちに声をかける吉田監督。「ゼロに抑えたのもでかいし、それぞれ役割を全うした」とコメント。「前半から難しいゲームだったと思う。どっちに転ぶかわからない前半。集中力を切らさずに全員がやったという結果だと思う」と選手たちのパフォーマンスを称えた。 すると、その直後「疲れているとは思うけど、明日は練習に変更しまう」と衝撃の発言。選手たちも思わず、顔を見上げ、吉田監督に視線を送り、「え?」と齊藤未月は本気で驚き、声を上げていた。 選手たちは一瞬固まった中、「エイプリルフール」と一言。4月1日ということもあり、しっかりと結果を残して首位をキープしたからこその吉田監督からのサプライズだった。 選手たちも「イェーイ」とと盛り上がり。チームの雰囲気はやはり良さそうだ。 これにはファンも「まんまとやられたな」、「この雰囲気最高」、「選手が顔を揃ってあげるの笑える」、「吉田監督が幸せそうな笑顔」、「誰も傷つかないエイプリルフール」と楽しいひとときとなったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】オフが練習となると告げられた選手たちの反応がリアル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【悲報】<br>京都戦後に吉田監督から明日のオフが練習に変更されることが告げられました。<a href="https://twitter.com/hashtag/visselkobe?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#visselkobe</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E7%A5%9E%E6%88%B8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ヴィッセル神戸</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#エイプリルフール</a> <a href="https://t.co/ZjgttYhRbC">pic.twitter.com/ZjgttYhRbC</a></p>— ヴィッセル神戸 (@visselkobe) <a href="https://twitter.com/visselkobe/status/1642141132380307456?ref_src=twsrc%5Etfw">April 1, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.04.01 23:58 Sat2
4連勝中の神戸に3発完勝のC大阪が今季初のリーグ連勝を飾る!【明治安田J1第15節】
明治安田J1リーグ第15節のヴィッセル神戸vsセレッソ大阪が6日にノエビアスタジアム神戸で行われ、1-3でアウェイのC大阪が勝利した。 2週間ぶりのゲームとなった直近のファジアーノ岡山戦を宮代大聖、井手口陽介のゴールで完勝し、リーグ戦4連勝を飾った5位神戸(勝ち点21)。上位追走へこのままの勢いをキープしたいチームは、その試合から先発を3人変更。扇原貴宏、本多勇喜、鍬先祐弥に代えて汰木康也、齊藤未月、カエターノをスタメンで起用した。 一方、直近の京都サンガF.C.では2点ビハインドをひっくり返し逆転勝利を飾った15位C大阪(勝ち点16)。好調の神戸に対し、アーサー・パパスは京都戦から先発を4人変更。ルーカス・フェルナンデスやチアゴ・アンドラーデ、中島元彦らに代えてラファエル・ハットンや香川真司、進藤亮佑らをスタメンで起用した。 試合は開始早々のに神戸がチャンスを作る。6分、相手DFの中途半端なクリアをボックス右で奪った佐々木大樹の折り返しをエリキが右足で合わせたが、こ その後は拮抗した展開が続く中、神戸は43分にチャンス。中盤でのボール奪取から佐々木が右サイドのスぺースへパスを送ると、これを受けたエリキのクロスに宮代大聖が飛び込んだがわずかに届かず。 