サラーの2発で劇的勝利のエジプトが7大会ぶり3度目のW杯本大会出場を決める!《ロシアW杯アフリカ予選》

2017.10.09 04:40 Mon
Getty Images
▽エジプトは8日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アフリカ最終予選グループE第5節でコンゴ代表と対戦し、2-1で勝利した。この結果、エジプトが7大会ぶり3度目のW杯本大会出場を決めた。

▽前節終了時点で首位に立つエジプト(勝ち点8)が、ホームに最下位コンゴ(勝ち点1)を迎えた。今節の結果次第でロシアW杯本大会出場の決まるエジプトは、サラーやエルネニー、ハッサンなど主力を先発で起用した。

▽試合が動いたのはゴールレスで折り返した後半。63分、右サイドでボールを受けたエルネニーがロングパスを送ると、これが相手DFのクリアミスを誘う。相手DFの裏に抜け出したサラーがボックス右から仕掛けると、飛び出したGKの上を抜くチップキックでゴールネットを揺らした。
▽先制したエジプトだったが、試合終盤にコンゴに一瞬の隙を突かれる。88分、ボックス右手前でパスを受けたティエビーがクロスを供給。これを逆サイドから駆け上がったモートーが左足で合わせると、ダイレクトボレーがゴールネットに突き刺さった。

▽勝利目前で同点弾を許し、このまま試合終了かと思われたが、後半アディショナルタイム5分に再びスコアが動く。ヘガジーの左クロスに反応したトレゼゲがボックス内でイトゥアに倒され、エジプトがPKを獲得。このプレッシャーがかかるPKをエースのサラーが落ち着いてゴール右へ確実に沈めた。
▽結局、このゴールが決勝点となり、エジプトが2-1で勝利。サラーの2ゴールで劇的勝利を挙げたエジプトが、最終節を残して7大会ぶり3度目のW杯本大会出場を決めた。

U-24エジプト代表の関連記事

エジプトサッカー協会(EFA)は6日、ホッサム・ハッサン氏(57)のエジプト代表監督就任を発表した。 アフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023を未勝利でのベスト16敗退となったエジプト。この成績不振を受け、4日にルイ・ヴィトーリア監督の解任が発表されていた。 その後任に関してはフランス女子代表を率いる 2024.02.07 08:30 Wed
エジプトサッカー協会(EFA)は4日、ルイ・ヴィトーリア監督(53)の解任を発表した。 ヴィトーリア監督は、2022年7月にカタール・ワールドカップ(W杯)出場を逃したカルロス・ケイロス前監督の後任として新指揮官に就任。 ここまで通算18試合を指揮し、12勝4分け2敗の戦績を残していた。しかし、グループステ 2024.02.05 22:44 Mon
アフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023のラウンド16の2試合が28日に行われた。 グループBを2位通過したエジプト代表とグループCを2位通過したDRコンゴ代表の一戦は、1-1で120分の戦いが終了。その後、PK戦を7-8で制したDRコンゴが準々決勝進出を決めた。 エースFWサラーの負傷離脱もあり、グ 2024.01.29 08:17 Mon
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、クラブに戻ってきたエジプト代表FWモハメド・サラーについて口を開いた。『ESPN』が伝えた。 コートジボワールで開催されているアフリカ・ネーションズカップ(CAN)に参戦していたものの、ハムストリングの負傷で離脱となったサラー。代理人を務めるラミ・アッバス・イサ氏は「21~2 2024.01.26 13:36 Fri
アフリカ・ネーションズカップ(CAN)で負傷したリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー。リバプールのアシスタントコーチを務めるペピン・リンダース氏が状態を語った。クラブ公式サイトが伝えた。 サラーはエジプト代表の一員としてコートジボワールで開催中のCANに参加。しかし、18日に行われたグループB第2節のガー 2024.01.23 23:40 Tue

ワールドカップの関連記事

埼玉西武ライオンズは16日、日本代表の森保一監督がセレモニアルピッチに登場することを発表した。 森保監督は、6月13日(金)に行われる『日本生命セ・パ交流戦』の中日ドラゴンズ戦に来場。試合前のセレモニアルピッチを担当する。 ベルーナドームで行われるこの試合に登場する森保監督。これまでにもWBCや今シーズンの 2025.05.16 21:10 Fri
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 2025.05.05 23:05 Mon
かつて中国代表を指揮していた李鉄(リー・ティエ)氏の控訴が棄却され、実刑判決を受けることとなった。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 現役時代はエバートンやシェフィールド・ユナイテッドなどプレミアリーグでもプレーし、中国代表でもプレーしたリー・ティエ氏は、引退後に指導者となり、広州恒大(広州FC)でコンデ 2025.04.30 13:55 Wed
第1回大会開催から100周年を迎える2030年のワールドカップ(W杯)。64チーム参加という提案がなされている中、反対の意見も強く出ている。 2026年の北中米W杯は史上初となる48チームの参加に拡大となる中、その4年後の2030年は64チーム参加への拡大を南米サッカー連盟(CONMEBOL)が提案している。 2025.04.15 19:55 Tue
インテル・マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督は、アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシの2026年の北中米ワールドカップ(W杯)出場ついて言及した。『The Athletic』が伝えた。 メッシはアルゼンチン代表としてW杯に4回、コパ・アメリカに5回出場。クラブレベルではバルセロナで数多くのタイトルを獲得した 2025.04.14 20:30 Mon

U-24エジプト代表の人気記事ランキング

1

ファラオ誕生? エジプト大統領選で「モハメド・サラー」への投票が続出!

