【ブンデス第25節プレビュー】6位ライプツィヒvs2位ドルトムントのCL出場権争い

▽前節は首位バイエルン(勝ち点60)がヘルタ・ベルリンに引き分けて連勝が10で止まった。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いでは2位ドルトムント(勝ち点41)が引き分け、レバークーゼン(勝ち点38)に勝利したシャルケ(勝ち点40)がCL圏内の3位に浮上。4位フランクフルト(勝ち点39)と6位ライプツィヒ(勝ち点38)は下位相手に敗戦し、勝ち点を伸ばせなかった。そしてマインツの武藤が5試合ぶりとなる今季7ゴール目を挙げている。迎える第25節も6位ライプツィヒvs2位ドルトムントのCL出場権争いが行われる。

▽ライプツィヒは前節ケルン戦をELナポリ戦を戦った影響もあり、後半の失速で逆転負けを喫して今季初の連敗となった。1週間の調整期間があった中、2季連続でのCL権獲得に向けて踏ん張り所の試合をモノにできるか。

▽一方のドルトムントは前節アウグスブルク戦をロイスの2戦連発弾で先制したものの、後半に追いつかれて引き分けに持ち込まれ、連勝が3でストップした。アウグスブルク戦ではバチュアイがブレーキとなっていたが、ライプツィヒ戦で公式戦4試合ぶりのゴールを挙げ、チームを勝利に導けるか。
▽10人となったレバークーゼンを下して3位に浮上したシャルケは、11位ヘルタ・ベルリン(勝ち点31)とホームで対戦する。エンボロがPKを獲得するなど好調を維持しているが、前節バイエルンに引き分けたヘルタ守備陣からもゴールに絡む活躍ができるのかに注目だ。

▽シュツットガルトの一撃に沈んで連勝が止まった4位フランクフルトは、10位ハノーファー(勝ち点32)とのホーム戦に臨む。長谷部が2試合連続中盤で出場中だが、引き続き中盤で先発予想となっている中、チームを勝利に導くゲームコントロールができるか。▽コールの退場が響いてシャルケに敗れ、5位に後退したレバークーゼンは15位ヴォルフスブルク(勝ち点25)とのアウェイ戦に臨む。CL圏内再浮上のためには勝利が必要なレバークーゼンだが、ラッバディア体制となって初陣のマインツ戦を引き分けたヴォルフスブルクに勝利となるか。

▽今節の日本人対決ではハンブルガーSVvsマインツが開催される。17位HSV(勝ち点17)は前節ブレーメンとのノルト・ダービーを落として11戦勝利から見放され、クラブ史上初の降格が現実味を帯びてきている。酒井高は右サイドバックで先発予想となっているが、ブレーメンに続き残留を争うライバルのマインツに勝利し、残留の望みをつなげられるか。

▽一方、武藤のゴールでヴォルフスブルクに1-1と引き分けた16位マインツ(勝ち点24)は、残留圏内のヴォルフスブルクとの1ポイント差が維持された。自身のキャリアハイとなる7ゴールに並んだ武藤は先発復帰予想となっており、チームを残留に導くための2戦連発弾が求められるが、期待に応えられるか。

▽強豪ライプツィヒに勝利して残留に希望を見いだした最下位ケルン(勝ち点17)は、浅野が5試合ぶりにベンチ入りした12位シュツットガルト(勝ち点30)とホームで対戦する。大迫はテローデとの連係で好プレーを続けており、シュツットガルト戦でも期待が持てそうだ。連勝としてマインツに迫りたい。

▽最後にバイエルンは13位フライブルク(勝ち点29)とのアウェイ戦に臨む。レヴァンドフスキのホーム戦連続ゴールがストップし、コマンが約2カ月の長期離脱となったバイエルンだが、勝利を取り戻して3月中の優勝へまい進できるか。

※スタメン予想はドイツ『キッカー』参照

◆ブンデスリーガ第25節
▽3/2(金)
《28:30》
ボルシアMG vs ブレーメン

▽3/3(土)
《23:30》
シャルケ vs ヘルタ・ベルリン
ハンブルガーSV vs マインツ
ヴォルフスブルク vs レバークーゼン
フランクフルト vs ハノーファー
アウグスブルク vs ホッフェンハイム
《26:30》
ライプツィヒ vs ドルトムント

▽3/4(日)
《23:30》
ケルン vs シュツットガルト
《26:00》
フライブルク vs バイエルン