ハリルホジッチ監督解任…2010年に続き自身2度目のW杯直前での解任に

▽日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督(65)が、ロシア・ワールドカップ開幕を2カ月後に控えた4月9日に解任された。ワールドカップ直前での解任は、これで2度目となってしまった。

▽ハリルホジッチ監督は、2015年3月にハビエル・アギーレ監督の後任として日本代表の監督に就任。コートジボワール代表、アルジェリア代表に続いて、3カ国目のナショナルチームの指揮官となった。

▽2014年のブラジル・ワールドカップでは、アルジェリア代表を率いて躍進。グループ2位通過を果たし、ラウンド16では後にワールドカップを制するドイツ代表と対戦。90分をゴールレスで終えるも、延長戦で2失点。最後に一矢報いるが、2-1で敗退となったが、アルジェリアを史上初のベスト16に導いていた。
▽そんな手腕が認められ、日本代表指揮官にも就任したハリルホジッチ監督。しかし、8年前の2010年にも悔しい思いをしていた。

▽ハリルホジッチ監督は、2008年からコートジボワール代表を指揮。アフリカ予選で指揮を執ると、最終予選ではブルキナファソ代表、マラウイ代表、ギニア代表と同居したものの、5勝1分けの無敗でグループ首位となり、南アフリカ・ワールドカップ出場を掴んだ。▽しかし、ワールドカップの半年前に行われたアフリカ・ネイションズカップではグループステージこそ首位通過を果たしも、準々決勝でアルジェリア代表相手に延長戦の末に敗戦。就任から公式戦で初めて敗れたものの、早期敗退の責任を取らされる形で、解任されていた。

▽なお、コートジボワール代表はかつてイングランド代表を率いたスヴェン・ゴラン・エリクソン監督を招へい。しかし、ブラジル代表、ポルトガル代表、北朝鮮代表と同居したグループステージでは、1勝1分け1敗の3位となり、グループステージで姿を消していた。

▽今回の解任で、監督人生2度目のワールドカップ出場が叶わなかったハリルホジッチ監督。ワールドカップ出場ではなく、直前での解任が2度目となってしまった。