リヨンに連敗のエバートンが敗退…アタランタとリヨンが決勝T進出に近づく!《EL》

2017.11.03 05:22 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)・グループE第4節、リヨンvsエバートンが2日に行われ、ホームのリヨンが3-0で快勝した。この結果、2節を残してエバートンのグループステージ敗退が決定した。
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▽エバートン、アタランタ、リヨンと欧州主要リーグの上位チームが同居した今グループステージ最激戦区のグループE。第3節終了時点では勝ち点7のアタランタが首位、勝ち点5のリヨンが2位に位置し、共に未勝利のアポロン・リマソル(勝ち点2)、エバートン(勝ち点1)が後に続く。▽前回対戦でリヨンに敗れた最下位エバートンが必勝を期して臨んだ一戦だったが、序盤からホームのリヨンが押し込む展開が続く。23分には右サイドでデパイが上げたクロスをゴール前のトラオレが頭で合わすが、GKピックフォードが何とか弾く。このこぼれ球を拾ったフェキルがボックス左角度のないところからシュートを放つが、ここもピックフォードの好守に遭う。
▽その後もボールを保持して相手を押し込むリヨンは、36分にボックス手前で得たFKを名手デパイが直接狙うが、このシュートはややコースが甘くGKが枠外に弾き出す。一方、序盤から攻撃の形を作れないエバートンは前半終盤にアクシデントに見舞われる。空中戦の競り合いでコルネと交錯したマルティナが背中から地面に落ちた際に後頭部を強くピッチに打ち付け、意識を失う。その後、ピッチ内で治療を受けた後、頭部を固定された状態で担架に乗せられたマルティナに代わって、ベシッチが43分に投入された。

▽マルティナの負傷交代というアクシデントもあった中、結局ゴールレスのまま折り返した試合は、後半もリヨンペースが続く。それでも、グイエのシュートやルックマンの突破からのクロスでシグルドソンに決定機が訪れるなど、アウェイチームも反撃を開始する。
▽だが、時間の経過と共にエバートンを押し込むリヨンは68分、エンドンベレのスルーパスに反応したトラオレが不用意にゴールマウスから飛び出したGKピックフォードをかわして無人のゴールへ流し込み、待望の先制点を奪った。

▽さらにリヨンは76分、ゴール前に抜け出したマリアーノが競ったこぼれ球を拾ったデパイからラストパスを受けた途中出場のオアールが冷静に流し込み、試合を決定付ける2点目を奪った。

▽その後、シュナイデルランが2枚目のカードをもらい退場となったことで大勢が決した試合は、88分にもリヨンがフェリの右クロスをゴール前に飛び込んだデパイが頭で合わせ、ダメ押しの3点目を奪い、リヨンの3-0の快勝で決着した。

▽また、同日行われたグループEのもう1試合、アポロン・リマソルvsアタランタは、1-1のドローに終わった。

▽ここまで2勝1分けの無敗で首位に立つアタランタは、35分にイリチッチのPKで先制に成功する。その後もホームチームの反撃を冷静に受け流しながらリードを保つ。だが、試合終了直前の94分に右サイドからのロングクロスをゴール前のスラヤに頭で流し込まれ、土壇場で追いつかれる。結局、試合はこのままタイムアップを迎え、アタランタは残り数分を耐え切れず、今節での決勝トーナメント進出を逃した。

▽この結果、グループEは首位アタランタと2位リヨンが勝ち点8で並び、勝ち点3のアポロン・リマソルがわずかながらも突破の可能性を残した。

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