【J1ピックアッププレビュー】タイも注目する一戦! ハードワークで勝り白星を掴むのは《広島vs神戸》

2018.05.05 19:15 Sat
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▽6日、明治安田生命J1リーグ第13節が開催。エディオンスタジアム広島ではサンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸が行われる。

◆ハードワークで上回るのは
▽現在首位をひた走る広島が、8位の神戸を迎える一戦。広島は第10節で2位のFC東京に敗れ無敗がストップするも、その後の2試合は2-0と連勝。勢いが止まることはなかった。
▽対する神戸は3試合勝利なし。しかし、前節は3試合ぶりのクリーンシートと、結果こそ残せていないものの内容は改善されている。

▽互いに身上とするのは“ハードワーク”。ゴールデンウィーク最終日にピッチで最も走るのは誰なのか。

◆自分たちのものにしたい強さ~サンフレッチェ広島~
▽前述のとおり、無敗がストップしたものの、その後は2戦連続2-0での勝利と、勢いを止めていない広島。ケガ人が出るなど、チームのメンバー構成が変わらざるを得ない事態に見舞われても、しっかりと結果を残した。
▽チーム全員で見せるハードワークと、連動したサッカーは徐々に本物に。多くのメンバーを固定しているという点がプラスに働いているが、そろそろ連戦の疲労も気になるところだ。

▽しかし、ここで積み上げてきたものを手放すわけにも行かない。しっかりと神戸を叩き、連戦をこの勢いのまま乗り切りたいところ。勝てば、早くも昨シーズンの勝ち点を上回ることになる。

◆エースを欠き、ハードワークに拍車がかかる~ヴィッセル神戸~
▽前節は2位のFC東京に0-0のゴールレスドローを演じた神戸。しかし、その試合でエースであるFWルーカス・ポドルスキが負傷。全治8週間の離脱となり、チームを離れ一時帰国となった。

▽ゲームメイクや一瞬の光るプレーなど、随所に能力の高さを見せていたポドルスキがいなくなることは痛手だが、その分チームのハードワークはより力強くなることだろう。

▽攻撃の核を失うことになるが、カードは揃っている。代役を誰が務めるのか。いずれにしてもハードワークで勝り、しっかりとゴールを奪うことで勝利が見えてくるはずだ。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆サンフレッチェ広島[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林卓人
DF:和田拓也、野上結貴、水本裕貴、佐々木翔
MF:柴崎晃誠、稻垣祥、青山敏弘、柏好文
FW:パトリック、ティーラシン
監督:城福浩

▽前節から大きな変更はないと予想。負傷交代した水本裕貴も出場が可能の見込みで、難しい場合は吉野恭平が起用されるだろう。また、パトリックの相棒にはティーラシンが入ると予想。対人に強い神戸守備陣を力で押し切りたい。

◆ヴィッセル神戸[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:キム・スンギュ
DF:高橋峻希、チョン・ウヨン、渡部博文、ティーラトン
MF:三田啓貴、藤田直之
MF:郷家友太、佐々木大樹、渡邉千真
FW:大槻周平
監督:吉田孝行

▽ポドルスキを失った神戸は、そのポドルスキのポジションに佐々木大樹を起用すると予想。その他は、前節と変更なしと予想する。ポドルスキのゲームメイクがないことを考えると、サイド攻撃が中心となると予想されるだけに、ウェリントンの先発もあるかもしれない。

【注目選手】
◆FWティーラシン(サンフレッチェ広島)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽首位を走る広島の注目選手はFWティーラシンだ。今シーズン、ムアントン・ユナイテッドから期限付き移籍で加入したストライカーは、開幕戦でいきなりゴール。その後は第7節、第11節と1得点ずつを決めている。期待された得点力はまだ見せていないが、途中出場でもチャンスに絡むプレーは多い。今節は同胞のティーラトンの前で結果を残せるか。

◆DFティーラトン(ヴィッセル神戸)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽神戸の注目選手は、左サイドバックに定着したティーラトンだ。加入当初はチームにフィットしなかったが、第8節以降は左サイドバックのレギュラーとしてプレー。持ち味の攻撃参加も随所に見せている。同じムアントン・ユナイテッドから日本にやってきたティーラシンの前で“悪魔の左足”と呼ばれるキックを見せることはできるか。

◆タイ王国も注目する一戦
▽首位の広島と、上位をうかがう神戸の一戦。この試合は、タイ王国も注目する一戦だ。タイ代表の英雄としても知られるFWティーラシン(広島)とDFティーラトン(神戸)が日本で初対戦。地元のタイでもJリーグは放送されており、多くのタイ人サポーターが見守るはずだ。

▽2人がマッチアップする可能性は低いと思われるが、ムアントン・ユナイテッドとタイ代表で共にプレーしていただけに、お互いの特徴はわかっているはず。ポイントをチームメイトへと伝えることもしているだろう。

▽広島の両サイドバックが果敢に攻撃参加をするだけに、ティーラトンは守備に追われる可能性も高いが、逆に攻撃面で力を発揮することで広島のサイド攻撃を封じることも可能だ。ポドルスキを欠くことで、サイドからのクロスも重要度が高まるはず。高精度のクロスからアシストを記録したい。

