ベティスMF乾貴士、スペインメディアに現在地を語る「ドイツのプレースタイルは好きじゃなかった」
2018.09.02 23:00 Sun
今夏にエイバルからベティスに移籍した日本代表MF乾貴士が、スペイン地元メディアとのインタビューで自身の現在地について語っている。
乾は2日のリーガ・エスパニョーラ第3節、セビージャとのダービーを前にして、地元メディア『エスタディオ・デポルティボ』とのインタビューに応じた。スペインで初めて成功を収めた日本人ともされる同選手は、スペインの大都市セビージャ、そしてリーガ有数の名門クラブであるベティスでの日々を楽しんでいる様子だ。
「とても良いです、本当に。ここでとても満足していますが、ただ戦術をもっと学ぶ必要があることも理解しています。少しずつ、良くなっていくでしょう。スペイン語も少しずつ、ですね(笑)。(情熱的とされるアンダルシア人の気質について)言われているよりは、ここの人たちを理解することは難しくありません。エイバルとほとんど同じですね」
ベティスのチームメートからは、どのような歓迎を受けたのだろうか。
「しっかり受け入れてくれました。本当に良い人たちですし、素晴らしいグループの一員と感じています。ホアキンはとても面白い人で、それに素晴らしい選手というだけでなく、このクラブのレジェンドでもあります。彼には本当に良くしてもらっています。ロッカールームでは笑顔が絶えず、冗談を言い合っていますね。この雰囲気を心地良く感じています」
チーム内で特に注目している選手にも、ベティスの生ける伝説、ホアキン・サンチェスの名を挙げている。
「全員が素晴らしいプレーを見せますが、おそらく、最も感動したのはホアキンです。その年齢(37歳)や、選手としてのテクニック、メンタリティーなどでですね。彼はとてもインテリジェンスがあります。ほかにもウィリアム・カルバーリョやカナレス、チェルソなどがチームに加わりましたが、やっぱり一番驚きを感じたのはホアキンです」
またベティスの現在の陣容であれば、チャンピオンズリーグ出場権も狙えるとの見解も示した。
「チームの面子を考えれば、チャンピオンズリーグ出場の可能性もあると思っています。でも、1試合ずつ戦っていかなくてはなりません。そうしていくことで、素晴らしい目標に到達できるのではないでしょうか」
乾はその一方で、日本代表についても言及。森保一新監督に対してアピールできるプレーをベティスで示していく意気込みを示した。
「監督が代わりましたが、彼(森保監督)には僕が代表選手であり続けると言われています。とにかく自分の目標は、。代表に呼ばれるためにもベティスで良いプレーを見せることになります」
エイバルが人口3万人弱であったのに対して、スペインを代表する大都市の一つでありセビージャの人口は69万人。エイバルよりも、道で気づかれることは少なくなったという。
「ここでも、町中で気づかれることがありますし、声をかけられます。おそらく、エイバルよりも回数は少ないです。あの町はとても小さくて、アジア人はほとんどいません。だから全員が自分のことを知っていたのでしょう」
「セビージャはもっと大きな町で、また違いますね。ここには日本人が何人も住んでいますし、以前よりは気づかれません。ここでは“隠れる”ことができるんです(笑)」
エイバルでは左サイドハーフとして活躍を見せた乾だが、ベティスではトップ下やインサイドハーフとしてプレーしている。
「これまで、いくつものポジションでプレーしてきました。トップ下など、中央のポジションも経験しています。最近はセカンドストライカーとして自由にやらせてもらっていますし、とても快適に感じています。何も問題はありません」
「そういったポジションでプレーすることを望んでいましたし、うまくできるということに疑いはありません。良い連係を見せて、チームが結果を手にするのは時間の問題だと考えています」
また、スペインのクラブが日本人選手をもっと獲得すべきかとの問いには、次のように返した。
「現在はガク(ヘタフェMF柴崎岳)と僕がリーガでプレーしていますが、素晴らしい日本人選手はほかにもいます。もっと、ここに来ることができるはずです。なぜ、ここより先にドイツに行くことが習慣となっているのかは、僕には分かりません。カガワ(ドルトムントMF香川真司)はあの国のパイオニアで、それが他選手もブンデスリーガでプレーする理由の一つなのでしょう。それにドイツは外国人枠の制限がこことは異なり、ドイツ人選手が十分にいれば問題はありません」
