元主将キーン氏が古巣の現状に憤り「始めて見た人は“平均的なチーム”としか思わないだろう」

マンチェスター・ユナイテッド元主将のロイ・キーン氏は、リバプールに敗れた古巣へ苦言を呈した。

16日に行われたプレミアリーグ第17節で、マンチェスター・Uはリバプールと対戦。ジェシー・リンガードのゴールで前半のうちに同点に追いついたマンチェスター・Uだが、後半に2ゴールを許して1-3でライバルの前に屈した。

イギリス『スカイスポーツ』の番組内でこの試合について語ったキーン氏は、古巣の不甲斐なさへの不満を口にし、首位を走るリバプールとの差を埋めるためには移籍市場で積極的に動く以外の方法はないと語った。

「ユナイテッドは試合に入ることもできていなかった。ポゼッション、ゴール、シュート、コーナー……、リバプールがどれも上回っていた。試合前からこのことを心配していたが、今夜のユナイテッドを見て、さらに心配は大きくなった」

「今日マンチェスター・ユナイテッドとしてプレーした多くの選手は、マンチェスター・ユナイテッドにとって十分とは言えない。彼らは良い選手たちだと思うが、マンチェスター・ユナイテッドの選手としてではない」

さらに、17試合で早くも昨シーズンの失点数を上回った守備陣に対しても言及している。

「今日出た選手たちはベストを尽くしたと思う。ただ乏しかっただけだ。クラブは既に何人かのディフェンダーに資金を投じたが、十分に良いとは言えない。だから移籍市場でもっと獲得する必要がある。君たちはマンチェスター・ユナイテッドだ。ビッグクラブなんだ」

「守備面はチームの基盤にならなくてはならない。毎回クリーンシートを目指す必要がある。リバプールが最後の10分や15分で良いプレーを見せていれば、4点や5点を奪われていた可能性はある」

また、キーン氏はジョゼ・モウリーニョ監督が「トップ4のチャンスが残っている」と話したことについても触れ、目標達成には補強が必要と再度進言している。

「今日見たことが現実だ。目は嘘をつかない。現状ではトップ4が彼らのベストだ」

「仮にマンチェスター・ユナイテッドのことを知らない人間が今日の試合を見たら彼らのことを“プレミアリーグの平均的なチーム”と感じるだろう。しかし、歴史やタイトルを見れば……何人かの選手たちはマンチェスター・ユナイテッドにとって十分ではない。クラブは再度投資をしなければならない。次の夏のために4位を目指す必要がある」


提供:goal.com