【リーガエスパニョーラ第22節プレビュー】コパ逆転4強のバルサvsバレンシア! トップ3vs第2グループの直接対決!

2019.02.01 19:00 Fri
Getty Images
後半戦初戦となった第21節では首位のバルセロナから4位のセビージャまでの上位陣が揃って快勝を収め、波乱のない一節となった。一方、バレンシアとの自治州ダービーで完敗の19位ビジャレアルではルイス・ガルシア監督の解任およびハビ・カジェハ前監督の復帰と再び混迷を極める状況となっている。

今冬の移籍市場が閉幕を迎えて初めて迎える今節では首位のバルセロナ(勝ち点49)と7位のバレンシア(勝ち点29)の一戦を始め、トップ3とヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の第2グループの直接対決に注目が集まるところだ。

前節、エースFWメッシのリーガ7試合連続ゴールもありジローナを破ったバルセロナはバルベルデ体制で最長となるリーガ8連勝を達成。さらに、ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ準々決勝ではカンプ・ノウでセビージャ相手に6-1の快勝を収め、0-2で敗れた1stレグから見事な逆転劇をみせ、ベスト4進出を果たしている。そして、勢いにのる首位チームは後半戦に入って復調気配を漂わせるバレンシア相手に9連勝を狙う。注目は8戦連発が懸かるメッシと、コパでの2ゴールで不振脱出を図るMFコウチーニョだ。
対するバレンシアも勢いではバルセロナに劣らない。前節のビジャレアル戦を3-0の快勝で飾りリーガで2連勝を達成すると、ヘタフェとのコパでは0-1で敗れた1stレグからの逆転を目指す中、立ち上がりにいきなり失点を喫して出鼻をくじかれたが、後半アディショナルタイムの劇的な2ゴールによって“メスタージャの奇跡”を起こして逆転での4強進出を決めた。とりわけ、今季開幕から絶不調のFWロドリゴのハットトリックの活躍は首位チームとのアウェイゲームに向けて大きな朗報だ。

バルセロナを勝ち点5差で追う2位のアトレティコ・マドリー(勝ち点44)は、8位のベティス(勝ち点29)とのアウェイゲームに挑む。前節のヘタフェ戦では頼れるエースFWグリーズマンのゴールを3試合連続無失点で凌ぎ切って2-0の快勝。闘将ゴディンの負傷離脱は気がかりなところだが、チーム状態は良好だ。また、対戦相手のベティスはミッドウィークのコパをでエスパニョールに勝利したものの、120分間の激闘を強いられており、コンディション面が危ぶまれる。敵地でボールを圧倒的に保持される試合展開が濃厚だが、グリーズマンや新加入でデビューが期待されるFWモラタを中心に堅守速攻で勝ち切りたい。
主力の復帰を追い風に直近の公式戦すべてで複数得点を記録し4連勝中の3位レアル・マドリー(勝ち点39)は、リーガ連敗中とやや勢いが落ちる5位のアラベス(勝ち点32)との上位対決に挑む。前回対戦で後半ラストプレーでの失点で敗れた因縁の相手とのリベンジマッチに向けては直近の公式戦2試合連続でドブレーテ記録中のFWベンゼマの活躍に注目だ。その一方で、DFヴァランが出場停止、DFセルヒオ・ラモスがケガによって欠場濃厚のセンターバック陣ではDFナチョの代役に誰を据えるかにも注目が集まる。

そのほかの注目カードは一時の不振を脱した9位のレアル・ソシエダ(勝ち点27)と、11位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点27)による、今季2度目のバスク・ダービーに注目。ソシエダは2019年に入って2勝2分けとリーガで無敗を継続中。直近は格下相手にいずれもドローと取りこぼしの感も見受けられるが、敵地でレアル・マドリーを破っている。対するビルバオは2019年に入って3勝1分けとこちらも無敗を継続。さらに、FWイニャキ・ウィリアムズの活躍もありセビージャ、ベティスと上位に付けるセビージャ勢を退けているなど本来のパフォーマンスを取り戻している。

