【ベルギー戦前日会見】新たな歴史刻めるか、西野朗日本代表監督「ストロングを前面に対抗」《ロシアW杯》
2018.07.02 17:30 Mon
▽日本代表は2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)ラウンド16でベルギー代表と対戦する。
▽過去2度ベスト16の舞台で姿を消している日本代表。勝てば同国史上最高位の歴史を塗り替えることになるが、相手は優勝候補にも挙がるタレント集団のベルギー代表だ。
▽日本代表を率いる西野朗監督は、DF昌子源と共に公式前日会見に出席。あらゆる策を駆使しながら「ストロングを前面に出して対抗していきたい」とコメントした。
◆西野朗監督(日本代表)
──PK戦に向けた準備、キッカーについて
「PK戦だが、これは決定しなければならない方式であるのは間違いない。(PK戦に)至る前に決着をつけたいが、これまで代表ではないチームを預かってきた中で、何度か勝敗を決しなければいけないPK戦を経験した」
「タイトルを取れるかどうかでPK戦というのもあったが、1度たりともチームとしてPKのトレーニングをして入ったゲームはない。落ち着きたい、不安になる、という選手は個人的にやっていたが、トレーニングをしてPK戦に臨んだことはない」
「なので、あまり意味のないトレーニングだとは思っている。現状も、1度もピッチで(PKの)トレーニングをしていない。あらたまってやることではないので、明日はそこに至る前に決着をつけたいと思っている」
──アルゼンチンとポルトガルが敗れた。決勝トーナメントの厳しさが際立っているが
「W杯ベスト16のノックアウトのゲームなので、色々なチャレンジをしてゲームに臨む必要がある。ベルギーという強豪国、世界のトップ3にランクされているチームに対して、どう挑むのか」
「(FIFAランキングが)61位の日本だが、ラウンド16のゲームが存在するわけで、あらゆる策を駆使していきたい。今は力を持っていないかもしれないが、チーム全体で何か別の力を作り出して戦う。そういうことをしていかなければ、戦えない相手であることは間違いない」
「(勝負は)紙一重であると思うので、我々にも勝機がどこかに、ピッチに落ちていると思うので、それを全員で拾っていきたい。大会に入ってからそういう化学反応を起こして、違う力を全員で作り出してやってきた」
「このステージ、また別のレベルの状況、雰囲気、グループステージと違う戦いになると思うが、その中で日本チームらしい戦いをしたい。今まで2回ベスト16に進んできたが、その状況とはまた違う、十分に力をまだ持っている、また生み出せる状況にあると思う。選手、チーム、スタッフ一丸となり、その力を明日も生み出したい」
──過去2度のベスト16と比較して、新たに何かを生み出せそうか
「両大会とも、日本はグループステージを素晴らしい戦いでベスト16に勝ち進んだが、全てを出し尽くした感があり、チームに余力があったかどうか。2002年に関しては、初めてステージを突破した達成感や満足感。貪欲にベスト16に対して挑んだかというところは、どうだったでしょう」
「2回目の南アフリカ大会も、グループステージでチーム力のすべてを投げ出して掴み取ったステージだった。それらを踏まえての今大会。総合力という点も、ステージ突破後のラウンド16に対するアプローチを考えた。第1戦、第2戦の結果を踏まえて考えられた第3戦というのもある。まだまだ強豪国並の『W杯はこれから』というレベルに達していないが、決勝トーナメントに入る中でのスピリットとメンタリティは、ベスト16進出の3大会目になり、それくらい精神的な余裕が出てきた」
「ベルギーは『これからW杯が始まるぞ』という感じでグループステージ3つを戦っていた。我々も精神的な面で、同じレベルに達したいと思う。そういう準備を、これからベルギーと(ラウンド)16という意気込みを、対等以上にいきたいなと。それくらいの気持ちを持って良いと思う。全てを投げ出したところもあるが、彼らは余裕をもって決勝トーナメントに入れると強く感じている」
──ラウンド16で最善の力を出して勝ち進むには何が必要か
「勝ち上がりを決めて3戦目を残したわけでもない。主力を休ませたという、ある部分で主力へのアプローチもあるが、チームとしては3戦目のメンバーをバックアップとは言いたくない。1、2戦目で起用していない選手も、ロシアに入る前でも同じような力を持っている選手たち。彼らの状態も非常に良かったので、1、2戦目を終えて優位な状況で3戦目を迎えられた」
