ピッチ上で久々共演のキングカズ&ラモスが絶妙な掛け合い「ラモスさん、今日あれだけ動けて、当分死ぬことはない(笑)」《永井秀樹 引退試合》
2017.08.15 01:45 Tue
▽永井秀樹 引退試合premium dream last match『OBRIGADO NAGAI』が14日に味の素フィールド西が丘で行われた。VERDY LEGENDS(東京ヴェルディOB主体)vsJ LEGENDS(永井の古巣クラブOBや仲間たち)は、VERDY LEGENDSが3-2で勝利した。
▽この試合にVERDY LEGENDSの一員として久々のピッチ上での共演を果たした三浦知良(現横浜FC)と、ラモス瑠偉氏が試合後の囲み取材でピッチ外でも絶妙な連携を見せた。

三浦:「楽しかったです。みんな久々でしたし、ラモスさんとも去年岐阜と対戦して以来、1年ぶりぐらいに会いました。病気の後にも会っていなかったので、永井の引退試合でしたが、今日一緒に元気な姿でサッカーをできて嬉しかったです」
ラモス:「もっとやりたかったよ。本当は45分と45分でやりたかった。自分の中で一緒にやったのは凄い昔だけど、ピッチに立つと色々と思い出した。できれば、カズともっとやりたかった。今日、こうやって昔の仲間とちょっとだけだったけど、ボールを蹴れて良かった。自分でもここまで身体が動くとは思っていなかった」
三浦:「凄いことですよね。この暑い時期にあれだけ走れて、できないことは何にもないと思います。こうやって今日集まってやれたことは嬉しいです」
三浦:「ラモスさん、今日あれだけ動き回っていたので、当分死ぬことはないと思いますよ(笑)」
ラモス:「カズのプレーも含めて、今日は子供たちの良いお手本になったと思います。この人は本当にサッカーを愛していて、身体を大事にすれば、この歳でもサッカーができる。私はこの前倒れて、今日は弟の永井のために来たけど、この姿を色んな人たちに見てほしかった。同じ病気の人たちを勇気づけることにつながると思って、戦う姿を見せました」
三浦:「みんな同じ病気で苦しんでいる人にとっては、みんなが勇気をもらえると思いますし、今日はこうやってたくさんの人が見に来てくれたので、メッセージを送るという意味があったと思います」

ラモス:「私は彼が(国士舘)大学のとき、初めて彼のプレーをみたときに、色んなオファーがあったと聞いているが、絶対に読売に引っ張らないとダメだと思った。あのドリブルはなかなか当時の日本にいなかった。その後、一緒に優勝も経験できた」
三浦:「でも、永井が大学のときに引っ張りたいと言ってるけど、(ラモスは)当時選手ですよ。まるで会長さんかオーナーみたいな言い方ですよね(笑)」
ラモス:「今だから言える。私が引っ張りました(笑)」
三浦:「今日の試合前のミーティングのときも(監督の)松木さんは何も言ってなかったけどね。ラモスさんばっかりしゃべっていた」
ラモス:「カズはこういうときすぐに火を付ける。昔と変わらないじゃないか」
三浦:「25年前のチャンピオンシップのときと何も変わらないじゃないですか。あのときも松木さんは何も言ってなかったけど、ラモスさんが全部言ってましたよ」
ラモス:「やめなさい。また、俺が怒られるじゃん。(笑)」
三浦:「控室の雰囲気も変わらずあんな感じでした」
ラモス:「懐かしかったね。嬉しいね、ああいうのはね」
三浦:「今は時代が変わって、もちろん成長している部分もありますが、控室のときに松木さんが監督で僕たちは選手ですが、昔と変わってなくてずっとこんな感じでした。ただ、それまでは冗談を言い合っていてもピッチに出ると、戦ってました。松木さんもああいう性格だから全部受け入れてリラックスさせてくれ、みんながグラウンドに出ると、戦えました。今日も同じ感じでやれました」
ラモス:「良い状態でプレーさせてくれたね。5分経った後に“カリオカ、大丈夫か”と言われたけど、俺は無視してやった。“なんや”という感じだった」
三浦:「全く変わっていないですね」
ラモス:「約束は10分だったんだよ」
三浦:「でも、今監督にそんな態度を取ったら試合に出れなくなりますよ」
ラモス:「おかしいね。今の選手はおとなしすぎるよ」
三浦:「ただ、カリオカが監督をやっていたときに、カリオカみたいに言ってくる選手がいたらどうするのと聞いたら、“俺は使わない”と言ってました(笑)」
ラモス:「お前は本当にうるさいよ。柱谷と一緒で。言うこと聞かないやつは追い出そうと思っているだけだ。ただ、文句を言ってもここまでやってくれる選手だったら、俺は使うよ。俺は文句を言っていてもピッチ内で結果を出していたからね。そういう選手が俺はほしい。俺と仲良くなくてもいい。仲良くしてもピッチで何もなかったら言うなよと、誰に向かって言っているんだ。さっきもクビになってしまった。ボール交換だけで人生が変わってくるし、僕たちもまだまだ元気だから、日本のサッカー界のためにもやるべきことはまだたくさんあると思う」
三浦:「元気だったらこうやってOBでアジアのサッカーのために回ったり、それをやりたいと話していたんですよ」
ラモス:「俺は待っているよ。それを言うなら、新国立競技場ができるまで(現役で)やれよ。新国立競技場で引退しましょうよ。そこからアジアを回って、あなたのプレーをアジアの人たちも見たいと思ってるよ」
三浦:「本当にそういうことをやりたいですね。今日もこうやって集まったときに話していました」
ラモス:「ただ集められるのはカズしかいない。釜本さんが居て私が居ても、カズがやらなければダメだよ。(会場が)西が丘は許さないよ。西が丘は親戚だけで一杯になる。やめとこう」
三浦:「ただ、死ぬまでやると言ってるから引退試合はできないよ」
ラモス:「OB戦を一緒にやりたいって言ってるだけだよ。真っ白に燃え尽きるまでサッカーを続けたいという、彼の熱い気持ちはわかっているけど、今彼もポロっと本音が出たけど、OB戦を各地を回ってやりたいということ。ただ、それは残念ながらカズが引退しないとできない。縛られるとできなくなる。だから、俺を(横浜FCの)監督にしてよ。そしたら、監督も出るし、カズも出すよ。こんなこと言ったら怒られるけど。本当に回りたいですよ」
三浦:「ヴェルディだけでなく他のアジアでそういうことをやっていきたいです。ミランとかはアジアとかでもOB戦をやっていますし、それがヨーロッパでは当たり前なことです」
ラモス:「日本やアジアでもカズに興味を持っている子供たちはいるし、せめてアジアの中だけでもやりたい。もちろん、ブラジルでもカズがまだ現役やっているということをよく聞くし、もしサンパウロでやればお客さんもたくさん来ると思う。だから、せめてアジアや日本の全国でもやっていきたいです。実現しましょう」
三浦:「あとは武田仕切りでジュリアナ東京もね(笑)」
ラモス:「懐かしいね。今日もこの後ジュリアナ東京行くと思っていた。ただ、いまジュリアナ東京があったら、こんなインタビュー受けずにとっくに帰っているよ。“カズが来る”って席も取っているよ。俺たちが選手の時は遊んでいてジュリアナ東京に行って、カラオケに行って翌日の練習もまじめにやっていた。だけど、今はみんながビビっている。私はピッチの中で自信があった。ピッチの中で結果を出せば、何を言ってもやっても許される」
三浦:「(傍にいる)奥さん、止めないとダメだよ。興奮しすぎている(笑)。ただ、今の若い選手も自分なりの形で遊んでいると思います。ただ、僕はラモスさんと違って地味でした」
ラモス:「そういうことにしときましょう(笑)。やっぱ現役は強いよ」
──永井選手が日本で一番サッカーが好きなのはカズさんで自分は2番目と言っていたが
ラモス:「サッカーが好きなのは同じぐらいだと思う。ただ、彼は小さい頃からあの当時ブラジルに行ってプロになり、有名な日本の代表になってワールドカップに出ると、そんなふうに考える人はいないよ。それに今でもやり続けるなんてただ者じゃない」
▽この試合にVERDY LEGENDSの一員として久々のピッチ上での共演を果たした三浦知良(現横浜FC)と、ラモス瑠偉氏が試合後の囲み取材でピッチ外でも絶妙な連携を見せた。

(C)CWS Brains,LTD.
──このメンバーで久々の試合でした三浦:「楽しかったです。みんな久々でしたし、ラモスさんとも去年岐阜と対戦して以来、1年ぶりぐらいに会いました。病気の後にも会っていなかったので、永井の引退試合でしたが、今日一緒に元気な姿でサッカーをできて嬉しかったです」
三浦:「凄いことですよね。この暑い時期にあれだけ走れて、できないことは何にもないと思います。こうやって今日集まってやれたことは嬉しいです」
ラモス:「嬉しいですね。永井も幸せです。私もこうやって死ぬ前にまたボールを蹴れて幸せです」
三浦:「ラモスさん、今日あれだけ動き回っていたので、当分死ぬことはないと思いますよ(笑)」
ラモス:「カズのプレーも含めて、今日は子供たちの良いお手本になったと思います。この人は本当にサッカーを愛していて、身体を大事にすれば、この歳でもサッカーができる。私はこの前倒れて、今日は弟の永井のために来たけど、この姿を色んな人たちに見てほしかった。同じ病気の人たちを勇気づけることにつながると思って、戦う姿を見せました」
三浦:「みんな同じ病気で苦しんでいる人にとっては、みんなが勇気をもらえると思いますし、今日はこうやってたくさんの人が見に来てくれたので、メッセージを送るという意味があったと思います」

(C)CWS Brains,LTD.
──永井選手との間で一番思い出に残っていることはラモス:「私は彼が(国士舘)大学のとき、初めて彼のプレーをみたときに、色んなオファーがあったと聞いているが、絶対に読売に引っ張らないとダメだと思った。あのドリブルはなかなか当時の日本にいなかった。その後、一緒に優勝も経験できた」
三浦:「でも、永井が大学のときに引っ張りたいと言ってるけど、(ラモスは)当時選手ですよ。まるで会長さんかオーナーみたいな言い方ですよね(笑)」
ラモス:「今だから言える。私が引っ張りました(笑)」
三浦:「今日の試合前のミーティングのときも(監督の)松木さんは何も言ってなかったけどね。ラモスさんばっかりしゃべっていた」
ラモス:「カズはこういうときすぐに火を付ける。昔と変わらないじゃないか」
三浦:「25年前のチャンピオンシップのときと何も変わらないじゃないですか。あのときも松木さんは何も言ってなかったけど、ラモスさんが全部言ってましたよ」
ラモス:「やめなさい。また、俺が怒られるじゃん。(笑)」
三浦:「控室の雰囲気も変わらずあんな感じでした」
ラモス:「懐かしかったね。嬉しいね、ああいうのはね」
三浦:「今は時代が変わって、もちろん成長している部分もありますが、控室のときに松木さんが監督で僕たちは選手ですが、昔と変わってなくてずっとこんな感じでした。ただ、それまでは冗談を言い合っていてもピッチに出ると、戦ってました。松木さんもああいう性格だから全部受け入れてリラックスさせてくれ、みんながグラウンドに出ると、戦えました。今日も同じ感じでやれました」
ラモス:「良い状態でプレーさせてくれたね。5分経った後に“カリオカ、大丈夫か”と言われたけど、俺は無視してやった。“なんや”という感じだった」
三浦:「全く変わっていないですね」
ラモス:「約束は10分だったんだよ」
三浦:「でも、今監督にそんな態度を取ったら試合に出れなくなりますよ」
ラモス:「おかしいね。今の選手はおとなしすぎるよ」
三浦:「ただ、カリオカが監督をやっていたときに、カリオカみたいに言ってくる選手がいたらどうするのと聞いたら、“俺は使わない”と言ってました(笑)」
ラモス:「お前は本当にうるさいよ。柱谷と一緒で。言うこと聞かないやつは追い出そうと思っているだけだ。ただ、文句を言ってもここまでやってくれる選手だったら、俺は使うよ。俺は文句を言っていてもピッチ内で結果を出していたからね。そういう選手が俺はほしい。俺と仲良くなくてもいい。仲良くしてもピッチで何もなかったら言うなよと、誰に向かって言っているんだ。さっきもクビになってしまった。ボール交換だけで人生が変わってくるし、僕たちもまだまだ元気だから、日本のサッカー界のためにもやるべきことはまだたくさんあると思う」
三浦:「元気だったらこうやってOBでアジアのサッカーのために回ったり、それをやりたいと話していたんですよ」
ラモス:「俺は待っているよ。それを言うなら、新国立競技場ができるまで(現役で)やれよ。新国立競技場で引退しましょうよ。そこからアジアを回って、あなたのプレーをアジアの人たちも見たいと思ってるよ」
三浦:「本当にそういうことをやりたいですね。今日もこうやって集まったときに話していました」
ラモス:「ただ集められるのはカズしかいない。釜本さんが居て私が居ても、カズがやらなければダメだよ。(会場が)西が丘は許さないよ。西が丘は親戚だけで一杯になる。やめとこう」
三浦:「ただ、死ぬまでやると言ってるから引退試合はできないよ」
ラモス:「OB戦を一緒にやりたいって言ってるだけだよ。真っ白に燃え尽きるまでサッカーを続けたいという、彼の熱い気持ちはわかっているけど、今彼もポロっと本音が出たけど、OB戦を各地を回ってやりたいということ。ただ、それは残念ながらカズが引退しないとできない。縛られるとできなくなる。だから、俺を(横浜FCの)監督にしてよ。そしたら、監督も出るし、カズも出すよ。こんなこと言ったら怒られるけど。本当に回りたいですよ」
三浦:「ヴェルディだけでなく他のアジアでそういうことをやっていきたいです。ミランとかはアジアとかでもOB戦をやっていますし、それがヨーロッパでは当たり前なことです」
ラモス:「日本やアジアでもカズに興味を持っている子供たちはいるし、せめてアジアの中だけでもやりたい。もちろん、ブラジルでもカズがまだ現役やっているということをよく聞くし、もしサンパウロでやればお客さんもたくさん来ると思う。だから、せめてアジアや日本の全国でもやっていきたいです。実現しましょう」
三浦:「あとは武田仕切りでジュリアナ東京もね(笑)」
ラモス:「懐かしいね。今日もこの後ジュリアナ東京行くと思っていた。ただ、いまジュリアナ東京があったら、こんなインタビュー受けずにとっくに帰っているよ。“カズが来る”って席も取っているよ。俺たちが選手の時は遊んでいてジュリアナ東京に行って、カラオケに行って翌日の練習もまじめにやっていた。だけど、今はみんながビビっている。私はピッチの中で自信があった。ピッチの中で結果を出せば、何を言ってもやっても許される」
三浦:「(傍にいる)奥さん、止めないとダメだよ。興奮しすぎている(笑)。ただ、今の若い選手も自分なりの形で遊んでいると思います。ただ、僕はラモスさんと違って地味でした」
ラモス:「そういうことにしときましょう(笑)。やっぱ現役は強いよ」
──永井選手が日本で一番サッカーが好きなのはカズさんで自分は2番目と言っていたが
ラモス:「サッカーが好きなのは同じぐらいだと思う。ただ、彼は小さい頃からあの当時ブラジルに行ってプロになり、有名な日本の代表になってワールドカップに出ると、そんなふうに考える人はいないよ。それに今でもやり続けるなんてただ者じゃない」
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主役永井が合計3得点でVERDY LEGENDSを勝利に導く! キングカズ&ラモスと豪華過ぎる共演!《永井秀樹 引退試合》
▽永井秀樹 引退試合premium dream last match『OBRIGADO NAGAI』が14日に味の素フィールド西が丘で行われた。VERDY LEGENDS(東京ヴェルディOB主体)vsJ LEGENDS(永井の古巣クラブOBや仲間たち)は、VERDY LEGENDSが3-2で勝利した。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_2_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽ヴェルディ川崎時代に初代Jリーグ王者に導いた松木安太郎監督率いるVERDY LEGENDSは、日本サッカー界のレジェンドで横浜FC所属のFW三浦知良やMFラモス瑠偉、MF前園真聖、FW武田修宏、MF北澤豪、GK菊池新吉ら黄金時代のメンバーが駆け付け、現役からはアルビレックス新潟のDF富澤清太郎、東京Vで永井秀樹の愛弟子であるMF井上潮音、MF澤井直人もメンバー入り。メンバー外だった東京Vユース出身のFW森本貴幸、過去に東京Vに所属したGK新井章太の川崎フロンターレコンビも足を運んでいた。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_3_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽一方、日本代表の伝説的ストライカーの釜本邦茂監督率いるJ LEGENDSは、かつて永井秀樹が在籍していた横浜フリューゲルスや横浜F・マリノス、清水エスパルスのOBであるMF山口素弘、DF波戸康広、MF澤登正朗、MF大榎克己、DF小村徳男、DF斉藤俊秀。同年代のライバルであるFW福田正博、FW永島昭浩、MF礒貝洋光ら、MF中田浩二やMF戸田和幸、現役からは横浜FMのFW齋藤学、FC東京のMF石川直宏が参戦した。また、2011年に逝去したDF松田直樹も天国から駆け付け、父が背負った背番号3のユニフォームをまとった長男がメンバー入りした。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_6_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽『キャプテン翼』の作者高橋陽一氏のキックインセレモニーで幕を開けた永井秀樹の引退試合。開始早々にムードメーカーのFW藤吉信次のシュートでVERDY LEGENDSが最初の決定機を作るが、前半はJ LEGENDSでプレーするこの日の主役が早速魅せる。11分、ボックス内に抜け出した永井秀樹がDF柳沢将之に倒されてPKを獲得。これを自ら左隅に蹴り込んで先制点を決めた。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽その後も山口や澤登のゲームメークから永島と福田が決定機に絡むなど、J LEGENDSのペースが続く。だが、DF三浦淳寛と共に10分過ぎに投入された武田が現役時代さながらのストライカーぶりを発揮。直前のプレーをベンチサイドのラモスやキングカズから批判された武田は19分、左サイドからのクロスをゴール前の藤吉が反転から強烈なシュート。これはGK都築龍太のビッグセーブに遭うが、跳ね返りを武田が鋭い反応からダイビングヘッドで押し込んだ。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽このムードメーカー武田のゴールで勢いづくVERDY LEGENDSは、直後の22分にも柳沢の右クロスを武田が頭で流し込むが、ここはオフサイドの判定。すると、直後の26分にはJ LEGENDSがボックス手前の好位置でFKを獲得。これを名手・澤登が見事なキックで直接左隅に突き刺し、前半はJ LEGENDSの1点リードで終了した。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽迎えた後半、永井秀樹が入ったVERDY LEGENDSは、緑の11番を背負ったキングカズと10番を背負うラモスがピッチに送り出され、前園、北澤らと共にJリーグ開幕頃のオールドファン垂涎の豪華なメンバー構成に。対するJ LEGENDSは、戸田や磯貝や大榎らと共に故松田直樹の背番号3を背負った長男がピッチに立った。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_8_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽VERDY LEGENDSは、病み上がりのラモスが60歳とは思えない運動量とテクニックで観客を沸かすと、キングカズも高速シザーズで相手を抜きにかかるなど、見せ場を作る。一方、J LEGENDSもピッチ内で一際小柄な背番号3がボックス内で仕掛けるも、ここは富澤が大人げなくボール奪取し、観客から盛大なブーイングを浴びた。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_9_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽後半に入って拮抗した展開が続く中、46分にこの日の主役の永井秀樹がVERDY LEGENDSとしてこの日最初のゴールを奪う。ボックス手前左でボールを持った師匠ラモスから絶妙なパスをボックス右のスペースで受けた背番号45が、鋭いシュートをニアサイドに突き刺した。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_10_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽2-2のタイに戻った試合は、ここから拮抗した展開に。残り10分を過ぎると、レジェンド釜本、松木の両監督がピッチに入る。釜本がレジェンドの片りんを窺わせる一方、松木の悪クロスには容赦なくブーイングが飛ぶ。その中で58分にはVERDY LEGENDSに勝ち越しゴール。ボックス内で藤吉と短いパス交換をみせ、最後は冷静に流し込んだ。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_11_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽その後、一度ピッチを退いたキングカズが武田共に投入され、永井秀樹やラモスと一緒に勝利のホイッスルを聞いた。この日の主役永井秀樹が合計3ゴールを決めた引退試合は、VERDY LEGENDSが3-2で勝利した。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170814_12_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽また、同日行われた前座試合の国見高校OBvs帝京高校OBによる、“高校サッカー名門対決”は、国見高校OBが1-0で勝利した。 ▽高校サッカー界屈指の名将小嶺忠敏監督率いる国見は、今回の主役MF永井秀樹と実弟・MF永井篤志に加え、GK都築龍太やFW船越優藏、現役としてFC東京でプレーするDF徳永悠平、FW大久保嘉人らが参戦。対して名将古沼貞雄監督率いる帝京は、天才MF礒貝洋光やMF中田浩二、MF本田泰人、MF阿部敏之らに加え、ゲストプレーヤーとして俳優の勝村政信、マラドーナのモノマネ芸人としてディエゴ・加藤・マラドーナが参戦した。 ▽20分ハーフで行われた試合は、帝京が中田と本田のダブルボランチに礒貝が前線で観客を沸かせるが、試合の流れは国見が握る。永井秀樹が現役さながらの鋭い仕掛けで身体が重い? 帝京守備陣を切り裂くと、前半14分にボックス手前左でFKを獲得。これをこの日の主役永井秀樹が鋭い右足のキックで直接右隅に突き刺し、国見が先制点を奪った。 ▽迎えた後半、途中出場のディエゴと勝村のホットラインでチャンスを作るなど、帝京が立ち上がりから見せ場を作る。一方、国見は永井兄弟のホットラインで2度のチャンスを作るが、永井篤志のシュートはGKのファインセーブに遭う。その後、帝京がセットプレーの場面でゴール前のディエゴが“神の手ゴール”を試みるが、ここはシュートを枠の右に外したことに加え、主審からイエローカードまでもらってしまった。結局、試合はこのままタイムアップを迎え、永井秀樹の直接FKのゴールによって国見OBが“高校サッカー名門対決”を制した。 VERDY LEGENDS 3-2 J LEGENDS 【VERDY LEGENDS】 武田修宏(19分) 永井秀樹(46分) 永井秀樹(58分) 【J LEGENDS】 永井秀樹(12分[PK]) 澤登正朗(26分) 2017.08.14 21:25 Mon4
東京Vの永井秀樹監督が成績不振を理由に辞任…パワハラ問題は引き続き調査
東京ヴェルディは1日、永井秀樹監督(50)の辞任を発表した。 永井監督は大分県出身で、Jリーグ開幕時にヴェルディ川崎に所属。その後、アビスパ福岡や清水エスパルス、横浜フリューゲルス、横浜F・マリノス、大分トリニータ、FC琉球でプレーをした。 2017年に東京Vのユース監督に就任。2019年からトップチームの監督に就任した。 就任3年目となった今シーズンは、J1昇格を目指したがチームは中位に甘んじ、27試合を終えて勝ち点37の11位に位置している。 また、パワーハラスメント問題が浮上し、クラブ内での調査が進められている中での辞任となったが、クラブは引き続き調査に協力するという。 なお、暫定的に堀孝史コーチが指揮をとることも発表された。 永井監督、中村考昭代表取締役社長のコメントは以下の通り。 ◆永井秀樹監督 「東京ヴェルディのファン、サポーター、ボランティアスタッフの皆様はじめ、ヴェルディを支えて頂いておりますパートナー企業、行政、関係者の皆様、いつも心あるサポートありがとうございます」 「2021シーズン、J 1昇格を目標にスタート致しましたが現時点におきまして皆様の期待に応えるべく成績を残せていないことに強く責任を感じておりまして、本日をもって辞任させて頂くことになりました。全ては自分の力不足であります」 「皆様には引き続き素晴らしき東京ヴェルディを応援して頂けましたら幸いに思います。ありがとうございました」 ◆中村考昭代表取締役社長 「本日、永井監督より監督辞任の申し出があり、クラブとして了承したことをご報告致します」 「永井監督には選手としても、ユースチームも含め指導者としても、全身全霊をもって東京ヴェルディの成長と発展のために尽くし続けてこられたことに心より深く感謝申し上げます」 「永井監督の辞任を受け、本日より堀孝史コーチが暫定監督として指揮をとることと致します」 「なお、8月30日クラブ発表にもあるコンプライアンス委員会の調査等につきましては、永井氏に対し辞任以降も同委員会の調査活動には積極的にご協力頂けるよう要請し、永井氏からも全面的なご協力及び真摯なご対応を頂ける旨、受け賜わっております」 「ファン・サポーターの皆様、ボランティアスタッフの皆様、ご支援頂いておりますスポンサーの皆様、ホームタウンの皆様等、東京ヴェルディに関わる全ての皆様のご期待に沿えるよう、引き続きクラブ一同取り組んで参りたいと存じます」 2021.09.02 09:57 Thu5
城福トーキョーの逆襲/六川亨の日本サッカーの歩み
Jリーグは12月3日に全日程を終了し、残すは9日の天皇杯決勝だけとなった。すでに各カテゴリーの優勝チームは決定し、J1リーグの得点王には大迫勇也とアンデルソン・ロペスが初の栄誉に輝いた。 そんな23年シーズンでとりわけ印象深いのが、“オリジナル10"によるJ1昇格プレーオフだった。結果は東京Vが16年ぶりにJ1の舞台へ復活を果たした。監督に就任して2シーズン目での快挙に、城福浩監督の招聘は“吉"と出たわけだ。 城福監督の手腕を一言で表すなら「過去の呪縛からの解放」がふさわしい。 読売クラブ、ヴェルディ川崎と続いた伝統で、個人技主体のブラジルスタイルがクラブのアイデンティティとして守られてきた。確かに選手個々の個人技はしっかりしているし、戦術眼も高い。J2リーグで結果を残せず中位に低迷しても、試合内容で圧倒されることはなかった。高い技術があるからこそ、毎年のように主力選手は他チームに引き抜かれていた。 J元年の松木安太郎氏に始まり、小見幸隆氏、ラモス瑠偉氏、柱谷哲二氏、永井秀樹氏ら歴代監督もクラブのOBが多かったため、伝統を変えることは難しかったのだろう。過去の栄光を知っているだけに、路線の変更には抵抗があったはずだ。 そんな伝統を城福監督は2シーズン半でまったく違うチームに作り替えた。城福監督自身、2016年にFC東京の監督に再就任したときは、「人もボールも動く」ムービングフットボールを提唱した。いわゆるポゼッションスタイルである。 しかし16年はACLプレーオフで駒野友一とハ・デソンが負傷離脱すると、その後は中島翔哉も負傷するなど難しい舵取りになった。当時はJ1リーグとACLに加えて、U-23チームがJ3リーグに参戦するなど超過密日程のため、選手のフィジカルはコンディションを調整することがやっとだった。ACLはラウンド16で上海上港にアウェーゴールで敗れ、城福監督も解任された。 しかし昨シーズン、東京Vの監督に就任すると、敵の陣内ではパスをつないでペナルティエリア内への侵入を図るものの、基本は前線からのハイプレス、ハイラインでボールを奪ってのショートカウンターにチームを作り替えた。これはいまのサッカー界のトレンドに沿った、正攻法と言ってもいいだろう。なぜなら神戸や町田も同じスタイルで今シーズンは結果を残したし、昨年のカタールW杯でもアルゼンチンが3度目の世界王者に輝いている。 そんな城福監督が、プレーオフ決勝後の記者会見でヴェルディからオファーがあった際に一度は断ったエピソードを紹介した。 「冬にヴェルディから話をいただいて、断りました。自分がヴェルディに行けるわけないだろうと。おそらく結果が出なければ、あそこ(FC東京)から来たからだろうと言われるのは覚悟していました」 この言葉を聞いて不思議に思った記者もいたのではないだろうか。実は、FC東京関係者の東京Vに対するライバル意識には半端ないものがある。東京Vのクラブハウスで取材していても、FC東京に対するライバル意識はまるで感じられないが、FC東京のクラブハウスへ取材に行く際に、グリーンの持ち物(シューズやジャケットなど)はNGという暗黙の了解がある。それだけ強烈に東京Vを意識している。 城福監督は、そうした因縁も含め、自身の退路を断つ意味でも覚悟を決めて監督に就任したのではないだろうか。そして「夏にもう1度(オファーを)頂いた時には、東京ダービーを再現させれば、Jリーグがもう一度盛り上がると思いました。自分はこのクラブがJ1に上がれば必ずキラーコンテンツになる。このヴェルディがもう1度日本一を争えるチームになるというのは、こんなに素敵なストーリーはないのかなと思っています」と監督を引き受けた理由を明かした。 来シーズンは16年ぶりにJ1で東京ダービーが復活する。さらに町田も加わるので、3チームそれぞれのダービーは何というネーミングになるのか(東京Vと町田は東京クラッシック)。こちらも来シーズンの楽しみの1つと言える。 2023.12.04 21:45 Mon東京ヴェルディの人気記事ランキング
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かつてヴェルディで活躍したGK藤川孝幸氏が逝去…末期の胃ガンで闘病も56歳での早過ぎる別れ
▽北海道サッカーリーグ所属の社会人チーム、北海道十勝スカイアースは20日、同クラブで代表取締役社長を務めていた藤川孝幸氏(享年56)の逝去を発表した。 ▽神奈川県川崎市出身の藤川氏は読売ユースを経て1980年から読売クラブ、1992年からヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)と1995年の現役引退までヴェルディのGKとして活躍した。 ▽現役引退後は古巣ヴェルディやヴィッセル神戸、ベガルタ仙台、セレッソ大阪、アビスパ福岡でGKコーチを歴任。その一方、甲南大学や 国際武道大学、 静岡FCを監督として指揮。2017年からは北海道十勝スカイアースの代表を務めてきた。 ▽2018年4月にはステージ4以上の末期の胃ガンであることを公表し、今年5月26日に行われた明治安田生命J2リーグの東京ヴェルディvs愛媛FCの試合前にはラモス瑠偉氏や武田修宏氏、永井秀樹氏らかつてのチームメートらを中心とした激励マッチ『juntos num so coracao』が開催され、同氏も会場となった味の素スタジアムを訪れていた。 ▽北海道十勝スカイアースは藤川氏の逝去を受けて、以下のような声明を発表している。 「弊社 代表取締役社長 藤川孝幸 儀 平成30年11月15日 永眠いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。故人の遺志により葬儀は近親者にて相済ませました」 「なお 誠に勝手ながらご香典 ご供花 ご供物の儀は固くご辞退申し上げます。後日「お別れの会」を執り行う予定ですが 日時・場所の詳細につきましては追ってご案内申し上げます」 ▽また、藤川氏の古巣である東京Vは代表取締役社長を務める羽生英之氏が弔辞を捧げている。 「藤川孝幸氏が逝去されたとの報に接し、深い悲しみに包まれております。現役時代には、私たちヴェルディに数多くのタイトルを残してくれました。その気迫のこもったプレーに、多くの人々が力をいただきました」 「また、クラブを離れられてからも、ビジネス面でも多大なるサポートをいただき、物心両面で熱く支えていただきました。藤川氏が残されてきたご功績にあらためて敬意を表するとともに、東京ヴェルディを代表して、ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます」 2018.11.20 18:15 Tue2
Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue3
「めっちゃチャラい」茶髪にイヤリング…田中隼磨が20年前の“チャラい”お宝写真公開、先輩からはツッコミ「触れただけでキレそうだな」
2022シーズンをもって現役を引退したDF田中隼磨の20年前の姿が大きな話題となっている。 横浜フリューゲルス、横浜F・マリノスのユースで育った田中は、2001年にトップチーム昇格。豊富な運動量とガッツ溢れるプレーが魅力だったが、プロ入り当初はボランチに。しかし、2002年から1年半期限付き移籍した東京ヴェルディで右サイドバックにコンバート。これがキャリアのターニングポイントとなる。 横浜FM復帰後は右サイドに定着すると、日本代表にも選出。その後、2009年に名古屋グランパスへと移籍すると、2014年に地元の松本山雅FCへ完全移籍した。 22年間に及ぶプロ生活を終えた田中。自身のインスタグラムで20年前に撮影したというファッションブランド「SOPH.」のモデルの写真を投稿したがこれが話題だ。 東京V時代にグラウンドで撮ったという写真だが、茶髪にイヤリング、シルバーのネックレスと晩年の田中のイメージとは大きく違う印象。自身も「#チャラくてごめんなさい」と、当時を振り返った。 これには1つ上の横浜FMユースからの先輩である石川直宏氏が「触れただけでキレそうだな」とコメント。ファンも「めちゃ若い」、「めっちゃチャラい」と反応。また「今の方が好き」、「今の方がカッコいい」とコメントが寄せられ、チャラい時代を知る人は「それでもサインしてくれましたね!」、「サインもらうのに苦労しました(笑)」と、ファン想いの中身は昔から変わらなかったようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】お宝?チャラい時代、20年前の田中隼磨</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cni4Y9ThO8c/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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G大阪が今季2勝目を懸けた東京Vとの接戦制す! 新天地デビューの満田誠も絡んだ崩しでイッサム・ジェバリが決勝点【明治安田J1リーグ第4節】
2日、明治安田J1リーグ第4節、東京ヴェルディvsガンバ大阪が味の素スタジアムで行われ、アウェイのG大阪が0-1で勝利した。 東京Vは前節、敵地で行われたFC町田ゼルビアとのダービーマッチに1-0で勝利。内容も伴った待望の今季初勝利を挙げた。中3日で連勝を狙った味スタでの開幕戦では前節と全く同じスタメンを採用。古巣初対戦の山見大登はスタメン、福田湧矢はベンチスタートになった。 対するG大阪は前節、昇格組のファジアーノ岡山に0-2の敗戦。乏しい内容で今季2敗目を喫した。バウンスバックの白星を目指した中3日でのアウェイゲームでは先発3人を変更。ベンチ外の宇佐美貴史、鈴木徳真と南野遥海に代えて岸本武流、ネタ・ラヴィ、イッサム・ジェバリを起用した。 ホーム開幕戦ということもあり、フルスロットルでゲームに入った東京Vが背後へのボールを効果的に使いながら押し込む立ち上がりに。ボックス内に人数をかけた状況でクロスまで持ち込むが、手前で引っかかる場面が目立つ。10分には宮原和也の高い位置でのボール奪取からのクロスをファーでフリーの新井悠太が右足ダイレクトで合わすが、これは惜しくも枠の左へ外れた。 良い流れで試合を進めていたホームチームだったが、アクシデントが発生。守備対応の際に痛めた千田海人がプレー続行不可能となり、16分に松橋優安をスクランブル投入。宮原を3バックに下げて松橋を左ウイングバックに配置、翁長聖を右ウイングバックに移した。 この中断の間にG大阪も徐々に落ち着きを取り戻し、セットプレーや相手のハイラインの背後を狙ったカウンターから際どいシーンも創出。依然として主導権はホームチームも、より拮抗した展開となった。 前半半ばから終盤にかけては連動した前線からのプレスで相手に効果的な前進を許さないホームチームが主導権を掌握。狙いとするポケットへの侵入、ショートカウンターからフィニッシュに繋げていくが、決定機まであと一歩という状況が続く。また、前半終盤には競り合いの際の着地でヒザを痛めた山田剛綺がプレー続行不可能となり、41分に染野唯月が投入されて前半2度目の負傷で交代カードを切る形となった。 ゴールレスで折り返した後半、両ベンチがハーフタイムで動く。東京Vは山見を下げて福田を投入。G大阪は岸本と江川湧清を下げてサンフレッチェ広島から新加入の満田誠、佐々木翔悟を同時投入し、2列目は右から山下諒也、満田、倉田秋という配置に。 立ち上がりはG大阪が押し込む形となったが、52分には東京Vに決定機。松橋が相手陣内での見事なインターセプトからスルーパスを供給。これに福田が抜け出していきなりの恩返しゴールのチャンスも、ここは勇敢に飛び出したGK一森純が交錯しながらもボールを収めた。さらに、58分には波状攻撃から綱島悠斗のミドルシュートがDFにディフレクトしてゴール方向に向かうが、わずかにクロスバーの上を越えた。 一連のピンチを凌いだアウェイチームは、前半に比べて前からボールを奪いに行く意識を強め、球際でもイーブンの攻防に持ち込む。そして、カウンターの形からネタ・ラヴィ、美藤倫とボランチ2枚がミドルレンジのシュートを放っていく。 一進一退の状況が続くまま試合は後半半ばを過ぎて終盤戦へ突入。中盤での一歩も譲らない球際の攻防に加え、ゴール前でのせめぎ合いも徐々に増えていく。その流れでG大阪はボックス内での波状攻撃から満田、80分にはFKの場面でジェバリのヘディングシュートでゴールに迫ったが、ここは相手守備陣のブロックとGKマテウスの好守に阻まれた。 交代カードを切り合って迎えた85分、優勢のG大阪が押し切る。右サイドでの満田と山下のパス交換からジェバリを経由してボックス左でボールを受けた途中出場のファン・アラーノが狙いすました右足インスウィングのクロスを供給。これをファーに走り込んだジェバリが頭で合わせると、GKの手をはじいたボールがゴールネットに吸い込まれた。 これで追う展開となった東京Vは切り札の木村勇大を食野壮磨とともにピッチに送り出し、すぐさま反撃を開始。右サイドを崩した流れから波状攻撃を仕掛けて齋藤功佑のミドルシュートでゴールに迫るが、相手の身体を張ったブロックに遭う。 その後、9分が加えられた後半アディショナルタイムは守備陣が身体を張った守備でホームチームの攻撃を撥ね返しつつ、ジェバリや満田ら前線の選手がしたたかに時計を進める試合巧者のゲームクローズを見せたG大阪が0-1のまま逃げ切った。 この結果、今季2勝目を懸けた昨季上位対決はアウェイのG大阪に軍配が上がり、複数の主力不在のなかで大きな勝ち点3を手にした。敗れた東京Vは3度の負傷交代と不運にも見舞われ、ホーム連敗となった。 東京ヴェルディ 0-1 ガンバ大阪 【G大阪】 イッサム・ジェバリ(後40) 2025.03.02 16:10 Sun5