ゴールレスのまま前半終了かと思われたが、神戸は追加タイムにスコアを動かす。追加タイム1分、広瀬陸斗の右CKをファーサイドで収めた宮代が絶妙なトラップでDFをかわし左足を振り抜くと、このシュートがゴール右隅に突き刺さった。 このまま前半終了かと思われたが、その直後にC大阪が追いつく。追加タイム2分、敵陣左サイドで相手DFの中途半端なクリアを奪ったハットンの横パスをバイタルエリア手前で受けた喜田陽がゴール前へロングパス。これを走り込んだ上門知樹が左足ボレーで流し込んだ。 1-1で迎えた後半は一進一退の展開が続く中、C大阪は58分に上門と古山兼悟を下げて中島元彦とルーカス・フェルナンデスを、75分に奥田勇斗を下げて柴山昌也を投入。 すると83分、自陣からドリブルで持ち上がった髙橋仁胡のロングパスで左サイドを駆け上がった中島がボックス左から折り返しを供給すると、中央のハットンが落としたボールを柴山がダイレクトシュート。左ポストに当たったボールがゴールに吸い込まれた。 勝ち越しに成功したC大阪は、試合終了間際の96分にもボックス右から侵入したハットンがゴールネットを揺らし、3-1で勝利。敵地で神戸に完勝のC大阪が今季初のリーグ戦連勝を飾った。 ヴィッセル神戸 1-3 セレッソ大阪 【神戸】 宮代大聖(前46) 【C大阪】 上門知樹(前47) 柴山昌也(後38) ラファエル・ハットン(後51) 2025.05.06 16:50 Tue3
「情けない試合に」アウェイで4失点敗戦の神戸、フル出場でアシストの齊藤未月が振り返る「2-4で終わるのは、話は少し違う」
ヴィッセル神戸のMF齊藤未月が、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)リーグステージ最終節の上海申花戦を振り返った。 18日、神戸はアウェイで上海申花と対戦。すでにトップ4でのラウンド16行きを決めている中、リーグ戦を考えてターンオーバーを敢行。U-18のMF濱﨑健斗、MF瀬口大翔も先発に名を連ねた。 しかし、試合は開始早々からまさかの展開に。開始2分で元横浜FCのサウロ・ミネイロに先制を許すと、7分にはディフェンスラインの裏に出されたボールにGKオビ・パウエル・オビンナが飛び出すと、接触する形となり一発退場。試合の大半を10人で戦うこととなった。 苦しい戦いとなった神戸は、サウロ・ミネイロにハットトリックを許すなど4失点。最終盤に冨永虹七、井出遥也が2点を返すが、4-2で敗戦となった。 この試合にフル出場した齊藤。4-0の中では、冨永のゴールを鋭い縦パスでアシストしたが、試合後のフラッシュインタビューに応じ、難しい試合になってしまったと語り、数的不利な状況でも攻撃面でできたことはあったと振り返った。 「やることは今日は明確だったんですが、ちょっと難しい試合になった感覚もありますし、情けない試合ですが、もっと自信を持って、ボールを持つところは持ちたかったです」 「守備は難しかったですが、攻撃はポジティブにアクションすべきでしたし、試合に出ている選手とこっちに来ている選手の違いが大きく出ているかなと思います」 すぐにリーグ戦が待っているため、控えの選手、若手選手中心で臨んだ中で盛り返せなかったとした齊藤。ただ、最後の2点は前向きになれるとし、しっかりと次に繋げていきたいとした。 「4-0で終わるのと2-4で終わるのは、話は少し違うと思います。選手が代わってパワーアップした部分は良かったですが、ただ負けは負けですし、個人的にも情けない試合になってしまったので、次につなげるために良い取り組みをしたいと思います」 神戸はJ1開幕戦で浦和レッズとゴールレスドロー。22日には第2節でアウェイの名古屋グランパス戦に臨むこととなる。 上海申花 4-2 ヴィッセル神戸 【上海申花】 サウロ・ミネイロ(前2、後3、後25) チャン・シンイチ(前45+3) 【神戸】 冨永虹七(後42) 井出遥也(後45+3) <span class="paragraph-title">【動画】冨永虹七が神戸での初ゴール!強烈な一撃で一矢報いる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1891848708225945952?ref_src=twsrc%5Etfw">February 18, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.02.18 23:35 Tue4
