「無知が差別に…」カリアリが人種差別被害のマテュイディへ謝罪

2018.01.08 18:46 Mon
カリアリは6日のセリエA第20節ユベントス戦で起こった人種差別問題について、ツイッター上で謝罪した。

この試合において、カリアリのサポーターがユベントスに所属するアンゴラ系フランス人のMFブレーズ・マテュイディに対し、人種差別的と言える「ブー」とのヤジを飛ばしていた。マテュイディは12月30日のヴェローナ戦でも相手サポーターから人種差別的チャントを受けており、アウェーでは2試合連続で被害に遭ったことになる。

試合終了後、マテュイディはフェイスブックを更新し、「今日の試合中、人種差別があった。弱い人間は相手を憎むことで恐怖を与えようとする。僕は憎むことなどできないし、こういった悪い見本となってしまう人に対し、残念に思うだけだ」と悲しみのコメントを残した。

これを受けて、カリアリはツイッター上でユベントスの選手へ謝罪の意を述べている。

「君は素晴らしい選手だ。若者たちにとって模範となる。サルデーニャ・アレーナにおいて、肌の色のことで侮辱を受けたのなら、謝罪させていただきたい。人種差別はサルデーニャの文化ではない。このような行動は無知としか説明がつかない。リスペクトを」

ヴェローナではクルヴァ・スッドへの観客の入場禁止措置が執行猶予付きで決定されたが、カリアリの処分についてはこれからスポーツ裁判所で話し合われることになる。



提供:goal.com

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