苦戦もバーンリーに逆転勝利のスパーズが2連勝で上位追走!《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第17節、トッテナムvsバーンリーが18日にホワイト・ハート・レーンで行われ、トッテナムが2-1で逆転勝利した。

▽前節、ハル・シティ相手に快勝した5位トッテナムは、上位追走に向けて連勝が求められるところ。直近5試合で1勝4敗と調子を落とす13位バーンリーをホームに迎えた今節は、連戦を考慮して先発2人を変更。アルデルヴァイレルトとムサ・シッソコに代わって、デンベレとウィンクスが先発に入り、システムを[3-4-3]から[4-2-3-1]に戻した。

▽開始2分にボックス内でデレ・アリが決定機に絡むなど、戦前の予想通り押し込む入りとなったトッテナム。その後も攻撃的なサイドバックの攻め上がりを生かし、前線のデレ・アリやエリクセンがアクセントを付けるなど、多彩な仕掛けでゴールに迫る。
▽だが、11分にゴール前でグレイに与えた決定機をGKロリスのビッグセーブで凌ぐなど、ややリスクマネジメントの部分で綻びを見せたトッテナムは、21分にボックス内での混戦から2つのクリアミスが重なり、ボイドの折り返したボールをバーンズに押し込まれ、まさかの先制点を献上してしまう。

▽それでも、すぐさま反撃に出たホームチームは、28分に右サイドのウォーカーがゴール前に低くて速いクロスを入れると、タイミング良く走り込んだデレ・アリがワンタッチで流し込み、同点に追いつく。その後はきっちり主導権を握って再三の決定機を作り出すが、41分にケインが放った決定的なシュートが、相手GKヒートンのビッグセーブに遭うなど、前半のうちに試合を引っくり返すことはできなかった。▽1-1のイーブンで迎えた後半もトッテナムが押し込み、バーンリーが堅守速攻で応戦する展開が続く。この流れの中でエリクセンが54分にゴール至近距離からヘディングシュートを放つが、再びGKヒートンの好守に阻まれる。

▽何とか早い時間帯に勝ち越したいトッテナムは、63分にデンベレを下げて好調のムサ・シッソコを投入。するとこの選手交代が逆転ゴールをもたらす。71分、カウンターから中央を持ち上がったムサ・シッソコのスルーパスに抜け出したローズが、ボックス左角度のないところから強烈な左足のシュートをニアサイドに突き刺した。

▽逆転に成功したトッテナムは、デレ・アリに代えてソン・フンミン、77分には足を痛めたローズに代えてベン・デイビスを投入。76分には高速カウンターからボックス付近で数的優位を作り出すが、ソン・フンミンが強引に左足で放ったシュートは枠を捉え切れず、絶好の追加点のチャンスを逃した。それでも、首位チェルシーに次ぐ堅守を誇る守備陣がきっちりリードを守り切って、2-1の勝利。格下相手に苦しみながらもトッテナムが、リーグ戦2連勝を飾った。