ムンタリ「人種差別はどこにでもあって悪化している」カリアリ戦での試合放棄に言及
2017.05.09 06:20 Tue
4月30日に行われたセリエA第34節カリアリ戦で、ペスカーラのサリー・ムンタリが観客席から発せられた人種差別的なチャントに対して抗議を行った。そして、主審に対して試合を中断するように抗議したが認められず、警告処分を受ける形に。ムンタリは自らピッチを去り、抗議の意味を込めて試合放棄をしている。
その後、イタリアサッカー連盟(FIGC)はムンタリに対して1試合の出場停止処分を課したものの、後にムンタリの異議申し立てを受けて、処分取り消しを発表している。
この顛末について、ムンタリ自身が大手メディア『CNN』のインタビューで明かしている。
「人種差別はどこにでもあって、それはとても良くない形で問題になっている。僕はまるで犯罪者のように扱われたよ。人種的に非難されている状況で、ピッチに立ち続けることが正しくないと感じたので、自分からフィールドを出たんだ」
ムンタリは「僕が何を言いたかったかというと、ヘイトで苦しんでいる人は怖がらずに声を出してほしいということだ。それは恐れずに主張することが必要。何も怖がってはいけないんだ」と続け、人種差別に対しては勇気を持って異議を主張することが必要だと述べている。
肌の色や文化の違いについての差別的行為は以前から問題になっており、ムンタリの一連の行動のみならず、今後もサッカー界が向き合っていくテーマと言えそうだ。
提供:goal.com
その後、イタリアサッカー連盟(FIGC)はムンタリに対して1試合の出場停止処分を課したものの、後にムンタリの異議申し立てを受けて、処分取り消しを発表している。
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「人種差別はどこにでもあって、それはとても良くない形で問題になっている。僕はまるで犯罪者のように扱われたよ。人種的に非難されている状況で、ピッチに立ち続けることが正しくないと感じたので、自分からフィールドを出たんだ」
ムンタリは「僕が何を言いたかったかというと、ヘイトで苦しんでいる人は怖がらずに声を出してほしいということだ。それは恐れずに主張することが必要。何も怖がってはいけないんだ」と続け、人種差別に対しては勇気を持って異議を主張することが必要だと述べている。
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