ザガドゥ移籍後初ゴールも退場のドルトムント、ハノーファーに4失点完敗で3戦勝利なし… 香川は後半から出場も見せ場なし《ブンデスリーガ》

2017.10.29 00:25 Sun
Getty Images
ドルトムントは28日、ブンデスリーガ第10節でハノーファーとのアウェイ戦に臨み、2-4で敗れた。ドルトムントのMF香川真司は後半から出場している。
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▽前節フランクフルト戦を2点差を追いつかれて引き分けに持ち込まれ、ここ2試合勝利のない首位ドルトムント(勝ち点20)は、4日前に行われたDFBポカールのマクデブルク戦では香川が1ゴール1アシストをマークするなど5発圧勝した。そのマクデブルク戦のスタメンから4選手を変更。香川やM・フィリップ、ダフードらに代わってオーバメヤンやカストロ、ゲッツェらがスタメンに戻った。▽6位ハノーファー(勝ち点15)に対し、3トップに右からヤルモレンコ、オーバメヤン、プリシッチと並べる[4-3-3]で臨んだドルトムントは、ボールが落ち着かない立ち上がりを経て、19分にPKを献上する。ボックス右に抜け出したクラウスをGKビュルキが倒してしまった。これをジョナタスに決められてしまう。
▽ビュルキの2試合連続PK献上で先制されたドルトムントだったが、27分に試合を振り出しに戻す。右CKの流れからシャヒンのシュートのルーズボールを、ボックス中央のザガドゥが胸トラップから左足ハーフボレーでゴール左へ流し込んだ。

▽ザガドゥの移籍後初ゴールで1-1としたドルトムントは、36分に逆転のチャンス。S・サネから敵陣でボールを奪取したプリシッチがボックス左から丁寧に折り返すと、ゴール前でフリーのヤルモレンコが右足でシュート。しかし、簡単なフィニッシュを枠の上に外してしまった。
▽すると40分に失点する。中盤でクラウスがボールを奪ってショートカウンター。右サイドへ展開し、ジョナタスのアーリークロスをファーサイドのベブが押し込んだ。

▽1点ビハインドで迎えた後半、ドルトムントはカストロに代えて香川をそのまま右インサイドの位置に投入した。すると52分、左クロスのルーズボールをボックス右のヤルモレンコがバックステップを踏みながらボレーでゴール右隅へ流し込み、ドルトムントが再び試合をイーブンに戻した。

▽ところが59分、ジョナタスに背後を取られたザガドゥが足を引っかけて一発退場となってしまう。さらにボックス手前左で与えたこのFKをクラウスに直接ゴール左上に沈められ、三度勝ち越されてしまった。

▽その後はオープンな展開となると、ドルトムントは63分にプリシッチが左ポスト直撃のシュートを浴びせれば、ハノーファーは直後にロングカウンターからクラウスがGKビュルキを強襲するシュートを浴びせた。

▽後半半ば以降、10人のドルトムントが押し込む流れが続くと、負傷明けのシュールレをヤルモレンコに代えて投入する。そんな中76分、GKビュルキがベブとの一対一を止めて首の皮一枚つながったドルトムントだったが、86分に終戦する。ロングカウンターからベブにシュートを決められ2-4で敗戦した。

▽これで3試合勝利から見放されたドルトムントは、次節バイエルン戦を前に首位陥落の危機を迎えた。

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