ネイマールのハットで4発快勝のバルセロナが6連勝で暫定首位キープ!《リーガエスパニョーラ》

2017.05.15 05:18 Mon
Getty Images
▽バルセロナは14日、エスタディオ・グラン・カナリアで行われたリーガエスパニョーラ第37節でラス・パルマスと対戦し、4-1で快勝した。
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▽前節、難敵ビジャレアルを一蹴し、リーグ5連勝で暫定首位をキープしたバルセロナ(勝ち点84)は、既に残留が確定している14位ラス・パルマス(勝ち点39)とのアウェイゲームに臨む。今節では1試合未消化ながら同勝ち点で2位に位置するレアル・マドリーと対戦する4位セビージャ(勝ち点69)のアシストを期待しつつ、残り試合全勝を目指すバルセロナは、前節から先発2人を変更。腰痛のピケに代わって、久々の出場となるマルロン、セルジ・ロベルトに代わって左利きのディーニュが右サイドバックに入った。
▽開始6分に慣れない右サイドバックで先発したディーニュが裏に飛び出したヘセ・ロドリゲスをボックス手前で倒し、あわや退場という場面を招くなど、慌ただしい入りとなったバルセロナ。しかし、時間の経過と共にボールを保持して相手を押し込むアウェイチームは、メッシのシュートなどで相手ゴールに迫る。

▽その後も攻勢を続けるバルセロナは、前半半ば過ぎに畳みかける攻めでゴールをこじ開ける。25分、自陣中央でブスケッツが絶妙なヒールパスをイニエスタに通すと、素早く反転したイニエスタが裏を狙うスアレスにスルーパスを供給。これに抜け出したスアレスが右を並走するネイマールにプレゼントパスを渡すと、難なくゴールネットに流し込んだ。

▽幸先良く先制に成功したバルセロナは、その2分後にもハーフウェイライン付近の左サイドでボールを持ったネイマールが背後を狙うスアレスに絶妙なスルーパスを送ると、スアレスがGKとの一対一を難なく制し、貴重な2点目を奪った。その後、ペースを落としたバルセロナはロケ・メサのミドルシュートでゴールを脅かされるが、前半を2点リードで終えた。
▽後半も危なげなく試合を運ぶバルセロナは、58分に前半に1枚カードをもらっていたディーニュに代えてアンドレ・ゴメスを投入。だが、この交代から数分後の63分にラス・パルマスにロングカウンターを許すと、ボックス右に抜け出したケビン・プリンス=ボアテングの折り返しをオーバーラップしてきたビガスに流し込まれ、1点を返される。

▽嫌な時間帯の失点で相手に勢いを与えたバルセロナだったが、頼れるブラジル代表FWがゴールをこじ開ける。67分、右サイドでラキティッチが鋭いクロスを入れると、中央のスアレスはわずかに届かないが、大外に走り込んだネイマールが薄く当てたヘディングがゴールに吸い込まれた。

▽この3点目で流れを引き戻したバルセロナは、71分にもカウンターから左サイドを突破したジョルディ・アルバのスルーパスに抜け出したネイマールが、ボックス左でDFと入れ替わり際に右足で触ったシュートがゴールに吸い込まれ、ハットトリックを達成した。

▽その後、79分にスアレスとラキティッチに代えてパコ・アルカセル、デニス・スアレスを投入して逃げ切りに成功したバルセロナが、敵地で4-1の快勝。同時刻開催でマドリーが勝利したため、勝ち点差は変わらずも6連勝で3連覇に望みを繋いだ。

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