「選手に関する会見」の神戸が湘南からMF齊藤未月を完全移籍で獲得! 3年+オプションの長期契約でまずは復帰に向けた治療に専念
ヴィッセル神戸は12日、湘南ベルマーレのMF齊藤未月(25)が完全移籍で加入することを発表した。 齊藤は湘南の下部組織出身で、2016年5月にトップチーム昇格。その後、ロシアのルビン・カザンでプレー。2022年はガンバ大阪へ期限付き、2023年には神戸に期限付き移籍してプレーしていた。 齊藤は2023シーズンのJ1で22試合、YBCルヴァンカップで3試合、天皇杯で3試合1得点を記録していたが、2023年8月19日に行われた柏レイソル戦で左ヒザ関節脱臼、左ヒザ複合靱帯損傷(前十字じん帯断裂、外側側副じん帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副じん帯損傷、後十字じん帯損傷)、内外側半月板損傷の重傷を負っていた。 チームは初のリーグ優勝を果たした中で、悔しいシーズンになった中、クラブは完全移籍での獲得を決断。「選手に関する会見」と発表していたものは齊藤の完全移籍の件であり、千布勇気社長は記者会見で「3年+オプションの長期契約」と語り、「ゆっくりとまずはケガを治すことに集中してほしい」と語った。 齊藤はアカデミーから過ごしていた湘南を通じてコメントしている。 ーーーーー 完全移籍という形で湘南ベルマーレを離れることになりました。 何を話すべきか考えましたが、まずは感謝を湘南ベルマーレに伝えたいと思います。 広教と同様に小学5年生からアカデミーで育ちベルマーレで多くのことを学びました。 考え方や自分の可能性、サッカーを大好きになれたのもここで育ったからだと思います。 そしてアカデミーで育つ中で、ベルマーレでしかプロサッカー選手にはなりたくないという気持ちや想いが強く私にはありました。 それぐらいベルマーレに魅力があって唯一無二のチームだと思っています。 私自身の願いではありますが、Jリーグで唯一無二の、ある意味特質したチームであり続けて欲しいです。 もちろん変化はしていますが、その雰囲気や環境はサポーターとともに作り上げたものだと思います。 だからこそ湘南ベルマーレで私はプロサッカー選手になりたいと思えました。 そんなクラブにいることができたことがとても良かったですし、感謝の気持ちでいっぱいです。 今は復帰に向けて色んな方の助けや支えを受けながら日々前に進んでいます。 今年は自分にこの言葉を言い聞かせていこうと思っています。 “過去を受け入れ未来へ進む” “焦らず丁寧に根気よく” 自分にとって大切な意味のある言葉だと思っています。 サッカーをプレーして活躍する姿を見せ続けることが本当に大事で私のサッカーをしている理由のひとつです。 長々と書きましたが、とにかく今も昔も毎日が楽しくて最高の人生を過ごし続けている、そんな日々の一部に湘南ベルマーレというクラブがあることは変わらず、出会えたこと自体が幸せなことだと感じます。 まずは湘南との対戦をできるようにしっかり強くなって復活します!! まだまだこっからです!! その日までまた!! <span class="paragraph-title">【動画】「選手に関する会見」と告知されていた齊藤未月の完全移籍会見</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="cap1K5SMKiY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.01.12 18:07 Fri5
メッシや久保建英が着用! アディダスがスピードプレーヤーのためのスパイク「F50」の復活を発表!
アディダス ジャパンが、一瞬のスピードで、すべてを変える力を与えるためのサッカースパイク「F50(エフゴジュウ)」の新モデルを発表した。 「F50」は、プレーヤーに爆発的なスピードを与えることを目的として2004年に登場。リオネル・メッシをはじめとする様々な選手が着用してきた。 シューレースを覆った仕様のモデル、プレーヤーの特性やピッチコンディションに合わせて調整ができる「TUNiT」、さらに足との一体感を高めるべく、「ADIZERO」のコンセプトを持ったシリーズなど、フットボールシューズに革新をもたらすモデルを生み出してきた中、2015年で一度幕を下ろすことに。そんな中、初登場から20周年となる2024年に復活を果たす事となった。 これまでアディダスは、柔らかさで魅了するプレーヤーに向けた「COPA(コパ)」、決定力で勝負するプレーヤーに向けた「PREDATOR(プレデター)」、一瞬の速さで勝負するプレーヤーに向けた「X(エックス)」という3つのフランチャイズを展開してきたが、「X」に置き換わる形で、「F50」が登場する。 スピードフランチャイズとして再登場する「F50」は、ファイバータッチアッパーとエクスターナルヒールカウンターを採用し、軽量化を実現。中足部を覆うように配置された伸縮性のある素材に、TPUで補強を施したトンネル型のコンプレッションフィットトンネルシュータンで、より良いフィット感とホールド性を向上。また、戦略的に配置された立体的なテクスチャーのライン、スプリントウェブによってスピードにのった際のボールタッチ、コントロールに貢献する。 なお、「F50」の“F”は、速さの象徴、F1レースの語源でもある“Formula”の頭文字から命名。そして、1954年、スイスで行われた1954 FIFAワールドカップ™の決勝で、ぬかるんだピッチの中、西ドイツ代表選手がスタッド取り換え式のアディダスのシューズを履き、当時無敵と謳われたハンガリー代表に勝利し優勝を手にした「ベルンの奇跡」から、50年後の2004年に登場した事で“50”という数字が採用されている。 さらに、誕生から20年が経った2024年、「F50」は、未来“Future”を見据えたスピードプレーヤー達が、“F”を継承すべく生まれ変わることとなる。 6月3日(月)17時からアディダスオンラインショップ、アディダス先行販売。4日(火)から日(火)よりアディダス直営店にて一部商品先行発売、10日(月)より一般発売される。 このスパイクは、メッシの他、日本代表MF久保建英やDF菅原由勢、FW浅野拓磨、またなでしこジャパンのMF宮澤ひなた、FW藤野あおばも着用。コメントを寄せている。 ◆久保建英 「サッカーでは一瞬のスピードやボールタッチが試合の運命を大きく左右します。「F50」は軽く、そしてフィット感があって包み込まれるような履き心地がして、ドリブルをしたときにピッチを駆け抜けられる感覚がしました。スピードにのったプレーでも大活躍してくれそうな一足です」 ◆菅原由勢 「新しくなった「F50」を履いてみたら、軽さにとても驚きました。サイドからの切り込みを行う時はスピード感をもってプレーすることが大切です。スピードを発揮してくれる「F50」を履いてプレーできるシーズンはとても心強いです」 ◆浅野拓磨 「安定感のあるソールなので、一瞬のスピードで相手を抜き去るドリブルや、背後に抜け出すときなどにスパイクの力が発揮できます。スピードを武器とする僕にとって、「F50」は相棒のような一足になりそうです」 ◆宮澤ひなた 「サッカーでは、スピードにのってゴールまでボールをつなぐことが重要です。「F50」を履いてみたら、スピード感が重要なプレーの中でもボールコントロールがしやすく、さすが「スピードに特化したスパイクだな」と思いました。今年の夏、活躍して日本中のサッカーを頑張る女の子たちがこのスパイクを履きたいと思う日がくるよう頑張りたいです」 ◆藤野あおば 「プレーにおいて最も大切なのは「迷わないこと」です。迅速に次のアクションを選ぶためにはスピードを意識することが重要です。