ローマにBBQの輪! CL決勝進出で英雄バティがシェフ就任を約束

2018.04.20 07:20 Fri
Getty Images
▽34年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出に沸くローマではBBQの輪が広がっている。イタリア『コッリエレ・デラ・セーラ』が伝えている。

▽ローマは先日行われたCL準々決勝でバルセロナを相手に1stレグの3点差を引っくり返す“オリンピコの奇跡”を起こして、前身のチャンピオンズカップ時代の1983-84シーズンの準優勝以来、CL名称変更後初となるベスト4進出を果たした。

▽奇しくもその準優勝時にファイナルで敗れたリバプールとの準決勝に向けてはクラブだけでなくローマ中が沸いている。
▽その中で18日に行われたセリエAのジェノア戦に勝利したチームはその翌日に練習施設のあるトリゴリアでリカバリーメニューをこなした。この短い午前の練習後には直近数試合をケガで欠場し、ようやく19日に練習復帰を果たしたアルゼンチン代表FWディエゴ・ペロッティがチームメートを労うため、昼食時にアサード(アルゼンチン式のバーベキュー)を主催。自ら肉や野菜、魚を調理してチームメートやスタッフに振る舞った。そして、この様子をMFラジャ・ナインゴランなどのチームメートが『インスタグラム』に投稿していた。

▽すると、この投稿をチェックしていたローマのスクデット獲得の英雄、元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ氏が自身の公式アカウントを通じて粋なメッセージを送った。
「もし、ローマがチャンピオンズリーグ決勝に進んだ場合、トリゴリアに出向いてみんなのために昼食を作らせてもらうよ」

▽ペロッティ、バティストゥータ氏とBBQの輪が広がり始めたローマ。難敵リバプールを破り、34年ぶりの決勝進出に向けてレジェンド主催のBBQは新たなモチベーションとなりそうだ。また、仮にCL優勝を果たしたあかつきには、アルゼンチン出身の現ローマ法王フランシスコ主催のBBQという、壮大な計画が果たされる可能性もあるかもしれない。

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