【CLプレビュー】連覇狙うマドリーに最もホットな刺客《レアル・マドリーvsナポリ》
2017.02.15 08:00 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦1stレグ、レアル・マドリーvsナポリが、日本時間15日28:45からサンチャゴ・ベルナベウで開催される。史上初のCL連覇を目指すマドリーと、クラブ史上2度目の決勝トーナメント進出を果たし、初のベスト8進出を目指すナポリが激突する打ち合い必至の一戦だ。
▽昨季王者のマドリーは、ドルトムント、スポルティング・リスボン、レギア・ワルシャワと同居したグループFを3勝3分けの無敗で終えたものの、格下レギア・ワルシャワとの敵地でのドローが響き、ドルトムントに次ぐ2位通過となった。
▽2016年を公式戦37戦無敗で終えたマドリーだが、2017年4戦目のセビージャ戦で無敗記録が40試合でストップすると、以降は3勝1敗1分けと結果、内容ともに停滞気味。直近の国内リーグでは最下位オサスナ相手に[3-5-2]の奇策を採用もハマらず、格下相手に辛勝。絶好調のナポリをホームに迎える今回の一戦に不安を残した。それでも、昨季のラウンド16でローマを退け、決勝トーナメントでの対イタリア勢の連敗を「8」でストップしたジダン率いる前回王者の優位は揺るがない。
▽一方、ベンフィカ、ベシクタシュ、ディナモ・キエフと実力拮抗のグループBを3勝1敗2分けで首位通過したナポリは、2011-12シーズン以来、2度目のグループステージ突破を果たした。
▽昨季王者と対峙する今回の一戦に向けて下馬評は芳しくないが、昨年10月末のユベントス戦の敗戦以降、公式戦18戦無敗(12勝6分け)を継続するナポリは、現時点のヨーロッパ主要リーグで最もホットなクラブの1つであり、マドリーの連覇を阻む刺客として期待を集める。とりわけ、“ファルソ・ヌエベ(偽9番)”として躍動するFWメルテンス、古巣対戦となるヨーロッパ屈指のラインブレイカーのFWカジェホン、変幻自在のアタッカーのFWインシーニェで構成するトリデンテは、少しタイプは異なるものの、マドリーにとってはトラウマのグアルディオラ時代のバルセロナを彷彿とさせるものがあり、番狂わせの可能性は十二分にあるはずだ。
▽レアル・マドリー予想スタメン
DF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:ルーカス・バスケス、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド
負傷者:DFダニーロ、MFベイル
出場停止者:なし
▽直近のオサスナ戦で足首を負傷したダニーロ、練習復帰を果たしたものの、コンディションが整っていないベイルが欠場となる。システムに関してはオサスナ戦で採用した[3-5-2]が機能しなかったため、慣れ親しんだ[4-3-3]に戻す可能性が高い。より攻撃的に戦うならば、ルーカス・バスケスに代えてMFイスコをトップ下に配す[4-3-1-2]の採用も考えられる。
▽ナポリ予想スタメン
DF:ヒサイ、アルビオル、クリバリ、グラム
MF:ジエリンスキ、ディアワラ、ハムシク
FW:カジェホン、メルテンス、インシーニェ
負傷者:なし
出場停止者:なし
▽主力に出場停止者、負傷者ともにいない。GKと最終ライン、3トップ、キャプテンのハムシクの先発は鉄板となっているが、アンカーと右インサイドハーフに関しては、ディアワラとMFジョルジーニョ、ジエリンスキとMFアランを併用している。直近のジェノア戦では、アンカーにディアワラ、右インサイドハーフにジエリンスキが起用されたため、今度はジョルジーニョ、アランと行きたいところだが、格上マドリーとの対戦を考慮し、ジョルジーニョよりも守備力に長けたディアワラのアンカー起用が濃厚。右インサイドハーフに関しては、攻撃的に戦うならばジエリンスキ、守備的に戦うならばアランを起用する形となる。
★注目選手
◆レアル・マドリー:DFセルヒオ・ラモス
