ジルー&モラタの両エースがアベック弾! チェルシーが吉田セインツを躱してユナイテッドが待つ決勝へ《FA杯》
2018.04.23 00:55 Mon
▽FAカップ準決勝チェルシーvsサウサンプトンが22日に行われ、2-0でチェルシーが勝利し、決勝に進出した。セインツのDF吉田麻也はフル出場している。
▽準々決勝ではレスター・シティを延長戦の末に破り、2年連続での準決勝進出となったチェルシー。リーグ戦では4試合を残して4位のトッテナムとは勝ち点差「5」に迫っており、微かな望みをつないでいる状態だ。今回のサウサンプトン戦に向けては直近のバーンリー戦から4選手を変更。GKカバジェロに、セスク、アザール、ウィリアンが先発となった。
▽一方、ウィガンを破り2002-03シーズンぶり以来の準決勝進出を果たしたセインツは直近ではレスターと引き分けリーグ戦連敗を「4」でストップさせた。それでも8試合勝利から遠ざかっており、現在18位で残留争い真っただ中にいる。そんな中行われるチェルシーとの一戦に向けてはレスター戦から2選手を変更。タディッチとワード=プラウズに代わり、オースティンとレミナが先発に起用された。
▽エース・アザールの強烈なシュートから入ったチェルシーは7分、自陣からのカウンターでアザールが一気にピッチ中央を駆け上がり右サイドのウィリアンに展開。ウィリアンがカットインから左足を振り抜くとこれがクロスバーを直撃。惜しくもゴールとはならなかった。
▽その後は決定機が作れないチェルシー。ジルーにボールを集めるが、吉田、ホード、ベドナレクらが固める守備陣を崩すことができない。アザールも頻りに単騎突破を図るが空回りしてしまう。
▽絶好の形で後半に入ったチェルシーはその直後にもカウンターでセインツゴールを襲撃。ウィリアンが自陣から一気に持ち運ぶと、左サイドのアザールに展開。ボックス左から右足でシュートを放ったが枠を捉えきれず追加点とはならなかった。
▽対するセインツも54分にこれまでで最大の決定機を迎える。左サイドバックのバートランドからのスルーパスを前線のオースティンがスルー。逆サイドから走り込んだロングがこれを受けるがファーストタッチが長くなってしまいそのままラインを割った。
▽その後、一方的にチェルシーがボールを保持する展開が続く中、粘り強い守備で耐え忍んだセインツは71分、レドモンドの地を這う強烈なシュートでCKを獲得。するとGKカバジェロがオースティンとの競り合いの中でボールをファンブル。そのボールがゴールラインを割ったとセインツは主張したが判定はオースティンのファウルの判定に。
▽80分にジルーを下げてモラタを投入したチェルシーは、そのモラタとアスピリクエタのホットラインから追加点を挙げる。82分、敵陣中央右の位置からアスピリクエタがクロスを供給。ファーサイドのモラタがこれを頭で合わせチェルシーに2点目をもたらした。
▽安全圏に到達したチェルシーはセインツの攻撃をいなしつつカウンターで応戦。追加点は得られなかったものの、危なげない試合運びで完封勝利し、マンチェスター・ユナイテッドが待つ決勝へ。決勝進出は2年連続となった。
▽準々決勝ではレスター・シティを延長戦の末に破り、2年連続での準決勝進出となったチェルシー。リーグ戦では4試合を残して4位のトッテナムとは勝ち点差「5」に迫っており、微かな望みをつないでいる状態だ。今回のサウサンプトン戦に向けては直近のバーンリー戦から4選手を変更。GKカバジェロに、セスク、アザール、ウィリアンが先発となった。
▽一方、ウィガンを破り2002-03シーズンぶり以来の準決勝進出を果たしたセインツは直近ではレスターと引き分けリーグ戦連敗を「4」でストップさせた。それでも8試合勝利から遠ざかっており、現在18位で残留争い真っただ中にいる。そんな中行われるチェルシーとの一戦に向けてはレスター戦から2選手を変更。タディッチとワード=プラウズに代わり、オースティンとレミナが先発に起用された。
▽その後は決定機が作れないチェルシー。ジルーにボールを集めるが、吉田、ホード、ベドナレクらが固める守備陣を崩すことができない。アザールも頻りに単騎突破を図るが空回りしてしまう。
▽ゴールレスで迎えた後半、いきなり試合が動く。46分、セスクからのロングボールをアザールが最前線で収めると、上がってきたジルーにラストパス。ゴール前に侵入したジルーはDF4人をなぎ倒しながら最後はGKも躱してゴールに流し込んだ。
▽絶好の形で後半に入ったチェルシーはその直後にもカウンターでセインツゴールを襲撃。ウィリアンが自陣から一気に持ち運ぶと、左サイドのアザールに展開。ボックス左から右足でシュートを放ったが枠を捉えきれず追加点とはならなかった。
▽対するセインツも54分にこれまでで最大の決定機を迎える。左サイドバックのバートランドからのスルーパスを前線のオースティンがスルー。逆サイドから走り込んだロングがこれを受けるがファーストタッチが長くなってしまいそのままラインを割った。
▽その後、一方的にチェルシーがボールを保持する展開が続く中、粘り強い守備で耐え忍んだセインツは71分、レドモンドの地を這う強烈なシュートでCKを獲得。するとGKカバジェロがオースティンとの競り合いの中でボールをファンブル。そのボールがゴールラインを割ったとセインツは主張したが判定はオースティンのファウルの判定に。
▽80分にジルーを下げてモラタを投入したチェルシーは、そのモラタとアスピリクエタのホットラインから追加点を挙げる。82分、敵陣中央右の位置からアスピリクエタがクロスを供給。ファーサイドのモラタがこれを頭で合わせチェルシーに2点目をもたらした。
▽安全圏に到達したチェルシーはセインツの攻撃をいなしつつカウンターで応戦。追加点は得られなかったものの、危なげない試合運びで完封勝利し、マンチェスター・ユナイテッドが待つ決勝へ。決勝進出は2年連続となった。
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