【会見&質疑応答】4月開幕とミッドウィーク開催について「収益よりもサッカーのクオリティ」《天皇杯》
2017.04.17 18:23 Mon
▽日本サッカー協会(JFA)は17日、22日に開幕する第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の開幕記者会見を行った。
「既に2021チームによる県の大会は始まっております。そして、9日に県の代表が決定し、22日から天皇杯の本大会が始まっていくわけでございます。サッカー観戦の絶好の季節となりました。Jリーグも始まり、そして天皇杯も始まり、様々なサッカーが日本中で展開されています。いよいよ、楽しみなシーズンとなってまいりました」
「昨年、鹿島アントラーズはご存知の通り、クラブワールドカップで素晴らしい成績を残し、素晴らしい戦いをしてくれました。そして、その大会の勢いそのままに、この天皇杯に臨み、今年1月1日に大阪で行われた川崎フロンターレとの試合では、素晴らしい試合を展開し、盛り上げてくれました。川崎フロンターレとの試合においては、今までの天皇杯の歴史の中で初めてサッカー専用スタジアムで行われました。その素晴らしさというのを改めて、我々サッカー界の者は知ることになりました」
「そして今回、第97回の決勝は同じく埼玉スタジアム2002というサッカー専用スタジアムで行うことが決定しました。私たちは初めて埼玉スタジアム2002で行われる決勝戦に向けて素晴らしい大会を進めることに全力を尽くし、盛り上げ、来年の元旦の決勝を満員にし、素晴らしい試合ができる環境を作っていきたいと思います。いよいよ22日からは県予選を勝ち抜いたチームの戦いが始まります。皆さん、ぜひ注目して観ていただければと思います」
「まずは代表選手が出場できる日程にしたということです。水曜日開催ではりますが、代表選手が出ることを優先したい。つまり、ベストのチームで臨む大会にしたいというのを最優先しました。裏側について申し上げると、水曜日にすることによって収益の部分は必ずしもプラスになるわけではありません。しかし、やはりカップ戦を水曜日にしてベストなチーム同士が戦えるそういう環境にしていきたいです。そして、Jリーグを週末にやることで定着していきたい、サッカー界全体のことを考え、我々は予算ということではなく、サッカーのクオリティを考えたうえでこの日程にしました。そういう意味でより一層、スリリングでレベルの高い試合になると信じています」
──会長はこの大会のどのような試合が観たいか
「昨年も何試合か観させていただき、今年も22日の試合を観に行くつもりでおります。私は、昨年の鹿島と川崎Fの吹田で行われたあの試合は非常に素晴らしかったと思います。それは試合の内容ももちろんですが、鹿島があのレアル・マドリーと戦ったクオリティをそのまま出してくれた、それに対して川崎Fもしっかりとミスのない試合をしてくれた、そしてスタジアムが一体となったことを考えると、僕はあの決勝戦は非常に歴史的な試合だったと思っています。私自身は今回、福島のFCいわきの試合を観に行く予定にしておりますが、一回戦が土曜日、日曜日ということで非常に盛り上がった、お客さんの入る試合を期待しております。エキサイティングな試合を期待しています。是非、TV中継をしっかりしていただき、外で観られるようにもお願いします」
◆岡野光喜氏(スルガ銀行株式会社 代表取締役会長兼CEO)
「日本サッカー界において最も権威と伝統があり、カテゴリーを超えて真の日本一のサッカーチームを決める第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会に今年も特別協賛させていただくことに誠に光栄に存じております」
「本大会は全国各地を勝ち上がったチームのみが参加できる、サッカー関係者にとってまさに夢の舞台であります。アマチュアチームは、プロチームとの真剣勝負が可能であり、プロチームは本大会で優勝することにより、ACL出場という世界への挑戦権を獲得できるなど、アマ・プロ双方にとって大きな夢のある大会であります。夢をミッションに掲げるわが社にとっては、この大会に特別協賛させていただけることは、まさにサッカーに集まる全ての夢を応援することで認識しております」
「また、ジャイアントキリングを巻き起こしたチームの天皇杯を象徴するゴールを表彰する『SURUGA I DREAM Award』を設け、大会を盛り上げていきたいと考えております。今回も多くのジャイアントキリングが起こり、大会が盛り上がることを期待しております」
◆松崎康弘氏(天皇杯実施委員会委員長)
──水曜日開催であればアマチュアチームの選手が職場を休めないなど、参加に支障が出るのではないか
「二回戦についてはJリーグのチームも多く出てくるということ、一回戦についてはアマチュアチームが主体となる。一回戦、二回戦とずっとアマチュアチームの選手が水曜日に休むということはなかなか難しいことだというのは感じていました。その部分では都道府県の方と十分に議論をさせていただきました。当初は一回戦についても水曜日でした。しかし、そこはさすがにアマチュアの選手に続けて休みを取っていただいてプレーすることは試合のクオリティを下がってしまうということもあり、様々に検討した結果、JFAの理事会で日程を変えさせていただきました。二回戦以降については、今度はJリーグのチームの日程のこともありますので、まずは一回戦だけ土日の開催とさせていただきました」
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▽会見に出席した田嶋幸三氏(日本サッカー協会会長)と松崎康弘氏(天皇杯実施委員会委員長)、岡野光喜氏(スルガ銀行株式会社 代表取締役会長兼CEO)の一同は、同大会開催に向けての挨拶を行い、メディア陣による質疑応答にも応対。真の日本一を決める同大会の開催に向けての想いやジャイアントキリングへの期待を口にした。また、前回大会との大きな変更点でもある、例年より早い4月開幕や代表選手の出場を狙いとした2回戦以降のミッドウィーク開催についても説明している。◆田嶋幸三氏(日本サッカー協会会長)「既に2021チームによる県の大会は始まっております。そして、9日に県の代表が決定し、22日から天皇杯の本大会が始まっていくわけでございます。サッカー観戦の絶好の季節となりました。Jリーグも始まり、そして天皇杯も始まり、様々なサッカーが日本中で展開されています。いよいよ、楽しみなシーズンとなってまいりました」
「そして今回、第97回の決勝は同じく埼玉スタジアム2002というサッカー専用スタジアムで行うことが決定しました。私たちは初めて埼玉スタジアム2002で行われる決勝戦に向けて素晴らしい大会を進めることに全力を尽くし、盛り上げ、来年の元旦の決勝を満員にし、素晴らしい試合ができる環境を作っていきたいと思います。いよいよ22日からは県予選を勝ち抜いたチームの戦いが始まります。皆さん、ぜひ注目して観ていただければと思います」
──今までは夏からの開幕であったのが、今年は4月からとなったことでこの日程に期待していることは
「まずは代表選手が出場できる日程にしたということです。水曜日開催ではりますが、代表選手が出ることを優先したい。つまり、ベストのチームで臨む大会にしたいというのを最優先しました。裏側について申し上げると、水曜日にすることによって収益の部分は必ずしもプラスになるわけではありません。しかし、やはりカップ戦を水曜日にしてベストなチーム同士が戦えるそういう環境にしていきたいです。そして、Jリーグを週末にやることで定着していきたい、サッカー界全体のことを考え、我々は予算ということではなく、サッカーのクオリティを考えたうえでこの日程にしました。そういう意味でより一層、スリリングでレベルの高い試合になると信じています」
──会長はこの大会のどのような試合が観たいか
「昨年も何試合か観させていただき、今年も22日の試合を観に行くつもりでおります。私は、昨年の鹿島と川崎Fの吹田で行われたあの試合は非常に素晴らしかったと思います。それは試合の内容ももちろんですが、鹿島があのレアル・マドリーと戦ったクオリティをそのまま出してくれた、それに対して川崎Fもしっかりとミスのない試合をしてくれた、そしてスタジアムが一体となったことを考えると、僕はあの決勝戦は非常に歴史的な試合だったと思っています。私自身は今回、福島のFCいわきの試合を観に行く予定にしておりますが、一回戦が土曜日、日曜日ということで非常に盛り上がった、お客さんの入る試合を期待しております。エキサイティングな試合を期待しています。是非、TV中継をしっかりしていただき、外で観られるようにもお願いします」
◆岡野光喜氏(スルガ銀行株式会社 代表取締役会長兼CEO)
「日本サッカー界において最も権威と伝統があり、カテゴリーを超えて真の日本一のサッカーチームを決める第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会に今年も特別協賛させていただくことに誠に光栄に存じております」
「本大会は全国各地を勝ち上がったチームのみが参加できる、サッカー関係者にとってまさに夢の舞台であります。アマチュアチームは、プロチームとの真剣勝負が可能であり、プロチームは本大会で優勝することにより、ACL出場という世界への挑戦権を獲得できるなど、アマ・プロ双方にとって大きな夢のある大会であります。夢をミッションに掲げるわが社にとっては、この大会に特別協賛させていただけることは、まさにサッカーに集まる全ての夢を応援することで認識しております」
「また、ジャイアントキリングを巻き起こしたチームの天皇杯を象徴するゴールを表彰する『SURUGA I DREAM Award』を設け、大会を盛り上げていきたいと考えております。今回も多くのジャイアントキリングが起こり、大会が盛り上がることを期待しております」
◆松崎康弘氏(天皇杯実施委員会委員長)
──水曜日開催であればアマチュアチームの選手が職場を休めないなど、参加に支障が出るのではないか
「二回戦についてはJリーグのチームも多く出てくるということ、一回戦についてはアマチュアチームが主体となる。一回戦、二回戦とずっとアマチュアチームの選手が水曜日に休むということはなかなか難しいことだというのは感じていました。その部分では都道府県の方と十分に議論をさせていただきました。当初は一回戦についても水曜日でした。しかし、そこはさすがにアマチュアの選手に続けて休みを取っていただいてプレーすることは試合のクオリティを下がってしまうということもあり、様々に検討した結果、JFAの理事会で日程を変えさせていただきました。二回戦以降については、今度はJリーグのチームの日程のこともありますので、まずは一回戦だけ土日の開催とさせていただきました」
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