▽マドリーの守備陣を統率するセルヒオ・ラモスとしては、アンカーに入るカゼミロ、相棒のヴァランと共に、掴みどころがないベルギー代表FWに良い形で前を向かせない守備が求められる。加えて、ポジショニングと集中力に難があるマルセロの左サイドは、ラインブレイカーのカジェホンの餌食になる可能性が高く、左センターバックでプレーするセルヒオ・ラモスのカバーリングが重要となる。ここ最近、攻撃時のセットプレーで圧倒的な存在感を放つ一方、本職の守備でピリッとしない闘将だが、今回の一戦ではナポリの強力トリデンテをきっちり封じたい。
◆ナポリ:FWドリエス・メルテンス
▽169cmの小兵アタッカーは精度の高い両足のキックに、小回りの利くドリブル、創造的なプレーと元々持ち合わせていたドリブラーの要素に加え、偽CFへのコンバートをキッカケに、カジェホンやハムシクといったチームメートの得意とするオフ・ザ・ボールの質が上がっており、[4-4-2]のコンパクトな守備ブロックを構築するマドリーの守備攻略に持ってこいの人材だ。今回の試合では相手の前線からのプレスが弱いこともあり、センターバックが比較的自由にクサビを打ち込める可能性が高い。その中でメルテンスがマッチアップするカゼミロや両センターバックのマークをかい潜り、良い形で前向きの仕掛けやハムシクらへの落としのプレーができれば、ナポリの得点の可能性は非常に高まるはずだ。
▽昨季王者のマドリーは、ドルトムント、スポルティング・リスボン、レギア・ワルシャワと同居したグループFを3勝3分けの無敗で終えたものの、格下レギア・ワルシャワとの敵地でのドローが響き、ドルトムントに次ぐ2位通過となった。
▽2016年を公式戦37戦無敗で終えたマドリーだが、2017年4戦目のセビージャ戦で無敗記録が40試合でストップすると、以降は3勝1敗1分けと結果、内容ともに停滞気味。直近の国内リーグでは最下位オサスナ相手に[3-5-2]の奇策を採用もハマらず、格下相手に辛勝。絶好調のナポリをホームに迎える今回の一戦に不安を残した。それでも、昨季のラウンド16でローマを退け、決勝トーナメントでの対イタリア勢の連敗を「8」でストップしたジダン率いる前回王者の優位は揺るがない。
▽昨季王者と対峙する今回の一戦に向けて下馬評は芳しくないが、昨年10月末のユベントス戦の敗戦以降、公式戦18戦無敗(12勝6分け)を継続するナポリは、現時点のヨーロッパ主要リーグで最もホットなクラブの1つであり、マドリーの連覇を阻む刺客として期待を集める。とりわけ、“ファルソ・ヌエベ(偽9番)”として躍動するFWメルテンス、古巣対戦となるヨーロッパ屈指のラインブレイカーのFWカジェホン、変幻自在のアタッカーのFWインシーニェで構成するトリデンテは、少しタイプは異なるものの、マドリーにとってはトラウマのグアルディオラ時代のバルセロナを彷彿とさせるものがあり、番狂わせの可能性は十二分にあるはずだ。
▽なお、両チームの通算対戦成績は、マドリーの1勝1分け。CLの前身チャンピオンズカップ時代の1987-88シーズンの決勝トーナメント1回戦で実現した同カードでは、“キンタ・デル・ブイトレ”と評された黄金時代のマドリーが、マラドーナを擁したナポリを撃破している。それから約30年ぶりとなる今回の対戦では、果たしてどちらが勝ち抜きを決めるのか。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ケイロル・ナバスDF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:ルーカス・バスケス、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド
負傷者:DFダニーロ、MFベイル
出場停止者:なし
▽直近のオサスナ戦で足首を負傷したダニーロ、練習復帰を果たしたものの、コンディションが整っていないベイルが欠場となる。システムに関してはオサスナ戦で採用した[3-5-2]が機能しなかったため、慣れ親しんだ[4-3-3]に戻す可能性が高い。より攻撃的に戦うならば、ルーカス・バスケスに代えてMFイスコをトップ下に配す[4-3-1-2]の採用も考えられる。
