酒井高フル出場のHSVが3位ホッフェンハイムを下す! フントの2発で残留へ貴重な勝ち点3《ブンデスリーガ》
2017.04.09 05:33 Sun
▽ブンデスリーガ第28節のハンブルガーSVvsホッフェンハイムが8日にアイエムテック・アレーナで行われ、2-1でハンブルガーSVが勝利した。ハンブルガーSVのDF酒井高徳はフル出場している。
▽前節のドルトムント戦に3-0で敗れたものの、残留圏内の14位をキープしているハンブルガーSV(勝ち点30)は、ドルトムント戦から先発メンバーを3人変更。GKアトラーとエクダル、グレゴリッチュに代えてGKマゼニアとK・パパドプーロス、フントを起用した。酒井高はボランチとして先発に名を連ねた。
▽一方、前節でバイエルン相手にクラブ史上初となる勝利を飾った3位ホッフェンハイム(勝ち点51)は、その一戦から先発メンバーを3人変更。デミルバイとトルジャン、アミリに代えてビカクチッチとシュベクラー、テラッツィーノを起用した。
▽試合は攻守の切り替わりが早いものの、互いにシュートまで持ち込めない低調な立ち上がりとなる。ハンブルガーSVは16分、ボックス手前でパスを受けた酒井高が一人かわして左足を振り抜く。しかし、これはGKバウマンに正面でキャッチされる。
▽対するホッフェンハイムは21分、ボックス左でクロスを受けたジューレが粘り強いキープから右足を振り抜くも、ゴール左にわずかに逸れてしまう。
▽先制を許したホッフェンハイムだったが、カウンターから絶好のチャンスが訪れる。33分、テラッツィーノからのサイドチェンジをボックス右で受けたビカクチッチがオストルツォレクに倒されてPKを獲得。これをクラマリッチが冷静に右隅へと沈めた。
▽後半に入ると試合を振り出しに戻したホッフェンハイムがハンブルガーSVを攻め立てる。48分、ボックス手前でのパス回しからヒュブナーがボックス中央にスルーパス。これに反応したワグナーと飛び出したGKマゼニアが交錯すると、ボールはゴールの方向へ。しかし、カバーに入っていたディークメイアーに対応され、勝ち越しゴールはならない。
▽その後もホッフェンハイムに押し込まれるハンブルガーSVだったが、GKマゼニアのゴールキックから勝ち越しゴールを奪う。75分、最前線でゴールキックを収めたホルトビーがウッドとのワンツーで最終ラインの裏へと抜け出し、ボックス内に侵攻。GKバウマンを引き付けて右にラストパスを送ると、これを走り込んだフントが流し込んだ。
▽勝ち越しゴールを許したホッフェンハイムは89分、ボックス左外でFKを獲得する。これを途中出場のアミリが角度のないところから右足で狙うと、左ポストに直撃。こぼれ球をジューレが拾うも決め切ることができない。
▽終了間際の右CKでは、GKバウマンも上がって同点ゴールを奪いにいくも、実らずそのまま試合終了。先発起用に応えるフントの2ゴールを守り切ったハンブルガーSVが1部残留に向けて貴重な勝ち点3を獲得。一方、下位相手に8試合ぶりの敗戦を喫したホッフェンハイムは、4位ドルトムントとの勝ち点差を広げることができなかった。
▽前節のドルトムント戦に3-0で敗れたものの、残留圏内の14位をキープしているハンブルガーSV(勝ち点30)は、ドルトムント戦から先発メンバーを3人変更。GKアトラーとエクダル、グレゴリッチュに代えてGKマゼニアとK・パパドプーロス、フントを起用した。酒井高はボランチとして先発に名を連ねた。
▽一方、前節でバイエルン相手にクラブ史上初となる勝利を飾った3位ホッフェンハイム(勝ち点51)は、その一戦から先発メンバーを3人変更。デミルバイとトルジャン、アミリに代えてビカクチッチとシュベクラー、テラッツィーノを起用した。
▽対するホッフェンハイムは21分、ボックス左でクロスを受けたジューレが粘り強いキープから右足を振り抜くも、ゴール左にわずかに逸れてしまう。
▽前半半ばが経過すると、ハンブルガーSVがセットプレーから均衡を破る。25分、ボックス右手前で獲得したFKをフントが左足で直接狙うと、これがゴール左隅を突き刺さった。
▽先制を許したホッフェンハイムだったが、カウンターから絶好のチャンスが訪れる。33分、テラッツィーノからのサイドチェンジをボックス右で受けたビカクチッチがオストルツォレクに倒されてPKを獲得。これをクラマリッチが冷静に右隅へと沈めた。
▽後半に入ると試合を振り出しに戻したホッフェンハイムがハンブルガーSVを攻め立てる。48分、ボックス手前でのパス回しからヒュブナーがボックス中央にスルーパス。これに反応したワグナーと飛び出したGKマゼニアが交錯すると、ボールはゴールの方向へ。しかし、カバーに入っていたディークメイアーに対応され、勝ち越しゴールはならない。
▽その後もホッフェンハイムに押し込まれるハンブルガーSVだったが、GKマゼニアのゴールキックから勝ち越しゴールを奪う。75分、最前線でゴールキックを収めたホルトビーがウッドとのワンツーで最終ラインの裏へと抜け出し、ボックス内に侵攻。GKバウマンを引き付けて右にラストパスを送ると、これを走り込んだフントが流し込んだ。
▽勝ち越しゴールを許したホッフェンハイムは89分、ボックス左外でFKを獲得する。これを途中出場のアミリが角度のないところから右足で狙うと、左ポストに直撃。こぼれ球をジューレが拾うも決め切ることができない。
▽終了間際の右CKでは、GKバウマンも上がって同点ゴールを奪いにいくも、実らずそのまま試合終了。先発起用に応えるフントの2ゴールを守り切ったハンブルガーSVが1部残留に向けて貴重な勝ち点3を獲得。一方、下位相手に8試合ぶりの敗戦を喫したホッフェンハイムは、4位ドルトムントとの勝ち点差を広げることができなかった。
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