▽対するティーラシンも出場機会こそ多いが、先発は6回。パトリックとの共存がハマっているとはいえない。しかし、パトリックの周りを衛星的に動き、サポートしていることは事実。あとはゴールという結果を残したいところだ。

▽タイを代表する2選手が相見える一戦。広島vs神戸は6日(日)の17時にキックオフを迎える。
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C大阪が試合中断について報告、GKキム・ジンヒョンがいち早く気が付く「搬送されたお客様は回復された」

セレッソ大阪は27日、明治安田J1リーグ第10節の横浜F・マリノス戦の試合中断について報告した。 ヨドコウ桜スタジアムで27日に行われた一戦。首位に返り咲きたいC大阪が横浜FMを迎えた中、試合は点の取り合いとなり、2-2のドローに終わった。 そんな中、24分に突如試合が中断。C大阪のGKキム・ジンヒョンが主審に試合の中断を要求。笠原寛貴主審も異変に気がついて試合を止めると、C大阪のメディカルスタッフも駆けつける事態となった。 ゴール裏のサポーターからの要請にGKキム・ジンヒョンが気が付いて起きた事象。スタッフはスタンドに入って治療を行った。 C大阪はこの事象について報告。搬送された観客は回復したとのことだ。 ーーーーー 本日の4/27(土)横浜F・マリノス戦において、お客様の救護活動のため試合が一時中断する事案が発生いたしました。 搬送されたお客様につきましては、その後回復されたと報告を受けております。 試合中断をご判断いただいた審判団の皆さま、救護活動にご協力いただいた皆さまに心より感謝いたします。 セレッソ大阪は、今後も安心安全な試合運営に努めてまいりますので、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。 ーーーーー 迅速な判断と、情報の伝達が起きたからこその出来事。4分間ほどの中断となった中、試合は無事に再開。素晴らしいフェアプレーとなった。 2024.04.27 21:10 Sat

「去年の自分では考えられない」、新天地で日々成長の東京V・木村勇大「1分でも1秒でも長くピッチに立ってチームの助けに」

東京ヴェルディのFW木村勇大が、ホーム初白星を狙うアビスパ福岡戦への意気込みを語った。 前節、川崎フロンターレ相手に今シーズン初のクリーンシートを達成も、0-0のドローで3試合ぶりの白星を逃した15位の東京V。 これで無敗試合を「6」に伸ばしたものの、3試合連続ドローと勝ち点3奪取に苦戦する昇格組は、28日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第10節で、同じく3試合連続ドロー中で11位の福岡を相手に、今季ホーム初勝利と共に4試合ぶりの白星を狙う。 ここまで保有元との契約でプレーできなかった京都サンガF.C.戦を除き、開幕から全試合に先発出場し2ゴールを挙げている木村。第3節のセレッソ大阪戦以降は出場5試合でゴールから遠ざかっている一方、攻守両面での存在感は試合ごとに高まっている。 プロ入り後は京都、ツエーゲン金沢で苦しい日々を過ごした23歳のストライカーだが、「去年の自分ではちょっと考えられないぐらい」と新天地での個人としての成長を実感している。 その成長の要因に関しては城福浩監督が、常々語る「日本一のトレーニング」に加え、やはりレギュラーとしてプレータイムを得ている部分が大きいという。 「間違いなくそれかなと思います。ずっと出させていただいているので、そこでゲーム体力がついてくると思いますし、ゲームに出ないとそういうところはつかないと思うので、それを毎週ずっとコンスタントに出られることで、すごく成長できている実感があります」 「開幕の時に比べて強度を維持したまま、長い時間プレーするというところが、だんだん自分の中でできてきていますし、すごく成長を感じるので、1分でも1秒でも長くピッチに立ってチームの助けになれるように、引き続きその時間を長くしていけるようにしていきたいです」 プレー面に目を向ければ、加入前に自ら不得手と語っていたポストワーク、ボックス内での利他的なプレーに関して大きな成長が見受けられ、先日のFC東京戦でのFW染野唯月のゴールの際には城福監督もDFを引っ張る動きを見せた木村のプレーを称賛していた。 その点について木村は、「自分はシュートを打ちたいので、今までだったら中央で、セカンドとか、マイナスの美味しいところを狙っていた」とこれまでとの意識の変化を口に。 「逆に、あれが逆の立場の可能性もあるので、まずはニアにしっかりと入って、そこにボールが来たら触るだけですし、次の試合もタイトに来るぶん、そういうところにリアリティを持って入れば、相手も食いついてくると思う。クロスの入り方がすごく勝負の大きなポイントだと思うので、勢いを持ってゴール前にしっかりさぼらずにずっと入り続けるようにしたい」と、その成功体験を生かして染野と共により多くのゴールに絡みたいと語っている。 また、5戦ゴールから遠ざかる現状に対しては、シュート精度の追求と共に、フィニッシュに至るまでの過程の部分が重要になると考えている。 「チャンスがある中で最後の部分を止められたりとか、外してしまったりというところで、決め切らないとダメです。チャンスの数を多くするというのも決めるために大事だと思うので、1本でも多くシュートを打つとか、ゴール前に入るという、まずそのゴールの前の部分、その過程にこだわって取り組んでいけば、どこかで1点入るかなと思います」 「あとは考えすぎると、ワンテンポ、ツーテンポ遅れてしまうと思うので、いい意味であまり考えずにゴール前ではプレーできたらなと思います」 アカデミー出身者として、よりこだわる味スタでの初勝利を目指す福岡戦に向けては、「湘南戦も5バックにはチーム全体として結構手こずった印象があるので、次もたぶん堅い試合になる」との展望を語りつつ、守備では前線に強力なストライカーを擁する相手に「フリーでいいボールを蹴らせない」、攻撃では「サイドの攻略」、「狙うべきポイントに入り続ける」ことを勝負のポイントに挙げた。 「ここまで引き分けが多い状態で来てしまっているので、味スタではまだ勝ててないですし、次こそしっかり勝ち点3を取れるようにチームとしても個人としても結果を残せるようにやっていきたいです」 185cmの恵まれた体躯に加え、J1でも屈指のアスリート能力を誇るスケール十分の大型ストライカーは、新天地での確かな成長を結果に繋げて本格ブレイクなるか。 2024.04.27 20:15 Sat

