アフリカネイションズカップ予選で死亡事故…ずさんな警備態勢が原因か

2018.09.10 17:00 Mon
Getty Images
▽9日に行われたアフリカネイションズカップ予選のマダガスカル代表vsセネガル代表で悲劇が起きた。

▽イギリス『BBC』が伝えるところによると、マダガスカル代表のホームグラウンドであるスタッド・ミュニシパル・ド・マアマシナで行われた一戦で、キックオフまもなくというタイミングで1000人以上の観客が1つの入場ゲートに一気に押し寄せ、少なくとも40人が負傷、1人が死亡するという事故が起こった。

▽原因は入場ゲートが一カ所しか開かれなかったことにあると記事は説明。ロシア・ワールドカップで日本代表とも対戦したセネガルといえば、リバプールのWサディオ・マネや、ナポリのDFカリドゥ・クリバリ、インテルのFWケイタ・バルデ・ディアオらを擁するアフリカ屈指の強豪国。多くの観客が予想される中で、スタジアムに入れるゲートが1つしかなかったというのだ。キックオフ直前ということもあり、一斉に多人数が一カ所に集まってことで今回の事故に繋がってしまったようだ。
▽このようなずさんな警備態勢から生まれてしまう群衆事故はアフリカでは日常茶飯事だという。2017年2月にアンゴラで行われた試合では20人近くの人が殺される事件に。また、同年7月にはマラウイで7人の子供を含む8人が帰らぬ人となってしまった群衆事故が起きていたようだ。

▽あまりにも由々しき事態だ。FIFA介入のもと、早急な問題解決が求められる。

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