また、カジェハ監督が再登板となった19位のビジャレアル、コパ敗退からのバウンスバックが求められる4位のセビージャの試合も要注目だ。

《リーガエスパニョーラ第22節》

▽2/1(金)
《29:00》
ウエスカ vs バジャドリー

▽2/2(土)
《21:00》
レバンテ vs ヘタフェ
《24:15》
レアル・ソシエダ vs アスレティック・ビルバオ
《26:30》
バルセロナ vs バレンシア
《28:45》
セルタ vs セビージャ

▽2/3(日)
《20:00》
ビジャレアル vs エスパニョール
《24:15》
ベティス vs アトレティコ・マドリー
《26:30》
エイバル vs ジローナ
《28:45》
レアル・マドリー vs アラベス

▽2/4(月)
《29:00》
ラージョ vs レガネス

バルセロナの関連記事

【ヴィッセル神戸20周年チャリティーマッチ】ヴィッセル神戸 1-3 バルセロナ(7月27日/ノエビアスタジアム神戸) [速報]ヴィッセル神戸が同点に追いつく!!/キーパーが弾いたボールを広瀬陸斗が拾い宮代大聖がゴール!\30周年記念チャリティーマッチヴィッセル神戸 vs FCバルセロナ解説:槙野智章 乾貴士ABE 2025.07.28 06:00 Mon
バルセロナは25日、中止としていたヴィッセル神戸との30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が開催されることを発表した。 今月27日に予定されていた一戦は、同月24日、『プロモーターによる重大な契約違反』があったとしてバルセロナが公式サイト上で日本 2025.07.25 19:00 Fri
FCバルセロナは24日、27日に開催予定のヴィッセル神戸との試合を中止することを発表した。注目を集めた一戦がまさかの形で中止となると、ファンの間で落胆の声が広がっている。 神戸は7月27日、30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が予定されていた。 2025.07.24 13:06 Thu
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長がハンジ・フリック監督の契約延長に改めて言及した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦。同じ街のライバルであるエスパニョールとのダービーでは勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それで 2025.05.16 20:20 Fri
バルセロナのスペイン代表MFフェルミン・ロペスが、リーグ制覇を喜んだ。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦した。 同じ街のライバルであるエスパニョールとの対戦。勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それでも後半に入ると、53分にヤマルが先制ゴール。後半ア 2025.05.16 15:25 Fri

ラ・リーガの関連記事

【ラ・リーガ】マジョルカ 1ー0 アラベス(9月28日/エスタディ・マジョルカ・ソン・モイシ) ジャガー浅野 待望の今季初ゴール#浅野拓磨 味方との見事なワンツーで裏に抜け出し、冷静なフィニッシュこのゴールが決勝弾となり今季未勝利だったチームを初勝利に導くラ・リーガ 第7節#マジョルカ v #アラベスhttps: 2025.09.29 16:00 Mon
ソシエダの日本代表MF久保建英が、ラ・リーガの開幕戦で初ゴールを決めた。鮮烈ゴラッソに、ファンが大歓喜している。 ソシエダはラ・リーガ第1節でバレンシアと対戦。在籍4シーズン目を迎える久保は[4-2-3-1]の右サイドハーフで先発すると、先制を許した直後の60分に圧巻の同点ゴールを叩き込む。 スペイン代表M 2025.08.18 12:30 Mon
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
バルセロナは25日、中止としていたヴィッセル神戸との30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が開催されることを発表した。 今月27日に予定されていた一戦は、同月24日、『プロモーターによる重大な契約違反』があったとしてバルセロナが公式サイト上で日本 2025.07.25 19:00 Fri