J1デビュー戦で初完封に貢献した東京Vの千田海人、ホーム初勝利へ福岡の絶好調エース封じ目指す

東京ヴェルディのDF千田海人が、ホーム初白星を狙うアビスパ福岡戦への意気込みを語った。 前節、川崎フロンターレ相手に今シーズン初のクリーンシートを達成も、0-0のドローで3試合ぶりの白星を逃した15位の東京V。 これで無敗試合を「6」に伸ばしたものの、3試合連続ドローと勝ち点3奪取に苦戦する昇格組は、28日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第10節で、同じく3試合連続ドロー中で11位の福岡を相手に、今季ホーム初勝利と共に4試合ぶりの白星を狙う。 前節、待望のJ1デビューを飾り、圧倒的な対人守備の強さと冷静なディフェンスラインの統率で、川崎Fの強力な攻撃陣を封じる出色のパフォーマンスを見せた千田。 J3からJ2を経て29歳でのJ1デビューとなった背景もあり、試合後には大きな注目を集めたが、「J1で出場して終わる選手になりたくない」と語っていたように、改めてこれからのパフォーマンスが重要になると考えている。 「J1デビューのところが注目されちゃうかもしれないですけど、個人的にはまだ今年のスタートというか、次の試合が良くなかったり、もし次のチャンスを逃したりすれば、この間せっかく無失点に抑えて良いプレーをしても、それは継続にはならない。良いプレーを続けていくというところが、シーズンを長い目で見たら大事だと思いますし、自分のためにもチームのためにも、この間の1試合の無失点だけではなく、今後も続けていくことが一番大事なことです」 ここからが自身にとってスタートであることを強調する千田だが、「居心地いい環境でもあった」ブラウブリッツ秋田から覚悟を持って移籍し、「上手くなろうとこんなにも思った1年半はなかった」と語る新天地での日々は、一人のフットボーラーとして貴重なものになったと振り返る。 「秋田では正直厳しさもありましたけど、居心地いい環境でもありました。ただ、ここから伸びるためには環境を変えた方がいいと思って、ヴェルディに移籍しました。移籍してからは毎日が刺激の連続で、上手くなろう、上手くなろうとこんなにも思った1年半は今まで正直なかったです」 「そういう自分自身の成長に目を向けて、正直去年試合も全然出てなかったですし、結果に目を向けたら全然な選手だと思いますが、正直去年は成長に目を向けてやれたので、この1年半ぐらいは個人的にはすごく充実していたというか、結果はもちろんほしいですけど、成長という部分では僕にとって貴重な1年半でした」 その成長に目を向けた日々を経て、ひとつ目に見える結果を残した屈強な守備者は「あとはそこまで来たら結果だなというところでした。シーズンを通して成長しながらというところは、城福さんも言ってる通りこのチームにはとても大事だと思うので、それにしっかりと結果も伴わせながら成長できたら一番ベスト。結果がつくことでその成長に自信もつくと思っています」と、自身を含め結果と共にさらなる成長を誓う。 継続という部分でチームとしても個人としても重要となる福岡戦では、加入後6試合で5ゴールを挙げるイラン代表FWシャハブ・ザヘディをいかに封じ込められるかが、クリーンシート、ホーム初勝利に向けた重要なポイントとなる。 前節、同じ左利きで共通点も少なくないブラジル人FWエリソンを完封した千田は、「スペシャルな選手」と評する相手のエースストライカー封じへ意気込んだ。 「ああいう選手がいる方が個人的には燃えます。映像を見る限り、本当にボールを止めてから打つまでのタイミングとか、シュートまでのスピードとかすごく速いですし、かなり良い選手だと思います。でも、しっかりリスペクトして前回と一緒ですけど、相手の良さを消して自分の強みの部分でしっかり抑えられたと思います」 2024.04.27 20:00 Sat
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