トーレスが加入後初ゴール!イニエスタ途中出場の神戸に3発快勝!川崎F、浦和、仙台もベスト8入り《天皇杯》

▽天皇杯ラウンド16の6試合が22日に行われた。▽フェルナンド・トーレスとアンドレス・イニエスタの日本初共演が期待されたサガン鳥栖vsヴィッセル神戸は、3-0で鳥栖が勝利した。▽両選手ともベンチスタートとなったこの試合。まずは神戸がゴールに迫る。25分、ポドルスキの縦パスを郷家が落とすと、ウェリントンがボックスの外から強烈なシュートを放つ。しかしこのシュートはクロスバーを直撃。鳥栖は冷や汗をかいた。その鳥栖がチャンスを迎えたのは30分のこと。味方が倒れながらもしぶとく繋いだボールを高橋秀人がボックス左からシュート。GKに防がれてしまうものの、鳥栖が攻撃の形を作っていく。
▽すると37分、鳥栖は最終ラインから一気に左サイドへの展開から、福田とのコンビネーションから三丸がグラウンダーのクロスを供給。するとこれが神戸DF渡部に当たりゴールイン。鳥栖がラッキーな形で先制した。

▽1点リードで後半を迎えた鳥栖は50分には、右サイドの高橋義希のスルーパスでボックス右に侵入した安在が倒れ込みながらもシュートを流し込み、後半早々にリードを広げた、▽2点ビハインドの状況とな多神戸はその直後、ウェリントンを下げてイニエスタを投入。すると神戸はイニエスタを中心に、ポドルスキらアタッカー陣が立て続けにシュートに持ち込んでいく。

▽そんな中迎えた64分、待ち望んだシーンがついに訪れる。鳥栖は豊田と田川の2人をフェルナンド・トーレスと小野に2枚替え。スペインの世界的スターが日本のピッチで初めて相まみえた瞬間だった。

▽だが、この試合の見どころはここで終わりではなかった。84分、味方のパスから左サイド深くまで攻め込んだ福田の落としたボールを、フェルナンド・トーレスが丁寧に右足インサイドステップでゴールに流し込み、日本初ゴール。このゴールで勝利を決定付けた鳥栖は、失点を許さず3-0で完封勝利。フェルナンド・トーレスvsイニエスタの日本初対決は、スペインの貴公子に軍配が上がった。

▽また、昨シーズンのJ1王者である川崎フロンターレは湘南ベルマーレとの神奈川ダービーで3-1と勝利。今シーズン加入したMF齋藤学に移籍後初ゴールが生まれた。また、浦和レッズは東京ヴェルディに1-0で勝利。横浜F・マリノスvsベガルタ仙台は2-3で仙台が勝利している。その他、3試合は延長戦に突入している。

◆天皇杯ラウンド16
サガン鳥栖 3-0 ヴィッセル神戸
川崎フロンターレ 3-1 湘南ベルマーレ
浦和レッズ 1-0 東京ヴェルディ
横浜F・マリノス 2-3 ベガルタ仙台
モンテディオ山形 1-1 FC東京※延長戦突入
セレッソ大阪 0-0 ヴァンフォーレ甲府※延長戦突入

◆天皇杯3回戦
サンフレッチェ広島 1-1 名古屋グランパス※延長戦突入