チェルシー、昨夏フリーで獲得したウェールズ代表DFへの補償金を支払いへ

2018.04.21 12:18 Sat
Getty Images
チェルシーは、昨夏フリーで獲得したウェールズ代表DFに対し、所属元に補償金を支払うこととなったようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。
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▽今回問題となっているのは、ウェールズ代表DFイーサン・アンパドゥ。昨年7月に17歳でエクセター・シティからチェルシーへと移籍。プロ契約を結んでいなかった為に、フリーでウェールズの逸材を獲得していた。▽アンパドゥは、2016年に15歳10カ月26日でデビュー。エクセターでの最年少出場記録を保持。ウェールズ代表にもすでに招集されており、将来が期待されている。
▽エクセターは、プロ契約を結んでいなかったものの、その才能が高く評価されているアンパドゥに対し、チェルシーへ補償金を要求。この訴えが実ったようだ。

▽プロ・フットボール賠償金委員会(PFCC)は、チェルシーに対して声明を発表。「チェルシーはエクセター・シティに対して最初の移籍金8万5000ポンド(約1280万円)を支払うべきである、また、追加で4万5000ポンド(約680万円)も支払うべきだ」とし、「この金額には、最初にプロ契約を結んだ選手において、5試合のファーストチームでの出場と代表チームでの出場が含まれている」と説明。130万ポンドの受け取りが保証され、出場に応じて250万ポンド(約3億8000万円)を受け取ること、さらに移籍した際に20%を受け取ることになるという。
▽一方で、エクセターのユリアン・タグ会長は、この発表に対し失望感を露わにし、クラブ公式サイトで声明を出している。

「受け取った補償金は移籍金ではなく、飛び抜けた選手へのトレーニングと育成への投資に対して払われるものだ」

▽チームとして才能ある選手を見出すこと、または生み出すことに対する対価として支払われるべきであると主張し、金額よりもその内容に失望感を露わにした。

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