▽リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、母国民の希望の星となっているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 ▽エジプトでは、3月26日から28日までの3日間に渡り大統領選挙投票が行われた。正式な開票結果は4月2日に公開されるが、なんとその選挙で約100万人の有権者のうち数千人がサラーの名前を記入した模様だ。 ▽もちろん、サラーは立候補していないため、どれだけの票を集めても全て無効票となり当選することはない。伝えられるところでは、国内の政治に幻滅している有権者がサラーに投票することで意思を表明したために、このような事態となったようだ。 ▽今シーズンここまで公式戦42試合37ゴールと大爆発しているサラー。“ファラオ”誕生とはならないだろうが、リバプール内での“キング”誕生には近づいている。 2018.04.01 19:20 Sun
2

「本当に集中できない」元審判の家本氏が選手への“レーザー問題”に自身の体験交え言及「試合を打ち切る覚悟だった」

元国際審判員の家本政明氏が、試合中の選手にレーザーポインターが向けられた件について言及した。自身のツイッターで伝えている。 問題が起きたのは、29日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ最終予選のセネガルvsエジプトの2ndレグ。2戦合計スコア1-1のイーブンとなった試合は延長戦でも決着がつかず、勝敗はPK戦に委ねられることになった。 だが、このPK戦で問題が発生。エジプトの1人目のキッカーを務めたFWモハメド・サラーに、セネガルサポーターから無数のレーザーが向けられた。 レーザーは試合中に頻繁に選手たちに向けられていたが、サラー1人に向けられたものは相当な数で、動きが止まっていることもあり、顕著に目立つことになった。 結局、サラーのPKは失敗に終わり、エジプトは1-3で敗戦。W杯出場を逃したが、試合後にはエジプトサッカー協会(EFA)が、レーザー照射に加え、試合中に選手が人種差別や脅迫を受けたと主張し、怒りの声明を発表していた。 家本氏は「サラー選手へのレーザーポインタ照射。映像を見て悲しくなりました」とし、「なぜ主審は試合を中断して照射停止を促さなかったのか。選手の安心、安全の確保と試合環境を整える権限を持っているのは主審とマッチコミッショナーです」と主審の対応を疑問視。また、「僕も試合中に照射を受けたことがありますが、本当に試合に集中できません」と自身の体験を交え、レーザー照射の悪質さに言及した。 その上で、「もちろん一番の問題は主審ではなく、レーザーポインタを浴びせ続けた方々だというのは、声を大にするまでもありません。行きすぎた勝利至上主義の弊害です。本当に悲しい出来事です」としている。 その後、ツイッターユーザーからの「試合を中断すべきだったのか」との質問には、「僕が国際審判だった頃、同様の事を何試合か経験しました。その時は試合を中断して選手をベンチ前に引き上げさせて事態を改善するようマッチコミッショナーと運営サイドに働きかけました」と自身の体験を説明。「もし全く改善されないなら、試合を打ち切る覚悟でした。なぜなら、それができるのは主審の決断だけだからです」と主審時代の強い覚悟を口にしている。 PK戦時にはサラーの顔面が緑色に染まるほど膨大な数のレーザーポインターが向けられ、選手の安全にも関わってくるレベルのものであっただけに、今回のセネガルサポーターの行いがどう処分されるのか注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】選手も危険だ…サラーの顔面に向けられた無数のレーザーポインター</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="kh-Yg0p_ZuI";var video_start = 220;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.03.31 12:31 Thu
3

W杯出場逸のエジプト代表、ポルトガル人指揮官のルイ・ヴィトーリア氏を招聘

エジプトサッカー協会(EFA)は12日、ポルトガル人指揮官のルイ・ヴィトーリア氏(52)を新監督に任命したことを発表した。 現役時代はポルトガルの下部リーグのクラブをメインに渡り歩いたヴィトーリア氏は、2002年に指導者に転身し、ここ数年ではベンフィカやアル・ナスル、スパルタク・モスクワの監督を歴任。ベンフィカでは、ジョアン・フェリックスやルベン・ディアス、ネウソン・セメドらの才能を発掘し、2015-16、16-17シーズンにリーグ連覇を達成している。 しかし、昨年5月に就任したスパルタク・モスクワでは、リーグ戦で低迷し、同年12月に早くも解任の憂き目に。以降はフリーの状態だった。 一方、エジプト代表は、アフリカ・ネーションズカップ優勝およびカタール・ワールドカップ出場を逃したカルロス・ケイロス監督と今年4月に袂を分けており、この度ポルトガル人指揮官がチームを託されることに。契約は2026年のワールドカップまでの4年間となる。 2022.07.12 17:35 Tue
4