「自分の中では3戦目、ターンオーバーしても十分に戦える自信があった。休ませたと言われると確かにその部分はあるが、チーム力に格差があるとも感じなかった。トーナメントに入ってまたフレッシュな形で全体が入るためにも、そういうメンバー変更も自信を持ってピッチに送り出した。今のチームが疲弊してない、非常に良い状態で明日を迎えられる状況が作れたのは、全体で戦えたことが要因だと思う」
──GKの川島永嗣はベルギーで何年もプレーした経歴がある。ベルギー戦で有利に働くか。それとも、ベルギーの方が有利になるのか
「彼は完璧主義で、1、2戦目が終わった段階で、彼の方から自分の立場やプレーについて話をしてきた。彼がヨーロッパで長くGKとして経験を積んでいる唯一の選手。そういう中で、自分のプレーに対する自己分析をしっかりしている」
「ベルギーの選手たちもおそらく分析するまでもなく、彼のプレースタイルはよく知っているし、逆に彼の方も良く知っている部分もある。彼に限らず、ヨーロッパのビッグクラブで活躍している選手たちがベルギー代表になっている」
「永嗣からも色々な情報があるが、彼だけじゃなく、日本がこのラウンドに入ったということで、チームスタイル、個人のスタイルを全て分析されている上で戦う。両チームがそういう戦いになってくると思う」
「ストロングは全ての部分でベルギーに分があると思うが、されどウィークポイントもたくさんあると感じている。日本のストロングを前面に出して、対抗していきたい」
▽過去2度ベスト16の舞台で姿を消している日本代表。勝てば同国史上最高位の歴史を塗り替えることになるが、相手は優勝候補にも挙がるタレント集団のベルギー代表だ。
▽日本代表を率いる西野朗監督は、DF昌子源と共に公式前日会見に出席。あらゆる策を駆使しながら「ストロングを前面に出して対抗していきたい」とコメントした。
──PK戦に向けた準備、キッカーについて
「PK戦だが、これは決定しなければならない方式であるのは間違いない。(PK戦に)至る前に決着をつけたいが、これまで代表ではないチームを預かってきた中で、何度か勝敗を決しなければいけないPK戦を経験した」
「タイトルを取れるかどうかでPK戦というのもあったが、1度たりともチームとしてPKのトレーニングをして入ったゲームはない。落ち着きたい、不安になる、という選手は個人的にやっていたが、トレーニングをしてPK戦に臨んだことはない」
「なぜなら、あの精神状態をトレーニングの中で作ることは不可能だから。PKであれば、キッカーが優位に立つのは間違いない。また、色々な要素が絡んだ中で、あの緊張感がある中でボールをセットできるかできないか、というところにかかってくる」
「なので、あまり意味のないトレーニングだとは思っている。現状も、1度もピッチで(PKの)トレーニングをしていない。あらたまってやることではないので、明日はそこに至る前に決着をつけたいと思っている」
──アルゼンチンとポルトガルが敗れた。決勝トーナメントの厳しさが際立っているが
「W杯ベスト16のノックアウトのゲームなので、色々なチャレンジをしてゲームに臨む必要がある。ベルギーという強豪国、世界のトップ3にランクされているチームに対して、どう挑むのか」
「(FIFAランキングが)61位の日本だが、ラウンド16のゲームが存在するわけで、あらゆる策を駆使していきたい。今は力を持っていないかもしれないが、チーム全体で何か別の力を作り出して戦う。そういうことをしていかなければ、戦えない相手であることは間違いない」
「(勝負は)紙一重であると思うので、我々にも勝機がどこかに、ピッチに落ちていると思うので、それを全員で拾っていきたい。大会に入ってからそういう化学反応を起こして、違う力を全員で作り出してやってきた」
「このステージ、また別のレベルの状況、雰囲気、グループステージと違う戦いになると思うが、その中で日本チームらしい戦いをしたい。今まで2回ベスト16に進んできたが、その状況とはまた違う、十分に力をまだ持っている、また生み出せる状況にあると思う。選手、チーム、スタッフ一丸となり、その力を明日も生み出したい」
──過去2度のベスト16と比較して、新たに何かを生み出せそうか
「両大会とも、日本はグループステージを素晴らしい戦いでベスト16に勝ち進んだが、全てを出し尽くした感があり、チームに余力があったかどうか。2002年に関しては、初めてステージを突破した達成感や満足感。貪欲にベスト16に対して挑んだかというところは、どうだったでしょう」
