ラツィオが神童カイ・ハフェルツに注目 ミリンコビッチ=サビッチ売却か

2018.08.01 17:53 Wed
Getty Images
ラツィオが、レバークーゼンのドイツ人MFカイ・ハフェルツ(19)に注目しているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

▽レバークーゼンの下部組織出身のハフェルツは2016年10月のブレーメン戦でクラブ史上最年少となる17歳126日でトップチームデビュー。トップ下を主戦場とし“エジル2世”とも呼ばれるドイツ期待の新星は、昨シーズンはリーグ戦30試合に出場し3ゴール9アシストをマーク。今年4月のフランクフルト戦で、18歳307日でブンデスリーガ50試合に出場を達成し、ライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが持っていた18歳351日という記録を更新した。

▽この神童に関心を示すラツィオは現在、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの去就に注目が集まっている。チェルシーマンチェスター・ユナイテッドが熱視線を注いでいるとされているが、ここまで進捗状況は報告されていない。だが今回、そのミリンコビッチ=サビッチに代わるハフェルツ獲得が噂に上がったことから、同クラブがセルビア代表MFを売却する準備を進めているのではないかとの憶測が出ている。
▽なお、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、レバークーゼンはハフェルツに対し3000万ユーロ(約39億円)の移籍金を求めているようだ。

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