戸田和幸氏が選ぶ最優秀監督はコンテ!「崩れないチームの基盤をつくった」《戸田和幸インタビュー③》
2017.06.24 18:00 Sat
▽元日本代表で現在はサッカー解説者を務める戸田和幸氏に超ワールドサッカーがインタビューを実施。戸田氏は、2016-17シーズンのプレミアリーグ最優秀監督にチェルシーを優勝に導いたアントニオ・コンテ監督を選出した。
▽ユベントスやイタリア代表を指揮してきたコンテ監督は、今シーズンからチェルシーのトップチーム指揮官に就任。プレミアリーグ1年目で苦戦が予想されていた中、シーズン途中の[3-4-2-1]システム変更が功を奏したこともあり、プレミアリーグ記録の30勝を挙げる強さを発揮し、チェルシーを優勝に導いた。
▽戸田氏は、「崩れないチームの基盤をつくった」と、コンテ監督の手腕を高く評価。チェルシーは、9月24日に行われたプレミアリーグ第6節のアーセナル戦を0-3で落とし、当時の直近リーグ3戦で2分け1敗に。これを機にコンテ監督は4バックから3バックへとシステムを本格的に変更し、DFジョン・テリーやDFブラニスラフ・イバノビッチをレギュラー落ちさせた。戸田氏は、決断力あるコンテ監督の采配を称賛している。

「最優秀監督はコンテ監督で決まりですね。凄いですよ。一発で結果出しましたから。ちゃんとした全体像が間違いなくあって、多分ですが、イングランドだし、前監督のサッカーもあったので様子見で4バックで始めたんだと思います」
「ダビド・ルイスを獲得できた事もありなかなか上手くいかなかったこのタイミングで3バックに変えたのだと思います。思い切って変えて重鎮だった選手も外した。(エデン・)アザールと(ジエゴ・)コスタについては守備を免除させましたが、選手同士の長所と長所を重ね合わせることで守備面を上手にカバーしながら崩れないチームの基盤を作りました。守備面を他の選手に比べて免除している選手には得点を挙げるという明確な役割を与えた。できないことはさせないと、しかしその部分をカバーできる選手をしっかりと置いた」
「あと、対戦相手の力量や試合展開で(ネマニャ・)マティッチなのかセスクなのかというところで変化を付けながら戦いました。最後にFAカップ決勝で負けたのは残念でしたけどね。素晴らしいシーズンを終えてまた新たな選手が入って来ることになりましたが、どれぐらいバージョンアップするのか非常に楽しみにしています」
▽また戸田氏は、チェルシーに最後まで食い下がったトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督と、惜しくも3位に終わったマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督についても、自身の見解を示した。

「その上で技術が高くて判断力があるのがスパーズだと思います。(クリスティアン・)エリクセンが抜けることがあるかもしれませんがまだ若いチームですから伸びしろはたくさん残っている。それから素晴らしすぎるトレーニング施設を持ち新しいスタジアムも建設中だという事、そして来シーズンも再びCLの舞台が待っている。様々な視点で見てまだまだこれから成長が期待できるチームですし監督としても着実に評価を高めている」
「ポチェッティーノ監督は普段すごく穏やかなんですけど、やるときは一気にスイッチが入る。(練習を見た際に)コーチングなんかも印象に残りましたね」
「グアルディオラ監督は今季の終盤戦でイメージを掴めたのではないでしょうか。年明けから大きな成長を遂げレギュラーポジションを掴んだ(リロイ・)ザネ、(ガブリエウ・)ジェズスもハマった。ジェズスについてはグアルディオラ監督は非常に高く評価をしていると感じます。ジェズスという選手は攻守両面に於いて多くの選択肢を味方に与えることができます。安定したビルドアップを確立することが出来ず今季は相当苦労したと思いますが、監督の獲得を望んでいる選手が最終ラインに連れてくる事が来れば、来シーズンは大きく期待できると思います」
※25日は、第4弾を公開!戸田氏が注目するマンチェスター・シティのあの若手選手について語る!
▽ユベントスやイタリア代表を指揮してきたコンテ監督は、今シーズンからチェルシーのトップチーム指揮官に就任。プレミアリーグ1年目で苦戦が予想されていた中、シーズン途中の[3-4-2-1]システム変更が功を奏したこともあり、プレミアリーグ記録の30勝を挙げる強さを発揮し、チェルシーを優勝に導いた。
▽戸田氏は、「崩れないチームの基盤をつくった」と、コンテ監督の手腕を高く評価。チェルシーは、9月24日に行われたプレミアリーグ第6節のアーセナル戦を0-3で落とし、当時の直近リーグ3戦で2分け1敗に。これを機にコンテ監督は4バックから3バックへとシステムを本格的に変更し、DFジョン・テリーやDFブラニスラフ・イバノビッチをレギュラー落ちさせた。戸田氏は、決断力あるコンテ監督の采配を称賛している。

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──2016-17シーズンの最優秀監督はどなたでしょうか「最優秀監督はコンテ監督で決まりですね。凄いですよ。一発で結果出しましたから。ちゃんとした全体像が間違いなくあって、多分ですが、イングランドだし、前監督のサッカーもあったので様子見で4バックで始めたんだと思います」
「ダビド・ルイスを獲得できた事もありなかなか上手くいかなかったこのタイミングで3バックに変えたのだと思います。思い切って変えて重鎮だった選手も外した。(エデン・)アザールと(ジエゴ・)コスタについては守備を免除させましたが、選手同士の長所と長所を重ね合わせることで守備面を上手にカバーしながら崩れないチームの基盤を作りました。守備面を他の選手に比べて免除している選手には得点を挙げるという明確な役割を与えた。できないことはさせないと、しかしその部分をカバーできる選手をしっかりと置いた」
「あと、対戦相手の力量や試合展開で(ネマニャ・)マティッチなのかセスクなのかというところで変化を付けながら戦いました。最後にFAカップ決勝で負けたのは残念でしたけどね。素晴らしいシーズンを終えてまた新たな選手が入って来ることになりましたが、どれぐらいバージョンアップするのか非常に楽しみにしています」
「新シーズンはいよいよチャンピオンズリーグ(CL)がありますからね。やはりCLに出るとコンディションの維持にどこも苦労しますか。ですのでチームマネジメントの部分も含めて、新シーズンどれぐらいコンテ監督ができるのか。凄く期待しています」
▽また戸田氏は、チェルシーに最後まで食い下がったトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督と、惜しくも3位に終わったマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督についても、自身の見解を示した。

Getty Images
「ポチェッティーノ監督は着実にチームを引き上げてきています。そして監督の求めるものに対して選手が忠実に実践しているチームだと思います。このチームは3バックでも4バックでもプレイすることが出来ます。監督・コーチが要求しているものを素晴らしく能力の高い選手たちがハードワークをベースにしっかりと表現してきました」「その上で技術が高くて判断力があるのがスパーズだと思います。(クリスティアン・)エリクセンが抜けることがあるかもしれませんがまだ若いチームですから伸びしろはたくさん残っている。それから素晴らしすぎるトレーニング施設を持ち新しいスタジアムも建設中だという事、そして来シーズンも再びCLの舞台が待っている。様々な視点で見てまだまだこれから成長が期待できるチームですし監督としても着実に評価を高めている」
「ポチェッティーノ監督は普段すごく穏やかなんですけど、やるときは一気にスイッチが入る。(練習を見た際に)コーチングなんかも印象に残りましたね」
「グアルディオラ監督は今季の終盤戦でイメージを掴めたのではないでしょうか。年明けから大きな成長を遂げレギュラーポジションを掴んだ(リロイ・)ザネ、(ガブリエウ・)ジェズスもハマった。ジェズスについてはグアルディオラ監督は非常に高く評価をしていると感じます。ジェズスという選手は攻守両面に於いて多くの選択肢を味方に与えることができます。安定したビルドアップを確立することが出来ず今季は相当苦労したと思いますが、監督の獲得を望んでいる選手が最終ラインに連れてくる事が来れば、来シーズンは大きく期待できると思います」
