後半目を覚ましたアーセナルがオーバの3戦連発弾とラカゼット復帰弾でストークに快勝! 公式戦4連勝でELのCSKAモスクワ戦へ《プレミアリーグ》

2018.04.01 23:36 Sun
Getty Images
▽プレミアリーグ第32節、アーセナルvsストーク・シティが1日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが3-0で快勝した。
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▽公式戦3連勝でインターナショナルウィークに入ったリーグ6位のアーセナルが降格圏の19位に低迷するストークをホームに迎えた代表ウィーク明け最初の一戦。来週ミッドウィークにヨーロッパリーグ(EL)準々決勝のCSKAモスクワ戦を控えるチームは、招集外となった守護神チェフやコシエルニー、ジャカと一部主力を温存。その一方代表ウィークで負傷したウィルシャーが先発に、離脱が続いていたラカゼットがベンチに入るなどケガ人も戻ってきた。▽立ち上がりから代表ウィーク明け特有の緩さに加え、リーグ戦へのモチベーションの低さが目立つアーセナルは、残留に向けて勝ち点が必須のアウェイチームに押される入りとなる。開始4分にはボックス手前右でM・ディウフからパスを受けたシャキリに際どい左足のシュートを許す。
▽この試合、オーバメヤンを最前線に2列目にエジル、ウェルベック、ウィルシャーと主力クラスを前線に置いたものの、複数選手の連係もほとんどないアーセナルの攻撃。個人で仕掛けては不用意にボールを失うなど、徐々にホームサポーターもフラストレーションを募らせていく。23分には右サイドでラムジー、ベジェリン、ウィルシャーと繋いでGKの短いパンチングに反応したラムジーがボックス右でタップインを試みるが、これはクロスバーの上を叩く。

▽その後、30分を過ぎてようやく攻撃のリズムが生まれ始めたアーセナルはボックス付近でのウィルシャーやラムジーの個人技から幾度かフィニッシュのシーンを演出していくが、オーバメヤンやウェルベックの存在感が希薄なこともあり、前半のうちに決定機を演出するまでには至らず。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ハーフタイムにヴェンゲル監督から激しい檄が飛んだのか、全体的な動きの量を増やして引き続き相手を押し込むホームチーム。58分には波状攻撃からエルネニーが枠を捉えた鋭いシュートを放つが、これはゴール前の密集で相手DFのブロックに遭う。

▽アタッキングサードでもう一押しがほしいアーセナルは61分にウェルベックを下げてヒザの手術から約1カ月半ぶりの復帰となったラカゼットを投入する。対するストークは足を痛めたM・ディウフを下げてベラヒノをピッチに送り出した。

▽この交代で試合の流れに変化が期待された中、互いに決定機を作り合う。まずは69分、ストークが右CKの場面で左足のキッカーのシャキリが鋭く曲がるボールを入れると、これが直接クロスバーを叩く。さらに直後にはボックス左でベラヒノにシュートチャンスもここはGKオスピナにコースを消される。

▽一方、ピンチを凌いだアーセナルは71分、エジルのスルーパスに抜け出したオーバメヤンがボックス内でGKと一対一を迎えるが、ここはGKバトランドのビッグセーブに遭う。しかし、75分にボックス内で仕掛けたエジルがDFマルティンス=インディと交錯すると、PKが与えられる。これをキッカーのオーバメヤンが冷静に決めてリーグ3試合連続ゴールで先制に成功した。

▽その後、CSKAモスクワ戦を睨んで76分にウィルシャー、エルネニーを下げてムヒタリアン、ジャカを投入したアーセナルは積極的に追加点を狙っていく。すると86分には右CKの流れからファーでルーズボールを拾ったオーバメヤンが冷静に流し込み2点目。さらに89分にはボックス内でラカゼットが倒されて得たPKをフランス代表FW自ら決めて復帰戦で早速ゴールを記録。そして、得意のホームで得意の相手に3-0で勝ち切ったアーセナルが公式戦4連勝でCSKAモスクワ戦に弾みを付けた。

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