「F50」は軽い履き心地とソールの安定感が魅力的で、「迷わない」ためのプレーにはとても適したスパイクだと思いました。「F50」とともに、夏の大会も駆け抜けたいです!」 その他着用予定選手は以下の通り。 岩崎悠人(アビスパ福岡) 香川真司(セレッソ大阪) 加藤聖(横浜F・マリノス) 齊藤未月(ヴィッセル神戸) 坂井駿也(テゲバジャーロ宮崎) 佐々木雅士(柏レイソル) 佐藤龍之介(FC東京) 常本佳吾(セルヴェット/スイス) 仲川輝人(FC東京) 中野伸哉(ガンバ大阪) 中村拓海(FC東京) 永戸勝也(横浜F・マリノス) バングーナガンデ佳史扶(FC東京) 土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース) 藤本寛也(ジル・ヴィセンテ/ポルトガル) 三好康児(バーミンガム・シティ/イングランド) 武藤嘉紀(ヴィッセル神戸) 山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) <span class="paragraph-title">【写真】アディダスが復活を発表した「F50」</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:アディダス 2024.06.04 12:50 Tue湘南ベルマーレの人気記事ランキング
1
【明治安田J1第14節まとめ】鹿島は4連勝で首位キープ、浦和は5連勝で2位浮上…G大阪が4ゴール快勝で連勝
3日に明治安田J1リーグ第14節の8試合が各地で行われた。 <h3>【G大阪vs湘南】助っ人の2戦連発など4ゴール快勝</h3> 14位のガンバ大阪は11位の湘南ベルマーレと対戦。前節首位を下したG大阪はこの日も攻撃陣が躍動する。 開始2分、GKのロングボールを受けたデニス・ヒュメットがファン・アラーノのパスを受けるとドリブルをスタートさせボックス手前から左足一閃。強烈なミドルシュートで先制すると、13分にはスルーパスに抜け出した宇佐美貴史がボックス内左からシュート。これはGK上福元直人にセーブされるが、岸本武流が詰めて追加点を奪う。 勢いに乗るG大阪は29分にもカウンター。左サイドを仕掛けたファン・アラーノがクロスを入れると、ボックス内に走り込んだ岸本がハーフボレーで蹴り込み3点目。35分にはボック付近のFKからクリアボールを黒川圭介が拾ってクロス。ファーサイドで半田陸が折り返すと、中谷進之介がヘディングで押し込み4点目。前半に一気に試合を決めたG大阪が4-0で快勝を収めた。 <h3>【鹿島vs町田】4連勝の鹿島が首位キープ</h3> 3連勝で首位に立つ鹿島アントラーズと3連敗を止めた7位のFC町田ゼルビアの一戦。鹿島が主導権を握り中、16分には関川郁万が負傷交代するアクシデントが発生。すると39分、チャヴリッチのパスをボックス手前で受けた鈴木優磨が素早くボックス左に展開。駆け上がった安西幸輝の折り返しを走りこんだ田川亨介が左足で流し込んだ。 鹿島が先制した展開となった中、町田は選手交代で流れを変えにいくも、なかなかゴールを奪えず。70分には、ナ・サンホが直接FKで狙ったがシュートはクロスバー直撃。町田の猛攻は最後まで続いたが、鹿島が1点を守り切って、首位をキープした。 <h3>【新潟vsFC東京】下位対決はFC東京に軍配</h3> 17位のアルビレックス新潟と16位のFC東京の一戦は点の取り合いに。先制したのはFC東京。8分にルーズボールを拾ったマルセロ・ヒアンがドリブルで運ぶと、ボックス手前から左足一閃。移籍後初ゴールで見事に先制する。 前半はFC東京がリードして終えると52分にも追加点。敵陣でFC東京はボールを回すと、細かくパスを繋いでいくと起点となった小泉慶がフィニッシュを仕上げて追加点を奪う。 2点ビハインドとなった新潟。しかし66分に奥村仁が左サイドを仕掛けてボックス内からシュート。これはGK野澤大志ブランドンがセーブするも、クリアが小さくなると笠井佳祐がこぼれ球を蹴り込み1点を返す。 