吉田フル出場のサウサンプトン、ハポエル・ベエルシェバにドローで痛恨のGS敗退《EL》

2016.12.09 07:09 Fri
Getty Images
サウサンプトンは8日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループK最終節でハポエル・ベエルシェバをホームに迎え、1-1で引き分けた。

▽前節スパルタ・プラハ戦を0-1で落とした2位サウサンプトン(勝ち点7)は、同勝ち点で並ぶ3位ハポエル・ベエルシェバに0-0の引き分けか勝利で突破が決まる中、0-3で敗れた直近のクリスタル・パレス戦のスタメンから3選手のみを変更。吉田がELでは6試合連続スタメンとなった。

▽開始2分、サウサンプトンが決定機を演出。左CKからオースティンが決定的なヘディングシュートを放ったが、GKの正面を突いた。良い入りを見せたサウサンプトンはレドモンドとシムズの両翼から打開にかかる。
▽一方、勝利するかゴールを奪っての引き分けで突破となるハポエルは前からプレスをかけていくと、19分にブサグロがボックス右から際どいシュートを浴びせるも枠の上を越えていった。

▽その後も一進一退の攻防を繰り広げると、35分にレドモンドのミドルシュートでゴールに迫る。そんな中、オースティンが空中戦の競り合いで体勢を崩した際に右肩を脱臼し、39分にロングとの交代を強いられた。ハーフタイムにかけてはサウサンプトンが押し気味に試合を進めるもゴールは割れず、前半を0-0で終えた。
▽迎えた後半も引き続き押し込む流れとしたサウサンプトンだったが、打開しきれずにいると、60分にシムズに代えてタディッチを投入する。その後もなかなかフィニッシュの形に持ち込めないサウサンプトンだったが、ハポエルにもチャンスを与えずに時間を消化。

▽ところが79分、サウサンプトンは痛恨の失点を喫する。ロメウのミスパスから攻撃に転じられると、ボックス手前右からブサグロにミドルシュートを叩き込まれてしまった。

▽2点が必要となったサウサンプトンはワード=プラウズを投入し、パワープレーに転じるべく吉田を前線に上げる。すると89分、左クロスに吉田がドンピシャのタイミングでヘディングシュート。しかし、GKの正面を突いてしまう。それでも追加タイム1分、左クロスを受けたファン・ダイクがシュートを流し込み、同点に持ち込む。会場が一気に盛り上がりを見せる中、追加タイム3分には吉田がヘディングシュートでゴールに近づいたが、わずかに枠の左に外れてタイムアップ。ハポエル・ベエルシェバにクラブ創設初のグループステージ突破を許してしまった。

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