エジプト、東京五輪にサラー招集の意向! 「世界で最も重要な選手の一人を呼ぶのは普通のこと」

リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラー(28)が東京オリンピックに参加するU-24エジプト代表に招集されることになった。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。 2019年に行われたU-23アフリカ・ネーションズカップを初制覇したエジプトは、アフリカ王者として東京五輪の出場権を獲得。そして、今年7月23日から8月8日の日程で開催予定の東京五輪に向けて、シャウキ・ガリブ監督は母国メディアの取材に対して、メンバー選考のプランを明かした。 その中で注目されるオーバーエイジの3枠に関して、A代表でエースを務めるサラー、同じく守護神を務めるアル・アハリGKモハメド・エルシェナウィ(32)を招集する意向を明言した。 「エジプトのアンダー23チームの予備登録メンバーでは、モハメド・サラーとモハメド・エル・シェナウィがもう一人のゴールキーパーと並んで選ばれることになるだろう」 「サラーは現在、世界で最も重要なプレーヤーの一人であり、エジプトのオリンピック代表に彼を呼ぶのは普通のことだ」 「来年3月のインターナショナルブレイク後にリバプールとの公式協議を開始する予定だ」 なお、招集に関して代表チーム側に強制力がない五輪に関してはリバプール側に派遣を拒否する権利があるものの、大会が開催される場合、サラー自身が参戦を熱望することも考えられ、クラブサイドが受け入れざるを得ない可能性もある。 その場合、サラーは来シーズンに向けたプレシーズンのトレーニングを全休すると共に、プレミアリーグのシーズン開幕に間に合わなくなる。 多くのフットボールファンはサラーが五輪の舞台でプレーすることを望むはずだが、リバプールとしては招集を拒否したいという思いがが強いはずだ。 2021.03.03 08:00 Wed
5

クーニャ弾でブラジルがエジプトを下す!連覇に向けてベスト4進出《東京オリンピック》

31日、東京オリンピックの準々決勝のブラジル代表vsエジプト代表が埼玉スタジアム2002で行われ、ブラジル代表が1-0で勝利し、2大会連続の準決勝進出となった。 グループDで7得点を挙げて首位で通過したブラジルは、1トップにここまで5ゴールのリシャルリソンを起用した[4-2-3-1]を採用。2列目には左からクラウジーニョ、マテウス・クーニャ、アントニーが並んだ。 対するは、グループC最終節でオーストラリア相手に今大会初勝利を挙げ、なんとか2位での決勝トーナメントを果たしたエジプト。グループステージ第1節、第2節と同じように[5-4-1]の陣形を採用した。 序盤からブラジルがボールを握る展開に。エジプトの守備ブロックを横に揺さぶり、広がったスペースに縦パスを差し込んで押し込んで行く。 攻め込まれる時間が続くエジプトは、5人のDFが相手に厳しくマークに付き、なかなか良い形でシュートを打たせない。 前を向いてボールを受けられないブラジルの攻撃陣は、中央を突破を中心にワンタッチでパスを繋ぎながらゴールに迫っていくようになる。 27分、細かいパスでエジプトの守備網をかいくぐって最後はリシャルリソンがシュート。GKエル・シェナウィの正面だったが、再現性のある攻撃を繰り出せるようになった。 すると37分、ブラジルが待望の先制点をゲット。カウンターの形から左サイドを突破したリシャルリソンがボックス内にグラウンダーのクロスを上げると、クーニャが走り込む。フリーで受け、落ち着いて右足を振り抜くと、ボールはゴール左下に突き刺さった。 スコアが動いてからも絶えずボールを支配したブラジルは、エジプトの陣地でボールを回し続ける。45分にはドウグラス・ルイスの直接FKがギリギリ枠の右に外れるなど、2点目の可能性を感じさせつつ試合を折り返した。 後半開始早々、ブラジルにビッグチャンス。スルーパスに抜け出したクーニャがGKエル・シェナウィと1対1を迎え、ループシュートを選択したが惜しくもゴール左に外れた。 その後も前半と同様にサイドバックを押し上げて攻撃的な姿勢を貫きつつも、エジプトのカウンターの芽を摘んでいくブラジル。最少失点差ながら危なげない試合運びを見せていた。 一方のエジプトは長い時間受け身になっていたため疲労が溜まり、だんだんと間延びしていく。DFラインと2列目の間で余裕を持ってボールを持たれてしまい、ピンチを何度も迎えていた。 タイムアップのホイッスルまでボールを持って攻め込み、試合を支配し続けたブラジルが危なげなく2大会連続の準決勝進出を決めた。 U-24ブラジル代表 1-0 U-24エジプト代表 【ブラジル】 マテウス・クーニャ(前37) 2021.07.31 21:12 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly