競り勝ったベティスが決勝T進出! 途中出場の乾は決定機逸でアピールならず…《EL》

2018.11.30 05:16 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)のグループF第5節、ベティスvsオリンピアコスが29日に行われ、ホームのベティスが1-0で勝利した。なお、ベティスのMF乾貴士は63分から途中出場した。

▽第4節終了時点で首位に立つベティス(勝ち点8)だが、勝ち点7で並ぶ2位ミランと3位オリンピアコスとの勝ち点差はわずか1と三つ巴の混戦が続く。

▽この試合の勝利で決勝トーナメント進出が決まるベティスは1-2で敗れた直近のビジャレアル戦から先発6人を変更。グアルダードとホアキンの両ベテランが乾と共にベンチからのスタートとなった。
▽立ち上がりからボールを保持して相手を押し込むベティスはなかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続くが、18分に絶好の先制機会を迎える。セットプレーの場面でマンディがボックス内でDFシセに倒されてPKが与えられる。これをキッカーのセルヒオ・レオンが狙うも相手GKのワンハンドセーブに遭う。さらに跳ね返りを再びセルヒオ・レオンが押し込みに行くが、今度は足を使ったファインセーブに阻まれた。

▽絶好機を逸して流れを失うベティスは28分に左サイドからの完璧なクロスをブハラキスに頭で合わせられるが、これはわずかに枠の右に外れて事なきを得る。
▽その後は一進一退の攻防が続く中、39分にベティスが先制点を奪う。相手陣内右サイドのハーフスペースでボールを受けたロ・セルソが短い縦パスをボックス内のサナブリアの足下に入れると、サナブリアの丁寧な左への落としをカナレスがゴール右隅へ流し込んだ。その後、相手の決定機をDFマンディの見事なゴールカバーで凌ぎ前半はベティスの1点リードで終了した。

▽迎えた後半も主導権を握るベティスはカナレスのシュートで2点目に迫ると、59分にはボックス右に持ち込んだサナブリアが決定的なシュートを放つが、ここは相手GKに触られてクロスバーを叩く。

▽試合を決定づける2点目がほしいホームチームは63分、セルヒオ・レオンを下げて乾をピッチに送り出す。その乾は左のセカンドトップ気味のポジションに入り、幾度かボックス内で折り返しやシュートを狙っていくが、なかなかチャンスに繋がらない。

▽試合終盤にかけてはアウェイのオリンピアコスがリスクを冒して前に出る展開の中、試合終了間際の90分に乾に絶好機。ロングカウンターからボックス右に走り込むサナブリアへスルーパスを通した乾はサナブリアのシュートのこぼれ球をダイレクトシュートで狙うも、このシュートはややコースが甘く相手GKにはじき出され、移籍後初ゴールとはならず。

▽それでも、チームはこのまま1-0で逃げ切り、3位との直接対決を制したベティスの決勝トーナメント進出が決定した。

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