逃げ切ったスウェーデンが2位でPO進出! ロッベン意地の2発も得失点差響いたオランダが4大会ぶりの予選敗退《ロシアW杯欧州予選》

2017.10.11 05:50 Wed
Getty Images
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループA最終節、オランダ代表vsスウェーデン代表が10日に行われ、オランダが2-0で勝利した。この結果、両者が勝ち点19で並ぶも得失点差で上回ったスウェーデンが2位通過でのプレーオフ進出を決めた。
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▽3位オランダ(勝ち点16)と、2位スウェーデン(勝ち点19)がプレーオフ進出を懸けて激突した運命の一戦。前節、5位ベラルーシ代表を破って逆転でのプレーオフ進出に望みを繋いだオランダだが、同節にスウェーデンが最下位ルクセンブルク代表に8-0の大差で勝利したことで、今節で7点差以上を付けての勝利が必要となった。▽ホームで奇跡の逆転突破を目指すオランダは、ベラルーシ戦から先発2人を変更。プレパー、ヤンマートに代えてテテ、アケの若手を起用。前線はロッベン、ヤンセン、バベルの3トップとなった。
▽立ち上がりからアムステルダム・アレナの大歓声を後押しに攻勢を仕掛けるオランダは、ロッベンとバベルのベテランウイングの個人技を起点に相手を押し込む。引いた相手に対して、なかなか決定機を作り出せずにいたが、16分にボックス内でボールコントロールを誤った相手DFリンデロフの不用意なハンドからPKを獲得。これをエースのロッベンが冷静に流し込み、奇跡の逆転劇に向けて幸先良く先制点を奪った。

▽この先制点で勢いづくオランダは26分にもボックス中央で味方のシュートのこぼれ球に反応したワイナルドゥムに決定機も、ここは相手DFのシュートブロックに遭う。さらにバベルの直接FK、ヴィルエナの高速左クロスからテテに決定機も、あと一歩で決め切れない。
▽先制点以降、なかなか追加点を決めきれないオランダだったが、前半終了間際の40分に再びエースが魅せる。左サイドのボックス付近でバベルがグラウンダーで折り返すと、これをボックス手前中央のロッベンが強烈な左足ダイレクトシュートでゴール右隅に突き刺した。

▽ロッベンの2ゴールによって2点リードで試合を折り返したオランダは、さらに5点を奪うためにヤンセンを下げてハーフタイム明けに長身ストライカーのドストをピッチに送り出す。後半はドストの高さを活かした攻撃から立ち上がりにワイナルドゥム、ヴィルエナにシュートチャンスも、いずれも決め切れない。

▽後半に入ってよりボールホルダーに圧力をかける守備に変更したスウェーデンに対して、徐々に攻めあぐねるオランダは、71分にテテ、ワイナルドゥムを下げてヤンマート、クラーセンを同時投入し、最後の攻勢を仕掛ける。

▽しかし、時間の経過と共に5点差という厳しい現実に心が折れ始めたオランダは、ロッベンとバベルのベテランウイングが気迫を見せるものの、なかなかチャンスを作り出せない。結局、後半に1ゴールも奪うことができず、ホームでの最終戦を終えたオランダは、ロッベンの活躍で2-0の勝利を収めたものの、4大会ぶりの予選敗退が決定する虚しい勝利となった。

▽一方、敵地で敗れたものの割り切った戦いで2位の座を死守したスウェーデンは、来月行われるプレーオフで本大会出場を目指すことになった。

◆ロシアW杯欧州予選グループA最終順位
(勝ち点、得点、失点、得失点差)
1.フランス 23pts 18得点 6失点 +12
2.スウェーデン 19pts 26得点 9失点 +17
3.オランダ 19pts 21得点 12失点 +9
4.ブルガリア 13pts 14得点 19失点 -5
5.ルクセンブルク 6pts 8得点 26失点 -18
6.ベラルーシ 5pts 6得点 21失点 -15

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カタール・ワールドカップ(W杯)もいよいよ残すところ準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝となった。 残り約1週間となった今大会。ベスト8を目指した日本代表は残念ながら敗退となったが、残された8カ国はどこが優勝してもおかしくない実力国だ。 準々決勝の対戦カードもどちらが勝ってもおかしくない対決ばかり。その中で、これまで多くのレジェンドを輩出し、W杯で何度も対戦しているのがオランダ代表vsアルゼンチン代表だ。 最も直近では、2014年のブラジルW杯。準決勝で対戦すると、PK戦の末にアルゼンチンが勝利を収めていた。 当時を知るルイス・ファン・ハール監督が率い、ステファン・デ・フライやデイリー・ブリントは今大会もメンバーとしている。 W杯で見れば、1974年が最初の対戦に。続いて1978年、1998年、2006年と対戦し、今回がなんと6度目の対戦となる。 グループステージでの対戦は1974年と2006年の2回。それ以外は、ノックアウトステージでの対戦となり、アルゼンチンが勝ったのは1978年の延長戦と、2014年のPK戦のみという結果だ。 その中でも印象深いゴールは1998年の準々決勝での対戦ではないだろうか。 日本が初めて出場したフランスW杯。グループステージでも同居したアルゼンチンが戦った試合だが、この試合で決勝ゴールを決めたのがオランダ代表FWデニス・ベルカンプだ。 アヤックスやインテル、アーセナルでプレーしたベルカンプ。当時はアーセナルに所属していたが、1-1で迎えた中、延長戦に突入するかと思われた89分に衝撃のゴールを決める。 自陣でボールを持ったフランク・デ・ブールが前線にロングフィードを送ると、ボックス内に走り込んだベルカンプが後方からのボールをいとも簡単にトラップ。奪いにきたロベルト・アジャラをトラップの流れでかわし、ゴールに叩き込んだのだ。 デ・ブールの正確なロングフィードはもちろんのこと、後方からのボールwジャンプしながらトラップし、着地と同時に奪いに来たアジャラをボールを叩きつけてかわしてのシュート。今見えても技術の高さがわかるスーパーゴールだ。 なお、ここで勝利したオランダは、準決勝でブラジル代表にPK戦の末に敗れると、3位決定戦ではクロアチア代表に敗れて4位で大会を終えていた。 <span class="paragraph-title">【動画】ベルカンプのテクニック光る!ロングフィードをジャンピングトラップから劇的決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/Cl5_q2yt7OD/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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オランダ代表でメンバー変更…ファン・デ・フェン辞退でファン・ヘッケが追加招集

オランダサッカー協会(KNVB)は1日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むオランダ代表メンバーの変更を発表した。 先日に23名に絞られたメンバーに名を連ねていたトッテナムのDFミッキー・ファン・デ・フェンが負傷を理由に外れ、35名の候補メンバーに入っていたブライトンのDFヤン・ポール・ファン・ヘッケが追加招集となった。 なお、ファン・デ・フェンに関しては先日のエバートン戦で痛めた右ヒザに軽度の問題を抱えており、大事を取っての招集辞退に。 一方、ブライトンの主力として活動するファン・ヘッケは今回のインターナショナルマッチウィークでA代表デビューを狙う。 オランダはリーグA・グループ3に属しており、ハンガリー代表、ドイツ代表、ボルニア・ヘルツェゴビナ代表と同居。7日にホームでボスニア・ヘルツェゴビナ、10日にホームでドイツと対戦する。 2024.09.02 07:30 Mon

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