1点差となったが82分には新潟が右サイドからのダニーロ・ゴメスのクロスを奥村がボックス内で合わせるも左ポスト直撃。すると、ここからFC東京がカウンター。白井康介が拾ってドリブルスタート。敵陣まで1人で持ち込みスルーパスを出すと、マルセロ・ヒアンが抜け出しフィニッシュ。新潟は後半アディショナルタイムにダニーロ・ゴメスが1点を返すも2-3でFC東京が勝利を収めた。 その他、東京ヴェルディを2-0で下した浦和レッズは5連勝。2週間ぶりの試合となったヴィッセル神戸はファジアーノ岡山を2-0で下してこちらも4連勝と勝ち点を重ねている。 <h3>◆明治安田J1リーグ第14節</h3> ▽5/3(土) サンフレッチェ広島 2-1 アビスパ福岡 【広島】 加藤陸次樹(後22) ジャーメイン良(後45+8) 【福岡】 見木友哉(後41) アルビレックス新潟 2-3 FC東京 【新潟】 笠井佳祐(後21) ダニーロ・ゴメス(後45+9) 【FC東京】 マルセロ・ヒアン(前8、後37) 小泉慶(後7) 清水エスパルス 0-3 名古屋グランパス 【名古屋】 稲垣祥(前36) 和泉竜司(後3) 椎橋慧也(後5) 鹿島アントラーズ 1-0 FC町田ゼルビア 【鹿島】 田川亨介(前39) 浦和レッズ 2-0 東京ヴェルディ 【浦和】 松尾佑介(前6) 渡邊凌磨(前31) ガンバ大阪 4-0 湘南ベルマーレ 【G大阪】 デニス・ヒュメット(前2) 岸本武流(前13、前29) 中谷進之介(前35) ヴィッセル神戸 2-0 ファジアーノ岡山 【神戸】 宮代大聖(後6) 井手口陽介(後28) 京都サンガF.C. 2-3 セレッソ大阪 【京都】 原大智(前12) 松田天馬(前14) 【C大阪】 ルーカス・フェルナンデス(前18) 古山兼悟(前43) 中島元彦(後20) <span class="paragraph-title">【動画】覚醒した助っ人、デニス・ヒュメットが2戦連発の衝撃ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="OdH_JRuadok";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.03 21:50 Sat2
【J1注目プレビュー|第15節:湘南vs広島】惨敗直後の湘南、4連敗ストップの広島と共に大事な一戦に
【明治安田J1リーグ第15節】 2025年5月7日(水) 19:00キックオフ 湘南ベルマーレ(13位/18pt) vs サンフレッチェ広島(8位/20pt) [レモンガススタジアム平塚] <h3>◆惨敗からどう立ち直るか【湘南ベルマーレ】</h3> 前節はアウェイでのガンバ大阪戦で4-0と惨敗。今シーズンワーストとも言える内容で3試合ぶりの黒星となった。 2試合連続クリーンシートで終えていた湘南だったが、G大阪の圧力に屈することに。連続失点で崩壊したが、攻められるのは初めてではない。 ここまでの戦い方も、守備が耐えて、我慢して戦った中でゴールを奪えていたということ。守備が耐えられなければ、同じような試合は何度もあった可能性はある。 しっかりと集中して守備を行うことを考えつつも、勝利を掴みたいところ。悪い流れにしたくない一戦となる。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:上福元直人 DF:鈴木雄斗、キム・ミンテ、鈴木淳之介 MF:藤井智也、奥野耕平、奥埜博亮、畑大雅 MF:池田昌生、平岡大陽 FW:鈴木章斗 監督:山口智 <h3>◆4連敗ストップ、波に乗れるか【サンフレッチェ広島】</h3> 指揮官不在の中で4連敗という苦しい状況に立たされていたが、前節はアビスパ福岡相手に2-1で勝利を収め、連敗をストップさせた。 期待されていたほどの結果がここまでは出ていない広島。AFCチャンピオンズリーグ2を戦っていた影響もあるが、ケガ人なども多く、苦しい台所事情を表しているとも言える。 攻撃陣に課題はあるものの、再びここから波に乗りたい広島。連敗を止めた後の大事な一戦で、しっかりと勝ち切って連勝街道を歩みたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:大迫敬介 DF:塩谷司、荒木隼人、佐々木翔 MF:中村草太、田中聡、川辺駿、東俊希 MF:前田直輝、加藤陸次樹 FW:ジャーメイン良 監督:ミヒャエル・スキッベ 2025.05.07 15:15 Wed3
広島が不振の湘南撃破でリーグ連勝! 前節に続き中村草太奪取のPKを決めたジャーメイン良が決勝点【明治安田J1第15節】
7日、明治安田J1リーグ第15節の湘南ベルマーレvsサンフレッチェ広島がレモンガススタジアム平塚で行われ、アウェイの広島が0-1で勝利した。 13位の湘南は前節、ガンバ大阪に0-4の惨敗を喫し2戦未勝利と苦境が続く。ホームで3戦ぶりの白星を目指した今節は先発5人を変更。ディフェンスラインを中心にセンターラインにテコ入れを図り、キム・ミンテ、奥埜博亮、藤井智也を起用。前線は根本凌、鈴木章斗、福田翔生を同時起用した。 一方、8位の広島は前節、アビスパ福岡相手に劇的な2-1の勝利を収めてリーグ連敗を「4」でストップ。その勢いに乗って連勝を目指したアウェイゲームでは先発1人を変更。前田直輝に代えて中野就斗を起用。中村草太をシャドーに上げた。 試合は開始早々に動く。中村が快足を飛ばしてボックス中央に抜け出すと、DFキム・ミンテとDF鈴木淳之介にサンドされて引き倒されると、キム・ミンテのファウルが取られてPKを獲得。キッカーのジャーメイン良が冷静に中央へ蹴り込み、2試合連続でPK成功。6分の先制点とした。 前節同様に早い時間帯にビハインドを背負った湘南はミラーゲームの展開でボールを保持。サイドを起点にズレを生み出そうとするが、広島の堅守を前になかなかシュートまで持ち込めない。ただ、相手のカウンターに対しては冷静にケアし、失点後はシュートまで持ち込ませない。 前半半ば以降は湘南がボールを持たされる状況が続き広島がペースを握る形に。 中盤での睨み合いが続くなか、よりリスクを冒して攻撃に出ていく湘南。福田の仕掛けに加え、37分にはボックス左でパスを受けた根本が強引にシュートへ持ち込んだが、これは枠の左に外れた。 クローズな前半45分を経てアウェイの広島の1点リードで折り返した後半。前半からの流れを踏襲する形で試合が進んでいく。 ボール保持率では広島がほぼイーブンに持ち込んだが、前半同様にシュートまで持ち込む場面は少なく攻撃は停滞。一方、後半はボックス付近まで運ぶものの最後の工夫が足りない湘南は根本を下げてルイス・フェリッピを投入。そのブラジル人アタッカーはやや強引なプレーから攻撃に変化を加えたが、広島の堅守をこじ開けるまでには至らず。 後半半ばを過ぎると、互いに交代カードを切りながら一進一退の攻防を繰り広げていく。湘南は徐々にボール保持率を高めていったが、前半同様に持たされる印象が強くセットした相手の守備を揺さぶり切れず。 一方、広島は東俊希のアクシデントによって新井直人、古巣初対戦となった田中聡を下げて松本大弥を投入し、完全にゲームクローズに向かう。そして、危なげなくホームチームの攻撃を最後まで撥ね返し続け、ウノゼロでリーグ連勝を達成した。 敗れた湘南は3試合無得点と攻撃の停滞感が漂う中での厳しい3戦未勝利となった。 湘南ベルマーレ 0-1 サンフレッチェ広島 【広島】 ジャーメイン良(前6) <span class="paragraph-title">【動画】冷静沈着、ジャーメイン良の決勝PK</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1920059093374439826?ref_src=twsrc%5Etfw">May 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.07 21:29 Wed4
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue5