アーセナルの連勝が「11」でストップ…パレスとセットプレー2発ずつの打ち合いでドロー《プレミアリーグ》

2018.10.29 00:51 Mon
Getty Images
▽プレミアリーグ第10節、クリスタル・パレスvsアーセナルが28日にセルハースト・パークで行われ、2-2のドローに終わった。
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▽前節、レスター・シティに逆転勝利を収め、ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)ではスポルティング・リスボン相手にウェルベックのゴールで競り勝ったアーセナルは破竹の公式戦11連勝を達成。攻守に歯車ががっちりと噛み合う4位チームは、15位に低迷するパレスとのダービーで12連勝を目指した。スポルティング戦からは先発6人を変更。右サイドバックにベジェリン、センターバックにムスタフィが復帰したほか、中盤はエジル、トレイラ、イウォビ、最前線はウェルベックからラカゼットに変更された。▽立ち上がりからダービーへの高いモチベーションを見せるパレスが球際の勝負で互角以上に渡り合う。15分には序盤から鋭い仕掛けで攻撃の起点となっていたザハがボックス左からニアを狙ったシュートを放つが、これは左ポストを叩く。
▽一方、相手の果敢な仕掛けと素早い囲い込みに遭い、なかなかゲームをコントロールできないアーセナルだが、イウォビやラカゼット、エジルを起点にカウンターからチャンスをうかがう。この流れの中でボックス内のラカゼットやベジェリンに決定機もシュートを枠に飛ばせない。

▽その後もパレスの健闘が目立つ中、前半終了間際に試合が動く。パレスのCKの流れでアーセナルが大きくクリアできずにいると、こぼれ球に反応したクヤテがボックス内でDFムスタフィに倒されてPKを獲得。これをキッカーのミリボイェビッチが冷静に決め切り、前半アディショナルタイムに先制点を奪った。
▽迎えた後半、ビハインドを追うアーセナルはベジェリンに代えてハーフタイム明けにリヒトシュタイナーを投入。立ち上がりから攻勢を強めていくと、セットプレーからジャカの左足が炸裂。まずは51分、ボックス手前右角で得たFKの場面でジャカが左足を振り抜くと、ゴール前のDFの動きにつられたか一瞬動きが遅れたGKヘネシーの手を弾いた強烈なシュートがゴール左上隅に突き刺さり、早々に追いつく。

▽続く56分には右CKの場面でキッカーのジャカがインスウィングのボールを入れると、ややハンド気味に競ったラカゼットの動きにつられたJ・アイェウの頭でのクリアがファーに流れる。これをオーバメヤンが抜け目なく押し込んで逆転に成功した。

▽セットプレー2発で試合を引っくり返したアーセナルだが、依然士気が下がらないパレスの反撃に手を焼く。64分にはボックス左に抜け出した途中出場のマックス・マイヤーに枠を叩く決定機を許すと、その後も押し込まれる状況が続く。

▽何とか流れを変えたいエメリ監督はエジル、オーバメヤンを下げてウェルベック、ラムジーを投入し、全体の動きの量を上げていく。しかし、83分にはボックス右で仕掛けたザハをジャカが倒してしまい、この試合2つ目のPKを献上。これを再びミリボイェビッチに決められて土壇場で同点に追い付かれてしまう。

▽その後は完全にオープンな攻防が繰り広げられた中、後半アディショナルタイムにはボックス手前の好位置でアーセナルがFKを獲得。だが、ジャカの左足はこの試合3点目をもたらすことはなく試合はこのまま2-2でタイムアップ。パレスとのダービーをドローで終えたアーセナルは公式戦の連勝が11試合でストップした。

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