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トッテナム・ホットスパーは、かつてアーセナルで最高経営責任者(CEO)を務めていたヴィナイ・ヴェンカテシャム氏(44)を新CEOに任命したという。『The Athletic』が伝えた。 ヴィナイ氏はオックスフォード大学を卒業後、三井物産で石油取引に従事。その後、デロイト・トーマツで戦略コンサルタントを務めるなどし、2010年にアーセナルに加わった。 当初は海外企業とのパートナーシップを取り扱い、後にグローバル・パートナーシップの責任者となると、アーセナルの商業面での役職を担い、一気に出世を果たす。特にスポンサーの拡大に尽力し、クラブにとって重要な収入面で大きな役割を果たすことに。かつてのサプライヤーであるプーマから現在のサプライヤーであるアディダスに切り替えた際にも尽力。大きな評価を受け、2020年からはアーセナルのCEOに就任していた。 在籍した14年間で大きな出世を果たしたヴィナイ氏。その間にチームは浮き沈みを経験するも、この数年は上昇気流に乗り、優勝争いも繰り広げるまでに復活したが、2024年夏で退任していた。 スパーズでは新シーズンから役職に就くとのこと。最大のライバルをよく知るヴィナイ氏はクラブを通じてコメントしている。 「この夏、トッテナム・ホットスパーに加入できることを大変嬉しく思う。少し時間をかけてエネルギーを充電し、今後の選択肢を検討してきたが、ダニエル(・レヴィ)、取締役会、そしてスタッフ全員と共にクラブを前進させる絶好の機会だと感じている」 また、ダニエル・レヴィ会長もヴィナイ氏のCEO就任を喜んだ。 「クラブは近年著しい成長を遂げており、経営陣の拡充が不可欠となっている。私はヴィナイ氏を長年の友人として知っており、プレミアリーグとECAで共に仕事をしてきた。成功に向けてクラブを発展させていく中で、彼が取締役会に加わってくれることを大変嬉しく思う」 今シーズンは低迷が著しいトッテナム。チームの立て直しの一翼を担うことができるだろうか。 2025.04.12 21:05 Sat4
スカッとゴール! 天才デレ・アリ、空中での反転トラップからそのままボレー
ストレスフルなこの社会。観るだけでスカッとするようなゴールで気分を晴らすのもアリなのでは。今回の企画では、朝の通勤時間などにオススメの爽快なゴールを映像付きでご紹介していきます。 2021年1月23日にご紹介するのは、今から5年前にトッテナムのイングランド代表MFデレ・アリが決めたゴールです。 <div id="cws_ad">◆抜群のセンスと極上のテクニック!“神童”デレ・アリが決めた、シーズンベストゴールに選ばれた衝撃のワンダーゴール!<div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJiZEdkTk44NCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> ◆ここがスカッと! 浮き球のパスをトラップすると、2トラップ目で相手選手をかわしつつ反転、そしてそのままボレーシュートでゴール左隅に決める。デレ・アリの創造性溢れるワンダーゴールです。 ◆2015-16シーズンベストゴール 今シーズンはジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を得られず、やや干されているデレ・アリですが、イングランド人らしからぬスキルフルなプレースタイルで、トッテナムの攻撃を支えてきました。 デレ・アリがブレイクを果たした2015-16シーズンの2016年1月23日に行われた、プレミアリーグ第23節のクリスタル・パレス戦では、リーグ史に残るスーパーゴールを決めています。 ホームのクリスタル・パレスに先制されながらも、1-1と追いついて迎えた84分、敵陣ボックス手前で右サイドから大きなサイドチェンジのボールを、MFクリスティアン・エリクセンがヘディングで中央やや左にいたアリに落とします。 アリはこれを地面に落とさずトラップすると、プレッシャーをかけに来たMFミル・ジェディナクを反転しながらのフリックで華麗にかわすと、高く上がったボールの落下点に完璧にミートするボレーシュートを放ちます。トップスピンのかかったボールは、低くコントロールされ、ゴール左下にキレイに決まりました。 このゴールはイギリス『BBC』が選ぶこのシーズンのプレミアリーグベストゴールに選出されています。 2021.01.23 07:00 Sat5