バルセロナの人気記事ランキング

1

バルセロナの至宝ガビに衝撃の事実「彼は靴紐の結び方をよく知らない」

バルセロナのスペイン代表MFガビの秘密が1つ明らかになった。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 今季17歳という若さでファーストチームデビューを果たしたカンテラの至宝ガビ。10月にはスペイン代表デビューし、85年ぶりに最年少出場記録を塗り替えた。 ここまで公式戦に17試合に出場しているが、チャビ・エルナンデス新監督就任以降の6試合でもスタメン起用されており、新体制でもその存在感を遺憾なく発揮している。 その実力もさることながら、別の注目を浴びていたのがガビのスパイクの靴紐だ。 ガビは試合中に靴紐が解けた状態でプレーすることがよくあり、一種の迷信的な行いなのではないかとも噂されていたが、スペイン人記者のマルク・マルバ・プラッツ氏によると、その理由は単純なものだった。 「ガビは幼い頃から靴紐をほどいたままプレーしている。それは、靴紐の結び方をよく知らないからだ。彼は気にしていないし、それでプレーしている」 最近では、同僚のU-19スペイン代表MFニコ・ゴンサレスが、自身のインスタグラムで「学ぶ時間…」というコメントを添えて、ガビの靴紐を結んであげている写真を掲載しており、ガビの靴紐の秘密に関しては、チームメイトにも知れ渡っているようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】スパイクのひもが解けまくるガビ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi1.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi2.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi3.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2021.12.21 21:15 Tue
2

バルセロナが新カンプ・ノウのイメージを発表!収容人数11万人

バルセロナが新カンプ・ノウの新たなイメージを発表した。クラブの公式SNSで伝えている。 バルセロナはエスパイ・バルサ計画というカンプ・ノウの改修を軸としたプランを発表。当初の計画では2021年に完成予定だったものの、現時点では2025年に完成の予定だ。 カンプ・ノウの改修を行うのはコンペを勝ち抜いた日本の設計事務所、日建設計で、完成時には収容人数を11万人まで増員する予定だ。 また、改修工事のためにバルセロナは2022年夏以降、最長で1年間のホーム開催試合をカンプ・ノウ以外で行う可能性も報じられている。 17日に行われたラ・リーガ第9節のバレンシア戦では観客を100%収容可能だったものの、4万7317人の入場者数にとどまっていたバルセロナだが、新カンプ・ノウに向けてサポーターたちの熱量を取り戻すことができるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】日本の設計事務所が担当する新カンプ・ノウのイメージムービー</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJpaU5nOGtodiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.10.20 05:45 Wed
3

コパ決勝クラシコで2アシスト、優勝に貢献したヤマルはマドリーに「今季彼らは僕らに勝てない」と豪語

バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルがレアル・マドリーに対して豪語した。 ヤマルは26日に行われたコパ・デル・レイ決勝マドリー戦で先制点と2点目をアシスト。延長戦の末3-2で勝利したチームの優勝に大きく貢献していた。 コパ・デル・レイ決勝での勝利により今季のクラシコの戦績はバルセロナの3戦3勝となった中、ヤマルは試合後のインタビューで「例え1点決められても、2点決められても関係なかった。今季彼らは僕らに勝てない。それが証明された」と豪語。 優勝決定後には派手なサングラスを着用してお茶らけていたヤマル。17歳の言動が来月11日に行われるラ・リーガでの今季最後となるエル・クラシコにどのような影響を与えるだろうか。 2025.04.27 13:00 Sun
4

元バルサ逸材のセカンドキャリアは順調…メキシコ最大の石油会社との事業など商才見せる

2021年に現役を引退した元メキシコ代表FWのジョバニ・ドス・サントス氏(35)が、実業家として順調なセカンドキャリアを歩んでいるようだ。 バルセロナのカンテラ出身であるドス・サントス氏は、ロナウジーニョやリオネル・メッシに続く新たなメガクラックとして期待を集めた。しかし、2007-08シーズンにファーストチーム昇格を果たすも、当時黄金期のチームで出場機会を得られず。 以降はトッテナムやマジョルカ、ビジャレアルといったヨーロッパのクラブを渡り歩き、2015年からは母国の隣国アメリカのLAギャラクシー、2019年には父親の古巣である母国クラブ・アメリカでプレーし、2021年限りで現役を退いた。 メキシコ『Claro Sports』によれば、メキシコ代表として通算106キャップを刻んだアタッカーは現在、石油化学会社『ペトロレオス・メキシカーノ(PEMEX)』と関係がある『プロキュラ・メキシコ』のパートナーを務めており、年間40万~50万ドル(約6170万~7710万円)の収入を得ているという。 さらに、メキシコ国内で高級車の売買ビジネスも営んでおり、ここでも成功を収めているとのことだ。 2024.11.16 09:45 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly