ユーベとミランで2つのビッグディール成立へ! イグアインのレンタルにカルダーラ⇔ボヌッチ!

2018.07.31 19:00 Tue
Getty Images
ユベントスミランのセリエA名門クラブによる2つのビッグディールが現実味を帯びている。『スカイ・スポルト・イタリア』など複数の現地メディアが伝えている。

▽ここ数日、イタリア国内で大きな話題を集めているのが、ユベントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン(30)とイタリア代表DFマッティア・カルダーラ(24)の2選手と、ミランのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ(31)の去就に関してだ。

▽イグアインに関してはレアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの加入によってポジションを失う可能性が高く、今夏の退団が決定的に。これまではかつてナポリで指導を受けたマウリツィオ・サッリ監督率いるチェルシー行きの可能性が伝えられたが、ここ数日はボヌッチとのトレードによるミラン行きの可能性が伝えられた。
▽一方、アタランタから新加入のカルダーラに関しては今夏退団濃厚とみられたモロッコ代表DFメディ・ベナティアの残留に加え、昨夏マッシミリアーノ・アッレグリ監督との確執からミラン行きを選んだボヌッチが残留の意思を示したことで、一転して放出候補に。ここ数日はイグアインと同様にチェルシー行きが報じられたイタリア代表DFダニエレ・ルガーニに代わってチェルシー、あるいはミランに移籍する可能性が伝えられていた。

▽『スカイ・スポルト・イタリア』は31日、この3選手の去就に関する最新情報を提供した。同メディアが伝えるところによれば、これまでトレードの可能性が伝えられたイグアインとボヌッチに関しては交渉がまとまらなかったという。
▽しかし、共に4000万ユーロ(約52億2000万円)の市場価値が見込まれるカルダーラとボヌッチが一転して追加の金銭の支払いなしの等価交換という形でのトレードがまとまったという。

▽一方、イグアインに関しては総額5400万ユーロ(約70億6000万円)の買い取りオプション付きのレンタル移籍という形での移籍成立が迫っているようだ。

▽この移籍金の詳細に関しては、ミランがイグアインのレンタル料として1800万ユーロを今夏に支払い、シーズン終了後に追加で3600万ユーロを支払い完全移籍に切り替わるというものだ。

▽これまではイグアイン自身がミラノ行きを拒否する可能性やユベントスが買い取りオプションではなく買い取り義務での放出を望んだことで交渉が停滞していたが、最終的にイグアインがミラノ行きを了承したことによって劇的に交渉が進んだ模様だ。

▽各現地メディアは31日中にも2つの移籍が完了するのではないかとの見通しを立てている。

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