シュライカー大阪一筋、9年間プレーした元フットサル日本代表FP村上哲哉が現役引退「2012年のW杯後に一度引退を考えていた」
2017.02.19 23:59 Sun
▽19日に住吉スポーツアリーナで行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第33節、大阪vs仙台は11-2で大阪が勝利した。
「ホーム最終戦にご来場いただきありがとうございました。そして、1年間長いシーズン本当に熱い応援ありがとうございました」
「2008年にシュライカー大阪に入団して、9年間シュライカー大阪一筋でここまでプレーしてきました。最高の仲間、スタッフに恵まれ、この9年間は僕の人生にとって大切な宝です」
「最後になりましたが、先ほど木暮監督からもあったように、3月3日、岸和田市総合体育館、7時キックオフ。Fリーグの10年目にして歴史が変わる瞬間を、会場をオレンジに染めて僕たち選手にパワーをください。本当にありがとうございました」
▽また、セレモニー後に取材に応じた村上は、これまでのFリーグや思い出、リーグタイトルへの想いを語ってくれた。
──Fリーグで9年間プレーされましたが振り返ってみて
「2008年に入団してからあっという間で、このチームで数々のタイトルを獲らせてもらいました。唯一Fリーグのタイトルを獲っていなかったんですが、今シーズンは最大の目標であったので、リーグで年間1位を獲ることはできましたし、3月3日プレーオフファイナルでしっかりとタイトルを獲るということに集中して、良い形で現役生活を終えたいと思います」
──カップ戦などでのタイトル獲得は何度かありましたが、リーグタイトルへの想いは強かったですか
「カップ戦はサッカーでもそうですが、一発勝負で何が起こるかわかりません。どこが優勝してもおかしくない状況で、自分たちが優勝できました。長いリーグ戦の戦いの中でチーム力を維持して1位を獲るということは、今シーズン改めて名古屋オーシャンズの偉大さ、9連覇したチーム力というのが本当にすごいことだと思いました。今シーズンのシュライカー大阪はブレずにリーグ1位を獲るという目標にチーム全員が犠牲心を払い、試合に出る出ないに関わらずチームのために力を出し切ったことが、この結果に繋がっていると思います」
──今シーズン初ゴールだったと思いますが
「キャリアの中でも今シーズンが最も苦しかったというか厳しかったというか、プレシーズンがケガから始まって、開幕もメンバーに入りましたが遅れて入ることになりました。シーズン途中でもヒザと足首をケガして、コンディション的にもあげられない状況が続いていました。監督からも1点獲ったら流れは変わるからと言われていましたが、なかなか結果を出せず、出場時間もちょっとずつ減っていきました。その中で、若い選手も含めて自分がどのような選手生活を送れば良いかを考えて、背中で、姿勢で見せていくしかないなと思っていました」
「監督とチームにリスペクトをしてもらい、点獲ってこいという形で後半は長い時間出場させてもらいました。そこで1点獲れたというのは、自分としても持っているのかなというのもありますし、チームのメンバーに恵まれてここまで来れたなと改めて感じました」
──木暮監督は、就任してからは今までとは違う関係だと語っていた。その中でリーグタイトルを目指すということはどんな心境か
「もともと2012年のW杯後に一度引退を考えていたんですが、ちょうどそのタイミングで木暮さんが監督になるということで、自分もリーグタイトルを獲っていませんでしたし、そこでもう一回心に火がつきました。木暮監督が選手の時に、背中を見て、FIRE FOXの時も、代表の時もやってきました。その監督の下で、大きなタイトルを獲ろうというモチベーションを持って、3年目で達成できました」
「自分がどれだけ試合に出て貢献できたかはわかりませんが、チームとして自分の役割をしっかりと理解して、チームのために、監督のために仲間のために出し切るスタイルは1年間ブレずにやってきました。3月3日に敗れるとここまで積み上げてきたものがなくなってしまうので、しっかり集中して3日に決めたいと思います」
──Fリーグでプレーしてきた中で最も思い出に残っている試合は
「僕は2年前のプレーオフファイナルでバサジィ大分に勝って、バルドラール浦安に勝って、最後は名古屋オーシャンズに負けてしまいました。あの時に森岡薫選手(現ペスカドーラ町田)にマンツーマンで付けと監督に言われたんですが、あの試合がキャリアの中でやり合えました。その分悔しさもありましたけど、その悔しさがあったからこそ、今シーズンタイトルまであと一歩のところに来ていると思います。そういった意味で、あの2年前のプレーオフは僕の中で残っています」
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▽リーグ発足10年目にして初めて名古屋オーシャンズからリーグ戦1位を奪ったシュライカー大阪は、試合開始35秒にFPチアゴがゴール。その直後に同点とされるも、FPアルトゥール、FP小曽戸允哉、FPヴィニシウスと連続得点。前述の4名に加え、FP永井義文が2ゴールずつを記録すると、今シーズン限りでの現役引退を発表していたFP村上哲哉もゴール。11-2で圧勝を収めた。▽試合後、今シーズン限りでの引退を発表していた元フットサル日本代表FP村上哲哉の引退セレモニーが開催。家族やファン・サポーターへの感謝の気持ちを述べるとともに、3月3日に行われるプレーオフファイナルへの来場を呼びかけていた。(C)CWS Brains,LTD.
◆FP村上哲哉(シュライカー大阪)「ホーム最終戦にご来場いただきありがとうございました。そして、1年間長いシーズン本当に熱い応援ありがとうございました」
「2008年にシュライカー大阪に入団して、9年間シュライカー大阪一筋でここまでプレーしてきました。最高の仲間、スタッフに恵まれ、この9年間は僕の人生にとって大切な宝です」
「これまで楽しいこともあれば、ケガでプレーできず苦しい時もありましたが、いつも近くでサポートしてくれる家族、サポーター、仲間、スタッフのおかげでここまでたどり着くことができました。現役生活もプレーオフファイナルラウンド、全日本選手権のみとなりました。僕のフットサル人生全てをかけて、素晴らしい仲間と共に、残りの2つのタイトルを目指し、最後まで全力で戦います」
「最後になりましたが、先ほど木暮監督からもあったように、3月3日、岸和田市総合体育館、7時キックオフ。Fリーグの10年目にして歴史が変わる瞬間を、会場をオレンジに染めて僕たち選手にパワーをください。本当にありがとうございました」
▽また、セレモニー後に取材に応じた村上は、これまでのFリーグや思い出、リーグタイトルへの想いを語ってくれた。
──Fリーグで9年間プレーされましたが振り返ってみて
「2008年に入団してからあっという間で、このチームで数々のタイトルを獲らせてもらいました。唯一Fリーグのタイトルを獲っていなかったんですが、今シーズンは最大の目標であったので、リーグで年間1位を獲ることはできましたし、3月3日プレーオフファイナルでしっかりとタイトルを獲るということに集中して、良い形で現役生活を終えたいと思います」
──カップ戦などでのタイトル獲得は何度かありましたが、リーグタイトルへの想いは強かったですか
「カップ戦はサッカーでもそうですが、一発勝負で何が起こるかわかりません。どこが優勝してもおかしくない状況で、自分たちが優勝できました。長いリーグ戦の戦いの中でチーム力を維持して1位を獲るということは、今シーズン改めて名古屋オーシャンズの偉大さ、9連覇したチーム力というのが本当にすごいことだと思いました。今シーズンのシュライカー大阪はブレずにリーグ1位を獲るという目標にチーム全員が犠牲心を払い、試合に出る出ないに関わらずチームのために力を出し切ったことが、この結果に繋がっていると思います」
──今シーズン初ゴールだったと思いますが
「キャリアの中でも今シーズンが最も苦しかったというか厳しかったというか、プレシーズンがケガから始まって、開幕もメンバーに入りましたが遅れて入ることになりました。シーズン途中でもヒザと足首をケガして、コンディション的にもあげられない状況が続いていました。監督からも1点獲ったら流れは変わるからと言われていましたが、なかなか結果を出せず、出場時間もちょっとずつ減っていきました。その中で、若い選手も含めて自分がどのような選手生活を送れば良いかを考えて、背中で、姿勢で見せていくしかないなと思っていました」
「監督とチームにリスペクトをしてもらい、点獲ってこいという形で後半は長い時間出場させてもらいました。そこで1点獲れたというのは、自分としても持っているのかなというのもありますし、チームのメンバーに恵まれてここまで来れたなと改めて感じました」
──木暮監督は、就任してからは今までとは違う関係だと語っていた。その中でリーグタイトルを目指すということはどんな心境か
「もともと2012年のW杯後に一度引退を考えていたんですが、ちょうどそのタイミングで木暮さんが監督になるということで、自分もリーグタイトルを獲っていませんでしたし、そこでもう一回心に火がつきました。木暮監督が選手の時に、背中を見て、FIRE FOXの時も、代表の時もやってきました。その監督の下で、大きなタイトルを獲ろうというモチベーションを持って、3年目で達成できました」
「自分がどれだけ試合に出て貢献できたかはわかりませんが、チームとして自分の役割をしっかりと理解して、チームのために、監督のために仲間のために出し切るスタイルは1年間ブレずにやってきました。3月3日に敗れるとここまで積み上げてきたものがなくなってしまうので、しっかり集中して3日に決めたいと思います」
──Fリーグでプレーしてきた中で最も思い出に残っている試合は
「僕は2年前のプレーオフファイナルでバサジィ大分に勝って、バルドラール浦安に勝って、最後は名古屋オーシャンズに負けてしまいました。あの時に森岡薫選手(現ペスカドーラ町田)にマンツーマンで付けと監督に言われたんですが、あの試合がキャリアの中でやり合えました。その分悔しさもありましたけど、その悔しさがあったからこそ、今シーズンタイトルまであと一歩のところに来ていると思います。そういった意味で、あの2年前のプレーオフは僕の中で残っています」
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