「2回目の南アフリカ大会も、グループステージでチーム力のすべてを投げ出して掴み取ったステージだった。それらを踏まえての今大会。総合力という点も、ステージ突破後のラウンド16に対するアプローチを考えた。第1戦、第2戦の結果を踏まえて考えられた第3戦というのもある。まだまだ強豪国並の『W杯はこれから』というレベルに達していないが、決勝トーナメントに入る中でのスピリットとメンタリティは、ベスト16進出の3大会目になり、それくらい精神的な余裕が出てきた」
「ベルギーは『これからW杯が始まるぞ』という感じでグループステージ3つを戦っていた。我々も精神的な面で、同じレベルに達したいと思う。そういう準備を、これからベルギーと(ラウンド)16という意気込みを、対等以上にいきたいなと。それくらいの気持ちを持って良いと思う。全てを投げ出したところもあるが、彼らは余裕をもって決勝トーナメントに入れると強く感じている」
──ラウンド16で最善の力を出して勝ち進むには何が必要か
「勝ち上がりを決めて3戦目を残したわけでもない。主力を休ませたという、ある部分で主力へのアプローチもあるが、チームとしては3戦目のメンバーをバックアップとは言いたくない。1、2戦目で起用していない選手も、ロシアに入る前でも同じような力を持っている選手たち。彼らの状態も非常に良かったので、1、2戦目を終えて優位な状況で3戦目を迎えられた」
「自分の中では3戦目、ターンオーバーしても十分に戦える自信があった。休ませたと言われると確かにその部分はあるが、チーム力に格差があるとも感じなかった。トーナメントに入ってまたフレッシュな形で全体が入るためにも、そういうメンバー変更も自信を持ってピッチに送り出した。今のチームが疲弊してない、非常に良い状態で明日を迎えられる状況が作れたのは、全体で戦えたことが要因だと思う」
──GKの川島永嗣はベルギーで何年もプレーした経歴がある。ベルギー戦で有利に働くか。それとも、ベルギーの方が有利になるのか
「彼は完璧主義で、1、2戦目が終わった段階で、彼の方から自分の立場やプレーについて話をしてきた。彼がヨーロッパで長くGKとして経験を積んでいる唯一の選手。そういう中で、自分のプレーに対する自己分析をしっかりしている」
「ベルギーの選手たちもおそらく分析するまでもなく、彼のプレースタイルはよく知っているし、逆に彼の方も良く知っている部分もある。彼に限らず、ヨーロッパのビッグクラブで活躍している選手たちがベルギー代表になっている」
「永嗣からも色々な情報があるが、彼だけじゃなく、日本がこのラウンドに入ったということで、チームスタイル、個人のスタイルを全て分析されている上で戦う。両チームがそういう戦いになってくると思う」
「ストロングは全ての部分でベルギーに分があると思うが、されどウィークポイントもたくさんあると感じている。日本のストロングを前面に出して、対抗していきたい」
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「なんて可愛いんでしょ」オナイウ阿道が妻と愛娘と家族ショット、七五三での着物姿に「とってもかわいい」など祝福の声
トゥールーズに所属するFWオナイウ阿道の愛娘が愛くるしい。 2021年6月にキリンチャレンジカップ2021のセルビア代表戦で日本代表デビューを果たしたオナイウ。同年夏に海を渡り、活躍の場を横浜F・マリノスからフランスに移している。 28日には自身のインスタグラムを更新。家族写真を公開した。 家族4人での幸せフォトや、着物姿でカメラに目を向ける長女の姿には、ファンからも祝福の声や感嘆の声が届いている。 「素敵なご家族、お似合いです」 「なんて可愛いんでしょ、おめでとうございます」 「七五三おめでとうございます。ますます素敵な女の子になられますように」 「ちっちゃい女の子たちがとってもかわいい」 オナイウは2018年に入籍を発表。2人は2019年7月10日に第一子となる長女を、2020年9月26日に第2子となる次女を授かっていた。 <span class="paragraph-title">【写真】オナイウ阿道の愛娘の着物姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">オナイウ阿道 2022.12.29 20:35 Thu4
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu5