ラフィーニャがやはりセリエA復帰へ! しかし、新天地はインテルではなく…

2018.07.31 13:56 Tue
Getty Images
バルセロナのブラジル代表MFラフィーニャ(25)は、来シーズンもセリエAでプレーすることになるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。

▽ラフィーニャは、今年1月に出場機会を求めて半年間のレンタル移籍でインテルに加入。すぐさまレギュラーポジションを掴むと、昨季はリーグ戦17試合に出場し2ゴール3アシストの数字を残してクラブのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献していた。

▽そして、ラフィーニャの完全移籍を望んだインテルは今夏、同選手の買い取りに動くもバルセロナが当初設定していた総額3800万ユーロ(約49億5000万円)の買い取りオプションの減額を認めなかったことで、最終的に獲得を断念していた。
▽その一方で、前線を中心に戦力が充実しているバルセロナもラフィーニャを主力としてプレーさせることは想定しておらず、ここまで宙ぶらりんな状況が続いている。

▽しかし、『ムンド・デポルティボ』はそのラフィーニャに関してインテルと同じセリエAのラツィオ行きの可能性を主張している。
▽ラツィオでは今夏の移籍市場における注目株の1人であるセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(23)の流出が濃厚となっており、後釜の確保が急務となっている。

▽ただ、192cmの恵まれた体躯に加え、足下の技術にも長けた特異なプレースタイルを持つ同選手の後釜はそう簡単に見つかることはないため、クラブは異なるプレースタイルの選手を集める新たなアプローチを目指している。

▽すでにセビージャからアルゼンチン代表MFホアキン・コレア、フィオレンティーナからクロアチア代表MFミラン・バデリの獲得が決定的となっている。さらに1億ユーロ(約130億円)といわれるミリンコビッチ=サビッチの売却資金を使ってラフィーニャを迎え入れる構想のようだ。

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ラツィオ名物の“鷲”を10年以上操った鷹匠の男性が突如解雇…SNSで出回った動画が原因

ラツィオの名物である鷲。その鷲を扱う「鷹匠」であり、トレーナーとして2010年からチームで働いていたスペイン人のフアン・ベルナベ氏が、停職処分に追いやられてしまった。 ラツィオは20日、この件に関して声明を発表。「あらゆる種類の差別的な行為や行動の絶対的な禁止に対し、常に注意が払われている」とし、「フアン・ベルナベ氏(ラツィオの外部企業の従業員)が、クラブ、ファン、そしてコミュニティを侮辱するような態度をとっているビデオの存在を知り、即時停職および既存契約の解除の措置がとられた」と、解雇通知を行っていた。 10年以上チームに仕えてきた鷹匠のベルナベ氏が解雇された理由は、SNS上に出回ってしまった1本の動画。その中での行為が、大きく問題視されることとなった。 この動画が撮影されたのは、16日に行われたセリエA第8節のインテル戦のこと。スタジアムでいつものように腕に鷲を乗せて操っていたベルナベさんが、とあるサポーターの前で立ち止まり、ナチス式の敬礼をしながら「ドゥーチェ、ドゥーチェ(「指導者」という意味のイタリア語)」と声を出していた。 これはイタリアの独裁者だったベニート・ムッソリーニがよく使っていた言葉だが、死後はファシストを想起させる用語として知られている。 後々問題になることは予想できそうな行動だが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで語った。 「なぜこの混乱が起こったのかはわからない。それはラツィオとは何の関係もない。そして、申し訳ないと思っている」 「私にとっては軍の敬礼だ。私は軍隊に生まれ、右翼の文化を持っており、多くのサッカー界の友人と同じようにVox(スペインの政党)の出身だ。それを誇りに思っている」 「腕を胸の高さで心臓に曲げて行うものだ。イタリアでこんなことになるとは、知らなかった」 スペイン出身のベルナベ氏は、自身がこれまで信じてきたものをただやっただけであり、大ごとになるとは考えていなかったとのこと。また、「ドゥーチェ」と叫んだことについても言及した。 「私は叫んだ。それは本当だ。ムッソリーニを尊敬しており、それは否定しない」 「彼はイタリアとスペインのフランコのために、たくさんの素晴らしいことをした。私は両者のファンであり、誇りに思っている」 インタビューを受けた時点では、停職処分になったことは通知されていなかったベルナベ氏。しかし、そうなることは感じていると語り、禁じられていることを知っていれば、やらなかっただろうとした。 「ラツィオからの停職の通知はまだ受け取っていない。それを待っている状況だ。空中にあることだが、すでに非公式には知っているし、それは正しいと思う。自分がしたことには責任がある」 「それは衝撃だった。大成功の後、試合後の勝利の幸福感が影響している。この国でこの祝い方が禁じられていることは知らなかった。そうでなければ、私はこんなことはしていないだろう。ラツィオを困難に陥らせるつもりはなかった」 ラツィオ名物の鷲を扱って10年以上が経過していたベルナベ氏。クラブは新たな鷹匠を雇わなくてはいけなくなってしまった。 <span class="paragraph-title">【動画】停職につながってしまったナチス式敬礼の動画</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">Juan Bernabè, espanhol adestrador da águia da Lazio, filmado fazendo a saudação fascista a torcedores no Olímpico. Fato já gera reações no mundo político e na comunidade judaica da Itália.<br><br> <a href="https://t.co/0pWtKTXoOw">pic.twitter.com/0pWtKTXoOw</a></p>&mdash; Leonardo Bertozzi (@lbertozzi) <a href="https://twitter.com/lbertozzi/status/1450762688968204291?ref_src=twsrc%5Etfw">October 20, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.21 22:45 Thu

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