エリクセン弾でデンマークがモンテネグロとの上位対決を制し逆転突破の可能性を残す《ロシアW杯欧州予選》
2017.10.06 06:10 Fri
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループB第9節、モンテネグロ代表vsデンマーク代表が5日に行われ、0-1でデンマークが勝利した。
▽首位のポーランド代表を3ポイント差で追う勝ち点16で並ぶ2位・モンテネグロと2位・デンマークの一戦。ヨベティッチやサビッチらを先発で起用してきたモンテネグロと、エリクセンやY・ポウルセンらを先発で起用してきたデンマークの上位対決。
▽立ち上がりの劣勢を凌いで徐々にポゼッションを高めたデンマークは14分、シストのミドルシュートでGKを強襲。すると16分、ペナルティアーク右から左足を振り抜いたエリクセンのミドルシュートがゴール右に突き刺さり、デンマークが先制した。
▽失点したモンテネグロはアクシデントに見舞われる。20分、負傷した影響か、ヨベティッチが交代となり、代わってジョルジェビッチが入った。ここからポゼッションを高めたモンテネグロだったが、ヨベティッチを失った影響もあって攻め手を欠き、前半を1点ビハインドで終えた。
▽迎えた後半もモンテネグロが押し込む中、62分にチャンス。サビッチがミドルシュートを浴びせるも枠を捉えきれなかった。
▽反撃に出たいモンテネグロは69分にムゴサのミドルシュートで、78分にヤンコビッチの枠内シュートでゴールに迫るもGKの正面を突いてゴールならず。デンマークの牙城を崩せずに0-1で敗れ、最終節のポーランド戦を前に3位に転落し、予選敗退が濃厚となってしまった。
▽一方、勝利したデンマークはルーマニア代表とのホーム戦で逆転での首位突破を目指すこととなった。
▽首位のポーランド代表を3ポイント差で追う勝ち点16で並ぶ2位・モンテネグロと2位・デンマークの一戦。ヨベティッチやサビッチらを先発で起用してきたモンテネグロと、エリクセンやY・ポウルセンらを先発で起用してきたデンマークの上位対決。
▽立ち上がりの劣勢を凌いで徐々にポゼッションを高めたデンマークは14分、シストのミドルシュートでGKを強襲。すると16分、ペナルティアーク右から左足を振り抜いたエリクセンのミドルシュートがゴール右に突き刺さり、デンマークが先制した。
▽迎えた後半もモンテネグロが押し込む中、62分にチャンス。サビッチがミドルシュートを浴びせるも枠を捉えきれなかった。
▽自陣に引いて凌ぐデンマークは65分にシストのコントロールシュートが枠を捉えるもGKの守備範囲に飛んでしまう。
▽反撃に出たいモンテネグロは69分にムゴサのミドルシュートで、78分にヤンコビッチの枠内シュートでゴールに迫るもGKの正面を突いてゴールならず。デンマークの牙城を崩せずに0-1で敗れ、最終節のポーランド戦を前に3位に転落し、予選敗退が濃厚となってしまった。
▽一方、勝利したデンマークはルーマニア代表とのホーム戦で逆転での首位突破を目指すこととなった。
デンマークの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
デンマークの人気記事ランキング
1
「評判が悪くて新天地も…」ベントナーが後悔と心の闇を告白「年齢を重ねてようやく過去を…」
元デンマーク代表FWニクラス・ベントナー氏(36)が本意ではない現役引退を振り返り、後悔と心の闇を打ち明けた。イギリス『サン』が伝えている。 良くも悪くも北欧デンマークを代表するフットボーラーとして名を馳せたベントナー氏。アーセナルやユベントスといった経歴以上に、飲酒運転・無免許運転・器物損壊・暴行といった数々の犯罪歴がクローズアップされる。 それでも、珍発言の数々や屈託のない笑顔で愛されキャラとして認知され、現在は母国で「ニクラスのイタズラ」という自身の名を冠したバラエティ番組の司会者として活躍中。一方ではデンマークのサッカーを議論するラジオ・ポッドキャスト番組にもレギュラー出演する。 そんななか、かつて自伝を共同制作したライターと再会し、自身の心の闇を打ち明けるドキュメンタリー番組への出演を了承。2021年6月の現役引退発表に至るまでの1年半を回想し、普段は明るく陽気な“ベントナー男爵”も、今回ばかりは神妙に「後悔」を打ち明けた。 「2019年限りでローゼンボリを退団したあと、いくつかのクラブから話があり、行きたいクラブもあったが、中国で始まったことにより、その選択肢はなくなった」 “中国で始まったこと”が指すのは、新型コロナウイルスの世界的蔓延。ローゼンボリ退団後に新天地を探したベントナー氏だが、結局どのクラブも自身の獲得にゴーサインを出さず。コロナによるクラブ財政逼迫の懸念と同時に、自らのパーソナリティが嫌われたと感じたようだ。 「(私の)評判は決して良くなかっただろうからね。いくつかのクラブのコーチから『私としてはキミを獲得したいが、上層部は動かない』と言われたよ。獲るか獲らないか…クラブが難しい決断を迫られたとき、私のような人間は有利にならないのだろう。キャリアを終えることにした」 結局、無所属が1年半続いた末、やるせなさを抱えたまま引退発表。今なお現役復帰を夢に見ると明かしつつ、それは叶わないとも語る。 「引退発表が正しい選択だったかどうかわからない。いや、じっくり考えての行動ではなかったんだ。そのせいだろうか。ここ2〜3年、復帰を考えなかった日なんかない。今日もそうだ。だが、はっきり言ってそれは妄想だ。もうフットボーラーのカラダには戻れない」 「私にとってフットボールは“愛”。心の底から愛してきた唯一のものであり、少年時代から私に自由な空間を与えてくれた唯一の場所だ。どんな闇を抱えていても、ピッチに入れば全てが吹き飛んだ。他に同じ“愛”を見つけるのは難しい」 「故意に誰かを傷つけたり、失望させようとしたことなんか一度もない。だが、自分の中に平穏を見つけるのに、私はあまりに長い時間を要してしまった…この少々難しい性格を今さら隠すつもりはない。年齢を重ねてここに座っている今、ようやく過去を冷静に振り返ることができる。そして、振り返れば振り返るほどに『後悔』が押し寄せてくる」 2024.02.09 18:25 Fri2
“狂犬”グラベセン、現役時代のレアル移籍を回想 最初は「アトレティコの方だと…」
元デンマーク代表のトーマス・グラベセン氏が、現役時代にレアル・マドリーへ移籍した時のエピソードを明かした。 現役時代にエバートンやレアル・マドリーなどでプレーしたグラベセン氏。優れたテクニックを持つ反面、激しいプレースタイルから「狂犬」の愛称で親しまれた。2005年1月に加入したマドリーでは、2006年8月にセルティックへ移籍するまでの約1年間半で、公式戦49試合1ゴールを記録。デンマーク代表としても2002年の日韓・ワールドカップ(W杯)に出場するなど、66試合5ゴールの成績を残した。 そんなグラベセン氏がイギリス『Four Four Two』でのインタビューで、2005年1月にエバートンからレアル・マドリーに移籍した当時を回想。マドリーからの関心をエージェントから伝えられた際、アトレティコ・マドリーからのモノだと思っていたようだ。 「エージェントが電話をかけてきた時、私は兄弟と映画館にいたんだ」 「だから兄弟に『電話に出なくてはならない』と言って外に出た。そしたら私のエージェントが『マドリーについてどう思う?』って聞いてきたんだ」 「私はてっきりアトレティコ・マドリーだと思っていてね。『いやエバートンが好きだよ』って返した。そしたら彼が『レアル・マドリーだぞ?』って言ったんだ」 「『レアル・マドリー!? オーケー…、彼らはなんて言ってるんだ? (当時の監督である)デイビッド・モイーズは?』って言うと、私のエージェントは彼らは合意に達していると教えてくれてね。あとは私たち次第だったんだ。そこからエージェントがマドリッドに行った。冬の移籍市場だったからレアル・マドリーも迅速に進めなくてはいけなくてね。移籍はとてもスムーズにまとまったよ」 2019.09.05 19:00 Thu3
EUROデンマークの快進撃で思い出すユーゴの悲劇/六川亨の日本サッカーの歩み
7月22日の東京五輪初戦、対南アフリカ戦に備えてU-24日本代表が5日から静岡県でキャンプに入った。今後は現地で調整後、12日のホンジュラス戦、17日のスペイン戦を経て開幕戦に臨む。 そして海外ではEUROの準々決勝が終わり、ベルギーを撃破したイタリア、世界王者フランスを倒したスペイン、ライバルのドイツを粉砕したイングランド、そしてダークホースのデンマークがベスト4進出を果たした。 サッカーの母国であるイングランドは、ワールドカップで1回の優勝を記録しているが、それも66年に自国で開催した1回のみ。それ以外はワールドカップでもEUROでも華々しい結果は残していない。今回は決勝戦が11日にロンドンで開催されるだけに、千載一遇のチャンスと言っていいだろう。 そんなイングランドの前に立ちはだかりそうなのが92年の初優勝以来29年ぶりの欧州ナンバー1を狙うデンマークだ。グループステージでは開幕2連敗から決勝トーナメント進出というサプライズを起こした。もしかすると2度目の「おとぎ話」があるかもしれない。 EUROは88年の西ドイツ(当時)大会を取材したことを以前のコラムで書いた。当時は8チームによる、なんとものんびりとした大会だった。そして4年後の92年も8チームによる大会だったが、たった4年でヨーロッパに激震が走った。 まず予選の組分け抽選会はイタリアW杯が開催される前の90年2月に行われた。ところが前年の89年11月に「ベルリンの壁」が崩壊し、東ドイツが西ドイツと統一に向けた交渉が行われ、90年8月には東ドイツが西ドイツに吸収された。 このため90年イタリアW杯の優勝国は西ドイツだが、その後はドイツと表記されるようになり、東ドイツはEUROの予選を辞退することになった。 予選ではソ連がイタリアを抑えて本大会進出を決めたが、こちらも91年12月にソビエト連邦が崩壊。旧ソビエト連邦からなる独立国家共同体(CIS)としてEUROに参加。同年のバルセロナ五輪や94年のリレハンメル五輪までCISの名称で参加することになった。 そしてデンマークである。予選では90年イタリアW杯の準々決勝でアルゼンチンとPK戦の死闘を演じたユーゴスラビアが首位で予選を通過した。監督はその後、日本代表の監督を務めるイビチャ・オシム、主力選手は名古屋でプレーした「ピクシー」ことドラガン・ストイコビッチで、予選の得点王はダルコ・パンチェフ――91年のトヨタカップでレッドスター・ベオグラードの一員として来日し、チリのコロコロを下してクラブ世界一にも輝いた。 しかしユーゴスラビアは内戦の激化により、92年5月30日に国連安全保障理事会決議でスポーツを含めてあらゆる国際交流が禁止されたため、FIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)もユーゴスラビアのEUROへの出場を取り消し、代わって2位のデンマークに出場権を与えた。 ユーゴスラビア代表はすでに開催地のスウェーデンに入国していたが、そのまま帰国を余儀なくされ、一方バカンス中だったデンマークの選手は急きょ招集されてスウェーデン入りした。 オシム監督も内戦が激化するなかユーゴスラビア代表の監督を辞任。選手にも民族間の対立があったユーゴスラビア代表は、国家の解体に歩調を合わせて崩壊した。 こうして迎えた本大会で、グループAは地元スウェーデンが首位で準決勝に進出。2位はイタリアW杯ベスト4のイングランドが有力視されていたが、1勝もできず2分け1敗の最下位に沈む。代わって2位でベスト4に勝ち進んだのがデンマークだった。 GKピーター・シュマイケルを中心にした堅守でしぶとく勝点を稼いだ。現在行われているEUROでデンマークのゴールを守るGKカスパー・シュマイケルはピーターの息子ということも因縁を感じさせる。 一方グループBではファン・バステン、フランク・ライカールトやデニス・ベルカンプ擁するオランダが首位で通過。ユルゲン・クリンスマン、ステファン・エッフェンベルクら豪華な攻撃陣を誇る世界王者ドイツは2位で勝ち上がった。 地元スウェーデンもトマス・ブロリンら好選手を揃えていたものの準決勝でドイツに2-3と惜敗。そしてデンマークはオランダとの死闘を2-2からのPK戦を5-4で制して決勝戦に進出。すると決勝戦でも2-0の勝利を収め、代替出場で欧州制覇という偉業を達成した。 「もしもユーゴスラビアがそのまま出場していたらEUROで優勝したか」とは、当時の世界中のジャーナリストとファンが考えたテーマだった。もちろん、その問いに答えはない。あるのは、輝かしい才能を持った偉大なチームが崩壊してしまったという事実だけだった。 2021.07.06 15:00 Tue4
ゼルケ躍動のドイツが2連勝でグループC首位に! 連敗デンマークが敗退…《U-21欧州選手権2017》
▽U-21欧州選手権2017グループC第2節、U-21ドイツ代表vsU-21デンマーク代表が21日に行われ、ドイツが3-0で勝利した。 ▽U-21チェコ代表との初戦を2-0で快勝したドイツと、U-21イタリア代表との初戦を0-2で落としたデンマークによるグループC第2戦。連勝を狙うドイツは初戦と同じ11人を起用し、マックス・マイヤーやニャブリ、ダフード、アーノルドなど、ブンデスリーガでレギュラーを務める選手たちが先発に並んだ。 ▽立ち上がりからオープンな展開が続く中、3分にはペナルティアーク付近でフリーのアーノルドがシュートを放つが、これは枠の左に外れた。さらに11分には右サイドをえぐったトルジャンからの絶妙な折り返しを中央のヴァイザーがスライディングシュートで合わせるが、これもわずかに枠の左へ外れた。 ▽その後も攻勢を続けるドイツは22分、ボックス左をえぐったニャブリの折り返しにマイヤーが合わせるが、このシュートを枠に飛ばせない。一方、要所で鋭いカウンターを仕掛けるデンマークは31分、味方のスルーパスに抜け出したヒュルサーガーが左足の際どいシュートを放つが、ここは相手GKに阻まれ、前半はゴールレスで終了した。 ▽迎えた後半、ドイツが早い時間にスコアを動かす。52分、ボックス中央でトルジャンの横パスに反応したゼルケが右足の絶妙なダイレクトシュートをゴール左隅に突き刺した。この先制点で勢いづくドイツは72分、マイヤーの右CKをニアでフリーとなったケンプが右足ダイレクトボレーで流し込み、貴重な追加点を奪った。 ▽その後も攻撃の手を緩めないドイツは79分、ボックス手前のゼルケの絶妙なワンタッチパスに抜け出した途中出場のアミリが冷静に枠の右隅にシュートを流し込み、試合を決定付ける3点目を奪った。その後、危なげない試合運びでデンマークの反撃を無失点で凌いだドイツが3-0で完勝。グループC唯一の2連勝で首位をキープ。また、2連敗のデンマークの敗退が決定した。 ◆グループC U-21ドイツ <span style="color:#cc3300;font-weight:700;">3</span>-0 U-21デンマーク 【U-21ドイツ】 ゼルケ(52) ケンプ(72) アミリ(79) U-21チェコ <span style="color:#cc3300;font-weight:700;">3</span>-1 U-21イタリア 2017.06.22 05:48 Thu5