【W杯欧州予選POプレビュー】最注目カード《スウェーデンvsイタリア》

2017.11.10 18:00 Fri
Getty Images
スウェーデン代表vsイタリア代表のロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ1stレグが10日28:45にキックオフされる。3大会ぶり12度目のW杯出場を目指すスウェーデンと、15大会連続19度目の出場を目指すイタリアの対戦だ。
PR
▽スウェーデンは今予選、グループAでフランス代表には及ばなかったものの、これまでの絶対的エースだったイブラヒモビッチが代表を引退した中、オランダ代表を退けて2位でプレーオフに回った。ここ2大会W杯の舞台から離れているスウェーデンとしては、イタリアは当たりたくない相手だったとも思えるが、優れたプレースキッカーでありチャンスメークにも長けるフォルスベリ(ライプツィヒ)を中心にカテナチオをこじ開けたい。▽対するイタリアはグループGでスペインとの一騎打ちに敗れ、プレーオフに回ることとなった。低調な試合が続き、今予選から率いる老将ヴェントゥーラ監督の[4-4-2]にこだわった戦術にも批判が集まっている中、最も難敵と見られていたスウェーデンを引いてしまうあたり、不吉な予感がするが…。常連国であるイタリアのいないW杯は想像したくないところだが、このピンチを乗り切れるか。
★注目選手
◆スウェーデン:MFエミル・フォルスベリ
Getty Images
▽タレントの枯渇しているスウェーデンではあるが、その中にあってフォルスベリは今予選のスウェーデンをけん引してきた存在だ。所属先のライプツィヒでは攻撃の核としてコンスタントに実力を示している26歳は、優れたキック精度が最大の持ち味。プレースキックで長身選手の多い味方をうまく活かしたい。また、チャンスメークだけでなく自身にも得点力があり、手詰まりになった際には積極的に仕掛けてゴールを狙っていきたい。

◆イタリア:GKジャンルイジ・ブッフォン
Getty Images
▽イタリアのキーマンは言わずもがな守護神のブッフォンだ。ロシアW杯後の引退も囁かれる39歳は、未だに高水準のパフォーマンスを発揮し続けている生けるレジェンド。スウェーデン同様にタレントの枯渇しているイタリアではあるが、伝統国としてW杯予選敗退という汚名だけは残したくないとブッフォン自身強く願っているはず。死に物狂いでゴールマウスを守るブッフォンに注目だ。

PR

イタリア代表の関連記事

前サウジアラビア代表指揮官のロベルト・マンチーニ氏が11月27日、60歳を迎えた。 80年代、90年代のギラギラしたセリエAにおいて、ミランやユベントスといった列強にも怯まぬ存在として異彩を放ったサンプドリア。その中心にはエース・マンチーニがおり、1991年はクラブ史上唯一のスクデットに輝いている。 その後 2024.11.27 19:10 Wed
UEFAネーションズリーグ2024-25の決勝トーナメントおよび各プレーオフの抽選会が実施された。 今月のインターナショナルマッチウィークでグループリーグの全日程が終了したなか、22日にはグループAの各グループ上位2チームが参戦する決勝トーナメントおよび昇降格を懸けたプレーオフの対戦カードを決める抽選会がスイスの 2024.11.22 21:10 Fri
マルコ・マテラッツィ氏がジネディーヌ・ジダン氏と会いたいそうだ。 2006年ドイツW杯決勝「イタリア代表vsフランス代表」。試合後、世界王者が決まった勝敗以上に注目され、業界の枠を超えた世界的関心ごととなったのは、あの「頭突き」の件だ。 延長戦、イタリア代表DFマテラッツィに対し、フランス代表キャプテンのM 2024.11.21 21:05 Thu
敵地でのイタリア代表撃破に貢献したレ・ブルーの殊勲の2選手が大一番でチームが見せたパフォーマンスに満足感を示した。 フランスは17日、敵地で行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ2最終節のイタリア代表戦を3-1で勝利した。この結果、チームは逆転でのグループ首位通過を成し遂げた 2024.11.18 10:45 Mon
フランス代表のディディエ・デシャン監督が、逆転での首位通過を決めた敵地での勝利を誇った。 フランスは17日、敵地で行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ2最終節のイタリア代表戦を3-1で勝利した。この結果、UNL準々決勝で各グループ首位との対戦を回避する形となった。 直 2024.11.18 09:10 Mon

ワールドカップの関連記事

マルコ・マテラッツィ氏がジネディーヌ・ジダン氏と会いたいそうだ。 2006年ドイツW杯決勝「イタリア代表vsフランス代表」。試合後、世界王者が決まった勝敗以上に注目され、業界の枠を超えた世界的関心ごととなったのは、あの「頭突き」の件だ。 延長戦、イタリア代表DFマテラッツィに対し、フランス代表キャプテンのM 2024.11.21 21:05 Thu
イングランド代表のエースであるFWハリー・ケインが、まだまだ国を代表して戦いたいようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 トッテナムで長らくエースとしてプレーしたケイン。しかし、キャリアを通じてタイトルに恵まれない人生を歩んでいると、2023年夏にバイエルンへと完全移籍。国外挑戦を決めた。 しかし、絶対王者のバ 2024.11.19 22:40 Tue
かつてはセレッソ大阪でもプレーし、ウルグアイ代表のエースとしても活躍していたディエゴ・フォルラン。ワールドカップ得点王という実績もありながら、引退後にプロテニスプレーヤーに転身した。 そのフォルランは13日、テニスプレーヤーとしてプロデビュー戦を戦った。 45歳での新たな挑戦となったフォルラン。アルゼンチン 2024.11.14 13:55 Thu
元日本代表FW岡崎慎司氏がかつての指揮官アルベルト・ザッケローニ氏と久々の対面を果たした。 清水エスパルスでプロ入りし、ドイツやイングランド、スペインと海外のトップリーグでもプレーした岡崎氏。日本代表でも歴代3位の50ゴールを記録したが、身体が限界を迎えたことから2023-24シーズン限りで現役を引退した。 2024.11.08 14:00 Fri
元ベルギー代表MFナセル・シャドリが、日本列島を奈落の底に突き落とした「人生で最高の瞬間」を振り返った。 かつてトッテナムやモナコに在籍、ベルギー代表では黄金世代の一角として存在感を示したシャドリ。通算66キャップは先発と途中出場がほぼ半分ずつで、後半投入ならジョーカーとして決定的な役割を担うことも少なくなかった 2024.11.06 15:25 Wed

イタリア代表の人気記事ランキング

1

あの日を最後に18年…マテラッツィ氏が改めて「ジダンと会いたい」

マルコ・マテラッツィ氏がジネディーヌ・ジダン氏と会いたいそうだ。 2006年ドイツW杯決勝「イタリア代表vsフランス代表」。試合後、世界王者が決まった勝敗以上に注目され、業界の枠を超えた世界的関心ごととなったのは、あの「頭突き」の件だ。 延長戦、イタリア代表DFマテラッツィに対し、フランス代表キャプテンのMFジダンが突然「頭突き」。衝撃の場面を目撃した第4審が主審に伝え、世界的名手に1発レッドが提示された。 イタリアがPK戦の末にフランスを撃破したのち、両者への事情聴取で判明したのは、繰り返されたマテラッツィによるジダンへの挑発。前者が執拗に後者の家族を侮辱し、とうとう我慢ならなかった末の「頭突き」となったのだ。 この大舞台が現役ラストゲームだった世界的名手の1発レッドを誘発…もともと強烈な個性で知られていたマテラッツィはサッカー界における“ヒール”の代表格となったのである。 あれから18年、マテラッツィ氏は51歳に。 氏はベッティングサイト『Lucky Block』のインタビューでジダン氏とのバトルを改めて振り返り、これまでと同様、ジダン氏へのリスペクトを再表明。「会いたい」と語る。 「ジネディーヌは正真正銘、サッカー界のレジェンドだ。オレはいつだって彼を尊敬してきたよ。“マテラッツィ監督”はレアル・マドリーを率い、欧州を3連覇したことだってあるんだぜ。テレビゲームではあるがな」 「あの日以来、ジネディーヌとは一度も話していないし、同じ場所にいたこともない。何年もの時間が経過して、なにも問題はない…喜んで彼と会話をしたいと思っているところだ」 2024.11.21 21:05 Thu
2

王者スペインvsオランダに、イタリアvsドイツ! UNL決勝Tおよび各PO対戦カードが決定

UEFAネーションズリーグ2024-25の決勝トーナメントおよび各プレーオフの抽選会が実施された。 今月のインターナショナルマッチウィークでグループリーグの全日程が終了したなか、22日にはグループAの各グループ上位2チームが参戦する決勝トーナメントおよび昇降格を懸けたプレーオフの対戦カードを決める抽選会がスイスのニヨンで実施された。 注目のUNL準々決勝ではグループAの4グループの首位チームと2位チームが対戦するレギュレーションの中で、グループ4・首位で前大会王者のスペインがグループ3・2位のオランダと対戦。グループ2・首位のフランスはグループ1・2位のクロアチアと、グループ1・首位のポルトガルはグループ4・2位のデンマークと。グループ3・首位のドイツはグループ2・2位のイタリアとの対戦が決定した。 なお、UNLファイナルズ進出を懸けた準々決勝2試合は2025年3月20日、同23日に開催予定で、1stレグを2位チームのホームで、2ndレグを首位チームのホームで開催する。 今回決定したUNL決勝トーナメントおよび各プレーオフの対戦カードは以下の通り。 ◆UNL準々決勝 オランダ vs スペイン[1] クロアチア vs フランス[2] デンマーク vs ポルトガル[3] イタリア vs ドイツ[4] ◆UNL準決勝 [4]の勝者 vs [3]の勝者[5] [1]の勝者 vs [2]の勝者[6] ◆UNL決勝3位決定戦 [5]の勝者 vs [6]の勝者 ◆UNL3位決定戦 [5]の敗者 vs [6]の敗者 ◆リーグAvsリーグB プレーオフ トルコ vs ハンガリー ウクライナ vs ベルギー オーストリア vs セルビア ギリシャ vs スコットランド ◆リーグBvsリーグC プレーオフ コソボ vs アイスランド ブルガリア vs アイルランド アルメニア vs ジョージア スロバキア vs スロベニア ◆リーグCvsリーグD プレーオフ ジブラルタル vs ラトビア マルタ vs ルクセンブルク 2024.11.22 21:10 Fri
3

中東サウジを離れて1カ月…ロベルト・マンチーニ氏が60歳に 監督業継続へ意欲「まだ叶っていない目標がある」

前サウジアラビア代表指揮官のロベルト・マンチーニ氏が11月27日、60歳を迎えた。 80年代、90年代のギラギラしたセリエAにおいて、ミランやユベントスといった列強にも怯まぬ存在として異彩を放ったサンプドリア。その中心にはエース・マンチーニがおり、1991年はクラブ史上唯一のスクデットに輝いている。 その後、マンチーニ氏は監督としてインテル、マンチェスター・シティに国内の覇権を取り戻させており、2021年にはイタリア代表でユーロ2020優勝。必ずしも順調ではないにせよ、人々が羨む監督キャリアを送ってきた。 しかし昨年、2022年W杯欧州予選で敗退したとき以上の反発をイタリア国民から喰らうことに。突如としてイタリア代表指揮官の職を辞し、数週間後に向かった先はサウジアラビア代表…誰もがオイルマネーを想起した。 氏は今回、誕生日祝いで実施されたイタリア『il Giornale』のインタビュー内にて、改めて辞任を回想。辞任致し方なしを強調した。 「選手もコーチも高額なオファーに惹かれることは否定しないが、サウジへ向かった決定的な理由ではないし、何よりイタリアを離れたのもオファーがあったからではない」 「イタリアサッカー連盟(FIGC)との間で築いてきた信頼関係が相互に壊れたのだ。あの頃に戻れるなら…と後悔はある。会長ともっと話をしていたら、あのような事態には陥らなかった」 結局、サウジ生活も長続きしなかったマンチーニ氏。イタリア帰国はセリエA・ローマのゴタゴタと重なり、一時は「イバン・ユリッチ監督の後任か?」とも現地で報じられた。 氏は今後も監督業を続けていきたいとしつつ、どちらかといえば「代表監督」を希望か。 「ローマから電話がかかってきたことなんか人生で一度もない。もし電話がかかってきていて、良いプロジェクトを説明されていたら、おそらくイエスと答えていただろうがね」 「ただ、初めてA代表(イタリア)を託されたとき、ユーロとW杯の両方で優勝すると宣言した。片方はまだ叶っていない」 2024.11.27 19:10 Wed
4

代表ウィーク明け初戦はゲーム主将? ミランが下部組織出身DFガッビアと契約延長の方向

ミランがイタリア代表DFマッテオ・ガッビア(24)との契約延長へ向かっている。イタリア『カルチョメルカート』が伝えた。 今回の代表ウィークでイタリア代表初招集となった24歳センターバック・ガッビア。世代別代表を卒業して3年半、ミランでの先発定着からようやく、国を代表する選手が集う舞台へと辿り着いた。確かな歩みを進めている格好だ。 ここまでのキャリアを振り返ると、ミラノ近郊で生まれ育ち、少年時代からミランに所属。2度のレンタル放出も経て今季を迎え、昨季までにレギュラー格だったことは一度もない。 そんな24歳が、9月に行われたミラノ・ダービーで決勝点を叩き出し、ロッソ・ネロ陣営のスーパーヒーローに。どうやらクラブから契約延長を用意されているとのことだ。 新契約の詳細は不明も、取材対応した代理人がこの流れを認めると同時に、代表ウィーク明けのセリエA第8節・ウディネーゼ戦(H)で「ガッビアはゲーム主将を担う可能性がある」と発言。スムーズに協議が進んでいるようだ。 ガッビアはウディネ戦で腕章を巻けば、キャリア初の大役ということに。正主将ダビデ・カラブリア、またテオ・エルナンデスの不在下、ここでも印象的な活躍を披露なら、さらにキャリアを引き上げることになりそうだ。 2024.10.15 18:25 Tue
5

バレッラがユーロ以来の復帰! イタリア代表23名が発表、ユーベDFサヴォーナやラツィオMFロベッラら3名が初招集【UEFAネーションズリーグ】

イタリアサッカー連盟(FIGC)は8日、UEFAネーションズリーグ2024-25に臨むイタリア代表メンバー23名を発表した。 ルチアーノ・スパレッティ監督が率いるイタリアは、ここまで4試合を戦い3勝1分け。リーグA・グループ2で首位に立っている。 23名のメンバーにはGKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン)やDFジョバンニ・ディ・ロレンツォといった常連組が招集されたほか、手術やケガでユーロ2024以降は参加できていなかったMFニコロ・バレッラ(インテル)が復帰。DFピエトロ・コムッツォ(フィオレンティーナ)、DFニコロ・サヴォーナ(ユベントス)、MFニコロ・ロベッラ(ラツィオ)の3名が初招集となった。 リーグA・グループ2はフランス代表、ベルギー代表、イスラエル代表との争いに。あと勝ち点「1」で準々決勝進出が決まる首位イタリアは、14日にアウェイでベルギー代表と、17日にホームでフランス代表と対戦する。 今回発表されたイタリア代表メンバーは以下の通り。 <h3>◆イタリア代表メンバー26名</h3> GK ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/フランス) アレックス・メレト(ナポリ) グリエルモ・ヴィカーリオ(トッテナム/イングランド) DF アレッサンドロ・バストーニ(インテル) アレッサンドロ・ボンジョルノ(ナポリ) アンドレア・カンビアーゾ(ユベントス) ピエトロ・コムッツォ(フィオレンティーナ) ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ) フェデリコ・ディマルコ(インテル) フェデリコ・ガッティ(ユベントス) カレブ・オコリ(レスター・シティ/イングランド) ニコロ・サヴォーナ(ユベントス) デスティニー・ウドジェ(トッテナム/イングランド) MF ニコロ・バレッラ(インテル) ダビデ・フラッテージ(インテル) ニッコロ・ピジッリ(ローマ) サムエレ・リッチ(トリノ) ニコロ・ロベッラ(ラツィオ) サンドロ・トナーリ(ニューカッスル/イングランド) FW モイゼ・ケアン(フィオレンティーナ) ダニエル・マルディーニ(モンツァ) ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ) マテオ・レテギ(アタランタ) 2024.11.09 14:16 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly