移籍志願で出場拒否、HSVコスティッチの退団が間近に…伊藤達哉の出番にも影響か

2018.08.14 12:35 Tue
ドイツ2部のハンブルガーSV所属のセルビア人アタッカー、フィリップ・コスティッチは退団する可能性が高く、その去就が伊藤達哉の出場機会にも大きく影響しそうな状況となっている。

地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』は「セルビア人FWは退団を視野に入れる」との見出しで次のように伝えた。

「彼はハンブルガーのために走ろうとすることを辞めつつある。クラブ側も彼に決断を下すよう、急かしている状況だ」

「コスティッチは(12日の)ザントハウゼン戦で出場することを拒んだと、我々は以前に報じた。彼はヴォルフスブルク、バーンリーと移籍交渉をしていたが、実現せず。そして、さらに異なるクラブとも話し合いを望んでいた。だが、ここまでその話も具体化せず、HSV側も業を煮やしているようだ」

ハンブルガーSVのスポーツディレクター、ラルフ・ベッカー氏は「彼がハンブルガーのためにプレーできないと言った瞬間から、チームにおいての立ち位置は大きく変わった。彼がどこに行きたいのか分からないが、すぐさま決断を下してほしいね」と語っており、退団希望を公言したコスティッチの移籍を容認している。

記事ではコスティッチに対してスペイン、イタリア、ブンデスリーガ1部のクラブから関心があると伝え、今夏の退団は既定路線であると強調している。

1992年生まれ、現在25歳のセルビア代表MFコスティッチはエールディヴィジのフローニンゲンで評価を高め、14-15シーズンにシュトゥットガルトへ移籍。その後、2016年夏からハンブルガーSVに在籍しているが、昨シーズンは1部17位となり、同クラブ史上初の2部降格となってしまった。コスティッチは30試合5ゴールの成績を残している。

左右どちらのウイングもこなすコスティッチが退団となれば、左ウイングを本職とする伊藤達哉の出場機会にも影響を及ぼすこととなりそうだ。果たしてコスティッチはハンブルクを去り、どのチームに新天地を求めるのか。決断の時は間近に迫っている。

提供:goal.com

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