【ELプレビュー】ホーム12戦無敗のアヤックスが初優勝目指すリヨンを迎え撃つ《アヤックスvsリヨン》
2017.05.03 06:30 Wed
▽ヨーロッパリーグ(EL)・準決勝1stレグ、アヤックスvsリヨンが日本時間3日25:45からアムステルダム・アレナで開催される。準決勝進出チームで唯一優勝経験のあるアヤックスが、初優勝を目指すリヨンをホームで迎え撃つ注目の初戦だ。
▽前身のUEFAカップ時代の1991-92シーズン以来となるEL制覇を目指すアヤックスは、延長戦までもつれこんだシャルケとの準々決勝を2戦合計3-2で制し、25年ぶりのベスト4進出を果たした。1stレグを2-0で先勝も、敵地での2ndレグでは0-2で2戦合計スコアで追いつかれたうえ、1人退場者を出す絶体絶命の状況も、延長戦でFWユーネスが決めた値千金のアウェイゴールで勝ち切り、若きチームは勢いに乗って2度目の戴冠を目指す。ただ、直近に行われた宿敵PSVとの一戦に敗れたアヤックスは、首位フェイエノールトとの勝ち点差が4ポイントに広がり、3年ぶりのエールディビジ制覇に黄色信号が灯る。その一方で、直近の公式戦から1週間以上休養期間があったため、心身共にフレッシュな状態で今回のリヨン戦に臨める。
▽一方、リーグ・アンでは7度の優勝を誇るリヨンだが、国際大会では未だビッグタイトルの獲得がなく、今回のEL制覇はクラブにとって初めてのタイトルを獲得する千載一遇のチャンスだ。ベシクタシュとの準々決勝では、サポーター同士の衝突などピッチ外の混乱と同様に試合も激しい展開となった中、2戦合計3-3のタイとなるもPK戦を見事に制し、初のベスト4進出を果たした。トップ3との勝ち点差が大きく広がっている国内リーグでは、前々節にモナコとの上位対決に敗れて5位に転落も、直近のアンジェ戦を2-1で勝利し、ELストレートイン圏内の4位をキープしている。
▽UEFA主催大会における両チームの通算対戦成績は、アヤックスの2勝2分け。また、アヤックスは直近のUEFA主催大会12試合で無敗(7勝5分け)を継続しており、現在は6連勝中と圧倒的な強さを誇っている。
▽アヤックス予想スタメン
DF:テテ、ダビンソン・サンチェス、デ・リフト、リードウォルド
MF:ジイェフ、シェーネ、クラーセン
FW:トラオレ、ドルベア、ユーネス
負傷者:DFシンクフラーフェン
出場停止者:DFフェルトマン、DFフィールヘーフェル
▽リヨン予想スタメン
DF:ジャレ、エンクル、ディアカビ、モレル
MF:ゴナロン、トゥサール
MF:ゲザル、ヴァルブエナ、マクスウェル・コルネ
FW:フェキル
負傷者:DFマンマナ、MFリブス、MFトリッソ、FWラカゼット
出場停止者:FWデパイ
▽前所属先のマンチェスター・ユナイテッドでELグループステージに出場していたデパイが、登録上の問題で欠場となる。また、遠征メンバー入りを果たしたものの、負傷を抱えるマンマナ、トリッソ、ラカゼットのセンターラインの主力3選手に関しては、前述の2選手が間に合う可能性があるものの、右太ももを痛めているラカゼットの先発起用は絶望的な状況だ。
▽スタメンに関しては前述の3選手のコンディション次第で大きく変わるが、代役候補にはエンクル、フェキル、コルネの名前が挙がっている。
★注目選手
◆アヤックス:MFハキム・ジイェフ
◆リヨン:MFマテュー・ヴァルブエナ
▽前身のUEFAカップ時代の1991-92シーズン以来となるEL制覇を目指すアヤックスは、延長戦までもつれこんだシャルケとの準々決勝を2戦合計3-2で制し、25年ぶりのベスト4進出を果たした。1stレグを2-0で先勝も、敵地での2ndレグでは0-2で2戦合計スコアで追いつかれたうえ、1人退場者を出す絶体絶命の状況も、延長戦でFWユーネスが決めた値千金のアウェイゴールで勝ち切り、若きチームは勢いに乗って2度目の戴冠を目指す。ただ、直近に行われた宿敵PSVとの一戦に敗れたアヤックスは、首位フェイエノールトとの勝ち点差が4ポイントに広がり、3年ぶりのエールディビジ制覇に黄色信号が灯る。その一方で、直近の公式戦から1週間以上休養期間があったため、心身共にフレッシュな状態で今回のリヨン戦に臨める。
▽一方、リーグ・アンでは7度の優勝を誇るリヨンだが、国際大会では未だビッグタイトルの獲得がなく、今回のEL制覇はクラブにとって初めてのタイトルを獲得する千載一遇のチャンスだ。ベシクタシュとの準々決勝では、サポーター同士の衝突などピッチ外の混乱と同様に試合も激しい展開となった中、2戦合計3-3のタイとなるもPK戦を見事に制し、初のベスト4進出を果たした。トップ3との勝ち点差が大きく広がっている国内リーグでは、前々節にモナコとの上位対決に敗れて5位に転落も、直近のアンジェ戦を2-1で勝利し、ELストレートイン圏内の4位をキープしている。
◆アヤックス◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽アヤックス予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オナナDF:テテ、ダビンソン・サンチェス、デ・リフト、リードウォルド
MF:ジイェフ、シェーネ、クラーセン
FW:トラオレ、ドルベア、ユーネス
負傷者:DFシンクフラーフェン
出場停止者:DFフェルトマン、DFフィールヘーフェル
▽シャルケとの2ndレグで退場したフェルトマンと累積警告によりフィールヘーフェルが出場停止となる。また、ヒザを痛めているシンクフラーフェンの欠場も決定。そのため、レギュラー不在の左右のサイドバックにテテ、リードウォルドが入る見込みだ。
◆リヨン◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽リヨン予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:アントニー・ロペスDF:ジャレ、エンクル、ディアカビ、モレル
MF:ゴナロン、トゥサール
MF:ゲザル、ヴァルブエナ、マクスウェル・コルネ
FW:フェキル
負傷者:DFマンマナ、MFリブス、MFトリッソ、FWラカゼット
出場停止者:FWデパイ
▽前所属先のマンチェスター・ユナイテッドでELグループステージに出場していたデパイが、登録上の問題で欠場となる。また、遠征メンバー入りを果たしたものの、負傷を抱えるマンマナ、トリッソ、ラカゼットのセンターラインの主力3選手に関しては、前述の2選手が間に合う可能性があるものの、右太ももを痛めているラカゼットの先発起用は絶望的な状況だ。
▽スタメンに関しては前述の3選手のコンディション次第で大きく変わるが、代役候補にはエンクル、フェキル、コルネの名前が挙がっている。
★注目選手
◆アヤックス:MFハキム・ジイェフ

Getty Images
▽アヤックスの注目プレーヤーは、“魔術師”の愛称を持つ天才レフティーのジイェフだ。今夏トゥベンテからアヤックスに加入したモロッコ代表MFは、加入当初こそボールをこねすぎるなど、効率の悪いプレーを非難されることが多かったが、ここまで公式戦12ゴール17アシストと、きっちり数字を残すと共に圧巻の左足を生かしたスペクタクルなプレーでアムステルダム・アレナを沸かしている。インテンシティーの高いリヨンの中盤に対して、不用意なボールロストが散見されるジイェフのプレースタイルは諸刃の剣ともいえるが、うまく相手のハイプレッシャーを回避できれば、魔法の左足で多くの決定機を創出できるはずだ。また、シェーネと共にプレースキックの場面でのプレーにも要注目だ。◆リヨン:MFマテュー・ヴァルブエナ

Getty Images
▽一方、リヨンの注目プレーヤーは百戦錬磨のベテラン司令塔のヴァルブエナだ。本来であれば、絶対的エースのFWラカゼット、ビッグクラブ注目のセントラルMFトリッソを注目プレーヤーに推したいところだが、共に軽傷を抱える両選手には欠場の可能性がある。その中でヴァルブエナには、キャプテンのMFゴナロンと共に豊富な経験でチームをけん引することが期待される。卓越したプレービジョンに加え、精度の高い両足のキックを兼備する32歳のフランス人MFには、ゲザルやフェキル、コルネと勢いはあるものの、やや一本調子の若手を巧みに操り、緩急自在の攻撃を演出する働きが求められる。また、プレースキックの場面ではDFディアカビとのホットライン開通を狙いたいところだ。アヤックスの関連記事
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cu9QAafNbmz/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">(@fernandotorres)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.02.16 17:00 Fri2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.7 “ファン・ハールの最高傑作”圧巻の強さでCL&国内リーグ戴冠/アヤックス[1994-95]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.7</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1994-95シーズン/アヤックス 〜ファン・ハールの最高傑作〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1994-95ajax.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ルイス・ファン・ハール(42) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ、エールディビジ 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係10:★★★★★★★★★★ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">圧巻の強さでCL&国内リーグ戴冠</div> 当時のアヤックスは、ユース育成プログラムが結実したチームだった。ダービッツやセードルフ、ファン・デル・サール、クライファート、デ・ブール兄弟など、下部組織出身の若手選手がチームの中核を担った。チームを率いていたのは、1991年にアシスタントコーチから監督に昇格して4年目のシーズンとなるファン・ハール。前年に続く連覇を狙ったシーズンだった。そのエールディビジでは27勝7分無敗、106得点28失点という圧巻の数字で見事に優勝を果たした。そして、1990年代最強とも恐れられたチームは、CLでも強さを発揮する。準決勝でバイエルンを2試合合計5-2で撃破すると、勢いそのままに臨んだ決勝のミラン戦もクライファートの決勝弾で1-0と勝利。ビッグイヤー戴冠を果たした。 しかし、その後のアヤックスは低迷していく。理由は、1995年に出されたボスマン判決だ(契約満了した選手が他クラブへ自由に移籍することを法的に保護)。ボスマン判決により、アヤックスは欧州ビッグクラブの草刈場とも言える状況に晒され、有望な若手が次々と国外へ流失することになった。この結果、アヤックスはそれまでよりも欧州で成功を収めることが困難になってしまった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">伝統的スタイル</div> 布陣は、アヤックスの伝統である3トップの3-4-3。ナイジェリアのフィニディ・ジョージとオランダのオーフェルマルスという、抜群のスピードを活かしたドリブルを武器とするウインガーを両翼に配したサイドアタックが最大の武器だった。彼らのお膳立てを受けたのが、リトマネンとクライファート。デビューシーズンのクライファートはフィニッシャーとしてゴールを量産。リトマネンはシャドウストライカー的な役割を担い、相手DFを混乱させた。 ゲームを組み立てるのは、インサイドハーフのセードルフとロナルド・デ・ブール。両者共に万能型で、テクニック、パス、ドリブルなどを高いレベルで兼ね備えるプレーメイカーだった。また、中盤のフィルター役は、キャリア終盤のライカールトやダービッツが務め、相手のチャンスの芽を効率よく摘んでいた。そして、攻撃的フットボールを支えるのに重要なDF陣には、フランク・デ・ブールとブリント、ライツィハーが名を連ねている。当時、ハイラインだった最終ラインをしっかりまとめあげたベテランのブリント、機動力を備えるF・デブールとライツィハーは広範囲をカバーした。もちろん、“足元の技術で魅せた最初のGK”である若き日のファン・デル・サールの存在も忘れてはならない。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWパトリック・クライファート(18)</span> アヤックスの下部組織出身だったクライファートは、このシーズンにトップチームのファン・ハール監督に見出されてデビュー。若さに見合わず安定してゴールを挙げ続けると、最終的にリーグ戦18ゴールという記録を残した。CL決勝のミラン戦では途中出場となったものの、85分に決勝点を奪取。クラブにとって22シーズンぶりとなる欧州タイトル獲得に貢献し、“アヤックスが誇るヤングスター”として、広く認知されるようになった。そして、1997年にはボスマン・ルールを行使してミランに移籍。その後、1998年にバルセロナへ移籍し、ファン・ハールと再会している。 2019.04.06 22:00 Sat3
トリノがアヤックスDFスフールスを完全移籍で獲得! ブレーメルの後釜候補に
トリノは18日、アヤックスからオランダ代表DFペル・スフールス(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。 アヤックスの発表によると、移籍金は900万ユーロ(約12億3000万円)となり、アドオンを含めると最大1130万ユーロ(約15億5000万円)となる。契約期間は1年の延長オプションが付随する2026年までの4年契約となる模様だ。 フォルトゥナ・シッタートでプロキャリアをスタートしたスフールスは、2018年1月にアヤックスへ完全移籍で加入。フォルトゥナ・シッタートへのレンタルバック、ヨング・アヤックスでのプレーを経て、2019–20シーズンから本格的にトップチームに定着。ここまで公式戦93試合に出場していた。 191cmの恵まれた体格を生かした強さと巧さを兼ね備えた安定した守備、中盤でもプレー可能なほどの足元の技術、そのパスセンスから、バイエルンDFマタイス・デ・リフトらとも比較される万能型のセンターバックだが、やや伸び悩んでいる印象もあり、守備者として学ぶものが多いイタリアへの移籍を決断した。 ユベントスに旅立ったブラジル人DFグレイソン・ブレーメルの後釜と目される若きオランダ人DFは、その穴を埋めることができるか。 2022.08.19 07:00 Fri4
アディダスがドイツW杯公式球「チームガイスト」をリメイクし、レアルやユナイテッドなど9クラブのアパレルに展開!
アディダスは2日、2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)の公式試合球である「TEAMGEIST(チームガイスト)」を現代版にリメイクし、9クラブのアパレルとして展開することを発表した。 「TEAMGEIST」は、ボールのデザインとしても有名であり、当時もアパレルコレクションを展開。今回は9クラブで展開される。 その9クラブは、レアル・マドリー、ユベントス、マンチェスター・ユナイテッド、アヤックス、バイエルン、アーセナル、セルティック、フラメンゴ、ボカ・ジュニアーズ。特別コレクションとなっている。(セルティック、フラメンゴ、ボカは日本展開なし) 商品は、ジャージー、スウェットシャツ、Tシャツ、ウーブンジャケット、ウーブンパンツなどで展開されている。 ジャージーは8490円、スウェットシャツは7690円、Tシャツは6490円、ウーブンジャケットは1万1000円、ウーブンパンツ は8990円で販売される。なお、12月2日18時から順次発売開始となる。 <span class="paragraph-title">【写真】9クラブのアパレルデザインをチェック!</span> <span data-other-div="movie"></span> 【発売場所】 <a href="https://shop.adidas.jp/item/?collection=teamgeist" target="_blank">アディダス オンラインショップ</a> 【レアル・マドリー】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 【ユベントス】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 【マンチェスター・ユナイテッド】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 【アーセナル】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw12.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJmZjk2Zjc3UiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 【バイエルン】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw13.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw14.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw15.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 【アヤックス】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw16.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw17.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw18.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 【セルティック】※日本展開無し <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw19.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw20.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw21.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 【フラメンゴ】※日本展開無し <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw22.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw23.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw24.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 【ボカ・ジュニアーズ】※日本展開無し <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw25.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw26.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20211202_tw27.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 2021.12.02 22:01 Thu5