バイエルンがレヴァンドフスキのハット含む6発でHSVに圧勝! フル出場の酒井高は2失点に関与《ブンデスリーガ》

▽ブンデスリーガ第26節、バイエルンvsハンブルガーSVが10日に行われ、6-0でバイエルンが大勝した。HSVのDF酒井高徳はフル出場し、FW伊藤達哉はベンチ入りしなかった。▽前節フライブルク戦をミュラーの3ゴールに絡む活躍で4-0と快勝した首位バイエルン(勝ち点63)は、6連覇へ邁進している中、現状のベストメンバーを送り込んだ。▽一方、前節マインツとの残留争いをコスティッチのPK失敗なども響いてゴールレスドローに終わり、12戦勝利から見放されている17位HSV(勝ち点18)は、酒井高が5バックの右センターバックで先発となった。
▽3トップに右からロッベン、レヴァンドフスキ、リベリと並べ、中盤インサイドにミュラーとビダルを配したバイエルンは、8分にあっさり先制する。レヴァンドフスキのスルーパスをカットにかかった酒井高のクリアボールがリベリのもとへ。ルーズボールを拾ったリベリはボックス中央へ侵入し、GKとの一対一を制した。

▽さらに12分、分厚い攻めを見せていたバイエルンは、右サイドからのキミッヒのクロスを酒井高に競り勝ったレヴァンドフスキが頭で叩き込んで追加点を奪取した。▽続く19分にはJ・ボアテングのロングフィードをボックス左のアラバがダイレクトで折り返し、最後はフリーとなっていたレヴァンドフスキが難なく蹴り込み、3-0と突き放した。

▽5バックが機能せず、あっさり3失点を喫したHSVは右サイドバックに入っていたディークメイアーを下げ、中盤センターにヤンジチッチを投入。G・ユングが右センターバックに下がり、酒井高は右サイドバックに移った。

▽しかし、ハーフタイムにかけてもHSVはバイエルンに一方的に押し込まれ、まともなシュートを打てずに前半を終えた。

▽余裕のバイエルンは後半からビダルに代えてトリッソを投入。引き続きハーフコートゲームを展開すると、55分に4点目を奪った。ロッベンがレヴァンドフスキにクサビのパスを当ててルーズとなったボールを、ボックス中央からゴール左へ蹴り込んだ。

▽しかし60分にアクシデント。トリッソがルーズボールに対してヤンジチッチとボールを挟んで思い切り蹴り合い、負傷。プレー続行不可能となってルディとの交代を強いられた。

▽それでも81分にはリベリが左サイドからドリブルで仕掛けてDF3人をかわし、ボックス左からゴール右へシュートを流し込んで5-0としたバイエルンは、終盤にレヴァンドフスキがPKを決めて6-0と圧勝。6連覇へまた一歩前進している。

▽一方、敗れたHSVは13戦勝利から見放されることとなった。