プレミア復帰のフルアム、酒井宏樹の同僚MFと5年契約 推定移籍金31億円
2018.08.10 10:40 Fri
▽フルアムは9日、マルセイユに所属するカメルーン代表MFアンドレ=フランク・ザンボ・アンギッサ(22)の獲得を発表した。契約期間は5年となる。
▽日本代表DF酒井宏樹の僚友であるザンボ・アンギッサは、2015年にマルセイユでプロデビュー。2017-18シーズンは公式戦56試合に出場するなど、ヨーロッパリーグ決勝進出に貢献した。
▽ザンボ・アンギッサはクラブ公式サイトで「フルアムと契約できて嬉しい。僕にとって、キャリアの新章。本当に楽しみだ。ベストを尽くすことを誓う」とコメントしている。
▽なお、イギリス『スカイ・スポーツ』によれば、移籍金は推定2230万ポンド(約31億7000万円)とみられる。
▽フルアムは、今シーズンからプレミアリーグに復帰する昇格組。11日に行われるプレミアリーグ開幕節でクリスタル・パレスをホームに迎え撃つ。
▽日本代表DF酒井宏樹の僚友であるザンボ・アンギッサは、2015年にマルセイユでプロデビュー。2017-18シーズンは公式戦56試合に出場するなど、ヨーロッパリーグ決勝進出に貢献した。
▽ザンボ・アンギッサはクラブ公式サイトで「フルアムと契約できて嬉しい。僕にとって、キャリアの新章。本当に楽しみだ。ベストを尽くすことを誓う」とコメントしている。
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【2022年カタールへ期待の選手vol.70】「化け物」酒井宏樹の牙城を崩すべく、2年目の川崎でも圧倒的存在感を示し続ける!/山根視来(川崎フロンターレ/DF)
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同胞指揮官の下で完全覚醒。10代から名門アヤックスで活躍し、“NEXTポグバ”とも称された逸材だが、バイエルン、昨季のリバプールでは中盤のバックアッパーに甘んじた。しかし、オランダ時代からその才能に注目してきたスロット新監督の下でプレシーズンから出場機会を与えられると、新生レッズの中盤のキープレーヤーに成長。元々定評があるアスリート能力に規律・献身性を加えた守備でフィルター役を完璧にこなし、攻撃面ではサイズを感じさせないターンの巧さ、懐深いボールキープ、推進力、パスセンスを遺憾なく発揮。質の高いボックス・トゥ・ボックスのプレーで躍動した。 MF モイセス・カイセド(23歳/チェルシー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生ブルーズの中盤に君臨。英国史上最高額の移籍金という色眼鏡もあり、加入2年目も周囲から高い要求を求められるエクアドル代表MFだが、今季前半戦のパフォーマンスはハードルが上がったなかでも称賛に値するパフォーマンスだ。前線に攻撃的なタイプを並べ、可変式のサイドバックにもより攻撃的なタスクを与えるマレスカ新監督のスタイルにおいて序盤戦はラヴィア、現在はエンソ・フェルナンデスとともにバランサーとしてのマルチタスクを担う。幅広いカバーエリア、ボールハントに加え、攻撃でも1ゴール3アシストと決定的な仕事をこなした。 MF ブカヨ・サカ(23歳/アーセナル) 出場試合数:16(先発:16)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズの絶対的エース。リーグ最少失点の堅守とセットプレーを武器に優勝争いの主役の一角を担うアーセナルだが、司令塔ウーデゴールを欠いた苦しい時期に孤軍奮闘の活躍を見せたエースの活躍は非常に大きかった。流れのなかでは「サカさえ抑えれば」」という対応を受けながらも、圧倒的な打開力を武器に5ゴール10アシストを記録した。それだけに12月末に負ったハムストリングのケガからいかに早く復帰できるかが、2位チームの後半戦のカギを握る。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:12 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 加入2年目で凄み増す超万能アタッカー。22ゴール11アシストを記録した加入1年目の大ブレイクによって今季は対戦相手からの徹底マークに遭うなか、ここまで12ゴール6アシストとキャリアハイ更新へ上々の滑り出しを見せている。新体制では昨季主戦場の右ウイングからトップ下と少し役割が変わっているが、今季もアタッキングサードで抜群の存在感を示す。前半戦ハイライトはプレミア史上初となる前半4ゴールを記録したブライトン戦。後半戦もその爆発力にも期待だ。 MF マテウス・クーニャ(25歳/ウォルバーハンプトン) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:10 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留争うウルブスで孤軍奮闘。イサクやウッド、エンベウモの活躍も素晴らしかったが、下位に低迷するチームで素晴らしい前半戦を過ごしたブラジル代表FWを選出。12ゴール7アシストの昨季活躍を経て、今季から背番号10を託されると、ここまで10ゴール4アシストを記録。[3-4-2-1]のシャドーの一角を主戦場に、攻撃のマルチタスクを担いながらボールのオン・オフに関わらず、ハイレベルのプレーを披露。献身的な守備も高い評価を得ており、今冬の移籍市場ではビッグクラブの注目も集める。だが、現状ではクラブとの新契約にサインする可能性が高い。 FW モハメド・サラー(32歳/リバプール) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:17 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。攻守両面で異次元のパフォーマンスを披露し、リバプールの首位快走の立役者に。前半戦では2試合を除きすべての試合でゴールかアシストを記録し、得点ランキングとアシストランキングでいずれも首位に。圧倒的な決定力に加え、芸術的なアシストが印象的だった。 2025.01.09 22:25 Thu2
フルアムやC・パレスで活躍した元ノルウェー代表DFハンゲランが現役引退
▽フルアムやクリスタル・パレスで活躍した元ノルウェー代表DFブレデ・ハンゲラン(35)が、5日に現役引退を表明した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 ▽16年間のプロキャリアを終えることになったハンゲランは、『スカイ・スポーツ』で以下のようなコメントを残している。 「私は長い時間をかけて真剣に将来のことを考え、キャリアを終えるときが来たと感じたんだ」 「そして、キャリアの半分にあたる長い時間を過ごした、この美しい国で引退を発表することにした」 「今回の決断について、悲しいと感じるか、幸せと感じるか、2通りの考え方があると思う。私はとても幸せなことだと思っている」 「今回の決断は私にとって悲しいことだ。だけど、いつ終えるのが相応しいか理解することが最も大事なことだと思っている」 ▽母国のヴァイキングでプロキャリアをスタートしたハンゲランは、コペンハーゲンを経て、2008年にフルアムへ移籍。加入2年目にレギュラーポジションを掴んだ199cmの長身センターバックは、2009-10シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)の準優勝に貢献。また、2010-11シーズンはリーグ戦でキャリアハイの6ゴールを記録していた。 ▽その後、2014年に同じロンドンに居を置くクリスタル・パレスに加入し、2シーズンに渡ってプレー。同シーズン終了後に契約が終了し、フリーの状態が続いていた。また、2002年にデビューを飾ったノルウェー代表では、通算91試合に出場し、4ゴールを記録していた。 2016.08.05 23:00 Fri3
ローマで構想外のクライファート、フルアムがさらに交渉進める
フルアムが元オランダ代表FWユスティン・クライファート(23)を巡り、ローマと交渉中のようだ。 オランダサッカー界のレジェンド、パトリック・クライファート氏の息子として知られるユスティン・クライファート。偉大な父と同じくアヤックスの下部組織出身だが、ローマではこれまで目立った活躍を見せられず。一昨季のRBライプツィヒに続くレンタルで昨季もニースで過ごした。 イギリス『デイリー・メール』によると、同選手を巡ってウェストハムも争奪戦に名乗りを上げるなか、現時点でリードするのは今月初旬にも交渉が取り沙汰されたフルアム。マルコ・シウバ監督が加入を望むなか、話し合いは完全移籍をテーマに進められ、フルアムが移籍金800万ポンド(約12億8000万円)を提示しているとのことだ。 交渉の進捗具合は明らかになっていないものの、ローマとしても売却は躊躇しない考え。すでにジョゼ・モウリーニョ監督から構想外とみなされており、プレシーズンキャンプでも除外されていたという。 なお、フルアムはかつてチェルシーなどで活躍し、先日にはコリンチャンスとの契約を解除した元ブラジル代表MFウィリアン(34)や、元ガンバ大阪で現ボルドー所属の韓国代表FWファン・ウィジョ(29)も獲得候補とみられている。 2022.08.16 18:32 Tue4
1966年W杯優勝メンバーの元イングランド代表DFコーエン氏が83歳で死去
23日、元イングランド代表DFジョージ・コーエン氏が83歳で死去した。 コーエン氏は現役時代、フルアム一筋で活躍。13年間在籍し、公式戦459試合に出場した。イングランド代表としては37試合に出場。優勝した1966年母国大会では副キャプテンを務め、右サイドバックとして全6試合に出場し、イングランドの優勝に貢献していた。 ヒザの負傷により30歳を前に現役を退いたコーエン氏は、引退後は古巣フルアムでユースチームの指導にあたっていた。 現役時代、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるジョージ・ベスト氏から『これまで対戦した中で最高のサイドバック』と言わしめたことが、コーエン氏の選手時代の栄光を象徴する語り草となっている。 2022.12.23 22:40 Fri5