◆ナポリ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽ナポリ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:レイナDF:ヒサイ、アルビオル、クリバリ、グラム
MF:ジエリンスキ、ディアワラ、ハムシク
FW:カジェホン、メルテンス、インシーニェ
負傷者:なし
出場停止者:なし
▽主力に出場停止者、負傷者ともにいない。GKと最終ライン、3トップ、キャプテンのハムシクの先発は鉄板となっているが、アンカーと右インサイドハーフに関しては、ディアワラとMFジョルジーニョ、ジエリンスキとMFアランを併用している。直近のジェノア戦では、アンカーにディアワラ、右インサイドハーフにジエリンスキが起用されたため、今度はジョルジーニョ、アランと行きたいところだが、格上マドリーとの対戦を考慮し、ジョルジーニョよりも守備力に長けたディアワラのアンカー起用が濃厚。右インサイドハーフに関しては、攻撃的に戦うならばジエリンスキ、守備的に戦うならばアランを起用する形となる。
★注目選手
◆レアル・マドリー:DFセルヒオ・ラモス

Getty Images
▽レアル・マドリーの注目プレーヤーは、ヨーロッパ屈指の破壊力を誇るナポリ攻撃陣と対峙するディフェンスリーダーのセルヒオ・ラモス。ナポリのトリデンテは、偽CFとして完全覚醒したメルテンス、卓越したテクニックと創造性を持つインシーニェ、オフ・ザ・ボールの動きに定評があるカジェホンと機動力と流動性に富んだディフェンダー泣かせの強力ユニットだ。とりわけ、ペナルティエリア近辺に留まらず、中盤と前線を行き来して前向きな仕掛けで決定機に絡むメルテンスへの対応は非常に難しい。▽マドリーの守備陣を統率するセルヒオ・ラモスとしては、アンカーに入るカゼミロ、相棒のヴァランと共に、掴みどころがないベルギー代表FWに良い形で前を向かせない守備が求められる。加えて、ポジショニングと集中力に難があるマルセロの左サイドは、ラインブレイカーのカジェホンの餌食になる可能性が高く、左センターバックでプレーするセルヒオ・ラモスのカバーリングが重要となる。ここ最近、攻撃時のセットプレーで圧倒的な存在感を放つ一方、本職の守備でピリッとしない闘将だが、今回の一戦ではナポリの強力トリデンテをきっちり封じたい。
◆ナポリ:FWドリエス・メルテンス

Getty Images
▽一方、ナポリの注目プレーヤーは、今季のヨーロッパサッカー界で最も旬なアタッカーの1人となっているメルテンスだ。ナポリ3年目を迎える29歳のベルギー代表FWは、これまで体型、プレースタイルと共通点の多いインシーニェと左ウイングのポジションで出場機会を分け合うなど、ナポリにとって絶対的な存在ではなかった。だが、ユベントスに旅立ったFWイグアインの後釜として加入し、開幕から躍動したFWミリクの負傷離脱を受け、最前線で起用されると偽CFとして完全に覚醒。今季ここまでの公式戦29試合で20ゴール11アシストと、圧巻の存在感を放っている。▽169cmの小兵アタッカーは精度の高い両足のキックに、小回りの利くドリブル、創造的なプレーと元々持ち合わせていたドリブラーの要素に加え、偽CFへのコンバートをキッカケに、カジェホンやハムシクといったチームメートの得意とするオフ・ザ・ボールの質が上がっており、[4-4-2]のコンパクトな守備ブロックを構築するマドリーの守備攻略に持ってこいの人材だ。今回の試合では相手の前線からのプレスが弱いこともあり、センターバックが比較的自由にクサビを打ち込める可能性が高い。その中でメルテンスがマッチアップするカゼミロや両センターバックのマークをかい潜り、良い形で前向きの仕掛けやハムシクらへの落としのプレーができれば、ナポリの得点の可能性は非常に高まるはずだ。
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