「僕はドイツではうまくいきませんでした。あそこのプレースタイルはとてもダイレクトで、自分の好むものではなかったのです。ナガトモ(ガラタサライDF長友佑都)がベティスに来る可能性はありましたが、ガラタサライが大金を払っていました。彼は僕の友人で、とても良い選手です。両サイドのサイドバックとしてプレーできます。日本代表のほかの選手たちも違うチームに来る可能性がありましたが、結局そうなりませんでしたね」
提供:goal.com
乾は2日のリーガ・エスパニョーラ第3節、セビージャとのダービーを前にして、地元メディア『エスタディオ・デポルティボ』とのインタビューに応じた。スペインで初めて成功を収めた日本人ともされる同選手は、スペインの大都市セビージャ、そしてリーガ有数の名門クラブであるベティスでの日々を楽しんでいる様子だ。
「とても良いです、本当に。ここでとても満足していますが、ただ戦術をもっと学ぶ必要があることも理解しています。少しずつ、良くなっていくでしょう。スペイン語も少しずつ、ですね(笑)。(情熱的とされるアンダルシア人の気質について)言われているよりは、ここの人たちを理解することは難しくありません。エイバルとほとんど同じですね」
ベティスのチームメートからは、どのような歓迎を受けたのだろうか。
「しっかり受け入れてくれました。本当に良い人たちですし、素晴らしいグループの一員と感じています。ホアキンはとても面白い人で、それに素晴らしい選手というだけでなく、このクラブのレジェンドでもあります。彼には本当に良くしてもらっています。ロッカールームでは笑顔が絶えず、冗談を言い合っていますね。この雰囲気を心地良く感じています」
チーム内で特に注目している選手にも、ベティスの生ける伝説、ホアキン・サンチェスの名を挙げている。
「全員が素晴らしいプレーを見せますが、おそらく、最も感動したのはホアキンです。その年齢(37歳)や、選手としてのテクニック、メンタリティーなどでですね。彼はとてもインテリジェンスがあります。ほかにもウィリアム・カルバーリョやカナレス、チェルソなどがチームに加わりましたが、やっぱり一番驚きを感じたのはホアキンです」
またベティスの現在の陣容であれば、チャンピオンズリーグ出場権も狙えるとの見解も示した。
「チームの面子を考えれば、チャンピオンズリーグ出場の可能性もあると思っています。でも、1試合ずつ戦っていかなくてはなりません。そうしていくことで、素晴らしい目標に到達できるのではないでしょうか」
乾はその一方で、日本代表についても言及。森保一新監督に対してアピールできるプレーをベティスで示していく意気込みを示した。
「監督が代わりましたが、彼(森保監督)には僕が代表選手であり続けると言われています。とにかく自分の目標は、。代表に呼ばれるためにもベティスで良いプレーを見せることになります」
エイバルが人口3万人弱であったのに対して、スペインを代表する大都市の一つでありセビージャの人口は69万人。エイバルよりも、道で気づかれることは少なくなったという。
「ここでも、町中で気づかれることがありますし、声をかけられます。おそらく、エイバルよりも回数は少ないです。あの町はとても小さくて、アジア人はほとんどいません。だから全員が自分のことを知っていたのでしょう」
「セビージャはもっと大きな町で、また違いますね。ここには日本人が何人も住んでいますし、以前よりは気づかれません。ここでは“隠れる”ことができるんです(笑)」
エイバルでは左サイドハーフとして活躍を見せた乾だが、ベティスではトップ下やインサイドハーフとしてプレーしている。
「これまで、いくつものポジションでプレーしてきました。トップ下など、中央のポジションも経験しています。最近はセカンドストライカーとして自由にやらせてもらっていますし、とても快適に感じています。何も問題はありません」
「そういったポジションでプレーすることを望んでいましたし、うまくできるということに疑いはありません。良い連係を見せて、チームが結果を手にするのは時間の問題だと考えています」
また、スペインのクラブが日本人選手をもっと獲得すべきかとの問いには、次のように返した。
「現在はガク(ヘタフェMF柴崎岳)と僕がリーガでプレーしていますが、素晴らしい日本人選手はほかにもいます。もっと、ここに来ることができるはずです。なぜ、ここより先にドイツに行くことが習慣となっているのかは、僕には分かりません。カガワ(ドルトムントMF香川真司)はあの国のパイオニアで、それが他選手もブンデスリーガでプレーする理由の一つなのでしょう。それにドイツは外国人枠の制限がこことは異なり、ドイツ人選手が十分にいれば問題はありません」
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提供:goal.com
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