南野不出場も1stレグ同点弾生きザルツブルクがソシエダ下す!《EL》

2018.02.23 07:16 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド32の2ndレグ、ザルツブルクvsレアル・ソシエダが22日にザルツブルクのホームで行われ、2-1でザルツブルクが勝利。この結果、2戦合計4-3で1勝1分けと勝ち越したザルツブルクがラウンド16に駒を進めることに。ザルツブルクのMF南野拓実はベンチ入りも出場しなかった。

▽1stレグを2-2で終えて貴重なアウェイゴール2点を手にしたザルツブルクが、ソシエダをホームに迎えた一戦。

▽直近のリーガエスパニョーラ第24節レバンテ戦を3-0で制したソシエダは、その試合からスタメンを2名変更。シャビ・プリエト、ファンミに代えて、カナレス、ヤヌザイを起用して勝利の求められる試合に臨んだ。
▽一方、ザルツブルクは直近のオーストリア・ブンデスリーガ第23節でザンクト・ペルテンを4-0で下しリーグ3連勝中と好調を維持。1stレグで途中出場して最終盤に値千金の同点ゴールを決めた南野は、ベンチからのスタートとなった。

▽試合は序盤からスコアが動く。10分、右サイドをオーバーラップしたライナーがグラウンダーのクロスを供給。走り込んだダブールがうまく相手DFの前に侵入し、ワンタッチで合わせてGKルジの股下を射抜いてゴールに流し込んだ。
▽その後も攻勢を保つザルツブルクだったが、徐々にソシエダに押し込まれる時間が増えていく。すると28分、ソシエダが右CKを獲得すると、キッカーを務めたのはカナレス。やや高めのボールを、競り勝ったラウール・ナバスが頭で合わせ、前半中に追い上げることに成功した。試合は、1-1のスコアで折り返すことに。

▽後半に入ると、ザルツブルクは再び攻勢を強める。50分、ボックス手前中央でボールを受けたシュラガーが、左足を振り抜く。GKルジに弾かれたものの、枠を捉えたシュートがソシエダゴールを脅かした。

▽続く51分には、ソシエダ陣内中央付近でザルツブルクがFKを獲得。キッカーをヤボが務めると、鋭く曲がるボールを入れていく。しかし、ボックス内左のDFラマーリョが頭で合わせたシュートは、枠を外れた。

▽さらに72分、ファン・ヒチャンと競り合ったソシエダDFラウール・ナバスが、この日2枚目のイエローカードを提示されて退場に。ザルツブルクが一気に流れを引き寄せていく。

▽そして74分には、ボックス内に侵攻したファン・ヒチャンが今度はGKに倒されてPKを獲得。キッカーを務めた途中出場のバロン・ベリシャが左端に決め、勝ち越し弾とした。

▽ソシエダには、さらに不運な出来事が重なる。77分、GKルジが足を引きずるようにしてピッチを後に。ソシエダは3枚目の交代カードでGKトーニョを投入することを強いられた。

▽結局、その後もザルツブルクがペースを握り続けて試合が終了。この結果、2戦1勝1分けとしたザルツブルクのラウンド16進出が決定した。

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